ディック・ブルーナが手掛けた世界的に有名なキャラクター「ミッフィー」。シンプルながらもかわいらしく、大人になっても好きな方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんなミッフィーの絵本のなかから特におすすめのものを紹介していきます。子どもの興味を惹きつけて離さない仕掛けが施されているものもたくさん。ぜひチェックしてみてください。
ミッフィーと一緒にいろいろなものや動物が登場。そのたびに「これなあに?」と問いかけて、名前を覚えていくことができます。
のぞき穴の仕掛けが付いているので、次に何が出てくるのかな?と好奇心も膨らむでしょう。赤ちゃんを対象にした絵本です。
- 著者
- 出版日
- 2005-05-26
視力が弱い幼児にとって、ブルーナのシンプルな色と形のイラストは判別がしやすい優れもの。
また本書の特徴は、1歳6ヶ月ごろから重要になってくる指差しの訓練ができることです。目と手の連動を鍛えるためには、「これなあに?」と問いかけた後に「きりんさんはどこ?」などの言葉をかけてあげましょう。
ミッフィーがむしめがねを持ってお出かけする物語。むしめがねがあると、小さなものでもよく見えます。反対に大きくなりすぎて、びっくりしてしまうことも?
むしめがねの不思議を楽しみながら、ミッフィーといろいろなものを見に行ける作品です。
- 著者
- ["村田 さち子", "ディック ブルーナ"]
- 出版日
- 1998-09-30
むしめがねのレンズの部分は穴になっていて、次のページが覗ける仕掛けになっています。
大きくなって見えるものはいったいどんなものなのか、声掛けをしながら読み進めていくと、小さなお子さんも興味深く読めるはずです。
今日はミッフィーのお誕生日。たくさん仲間がプレゼントを持ってきてくれます。次々と贈り物の中身を確かめていくミッフィー。最後に登場する1番大きなプレゼントの中身はなんでしょうか。
どんな子どもでも楽しみな誕生日を、ワクワクする仕掛けが盛り上げていきます。
- 著者
- 出版日
- 2005-06-04
まずは誰がやってきたのか、ドアをめくって確認。次にプレゼントの中身を、包み紙をめくって確認。まず絵に注目し、仕掛けを見つけ、実際に手で触れるという、考えて行動をするプロセスのトレーニングになる絵本です。
小さい子どもは動くものに興味をもつので、「めくってごらん」と促すのもおすすめ。イラストもかわいく、読み聞かせる親御さんもほっこりとした気分になれます。
ミッフィーの1日を追っていくお話。12時になったらご飯、3時になったらおやつ……と時計を見て時間を確認しながら、行動していきます。
シンプルでわかりやすい構成で、読み聞かせているうちに自然と時間の感覚が身についてくるでしょう。
- 著者
- 出版日
- 1997-11-27
時計の見方だけでなく、規則正しい生活習慣を学ぶのにも役立ちます。ご飯の時間になっても食べたくない、寝る時間になっても寝たくない……などイヤイヤ期を迎えた子どもにもおすすめです。
本書のなかではミッフィーも幼稚園に通っていて、対象年齢の子どもたちと生活リズムが似ているのもポイントでしょう。
ページ右側がタブのようにずれている仕様になっているので、小さな手でもめくりやすいのも魅力的です。
フェルメールの名画のなかに、ミッフィーが登場。描かれている人に対し、「このひとはどうしてこんな手なの」「何をしているところなの」と問いかけていきます。
ミッフィーの視点を借りて、子どもには難しいと思われがちな名画を見ていきます。先入観のない子どもたちはどのようなことを感じるでしょうか。
- 著者
- 出版日
- 2012-06-07
写実的な作風と光源の巧みさから「光の画家」として有名なフェルメール。登場するのは、「真珠の耳飾りの少女」「牛乳を注ぐ女」など、誰しもが1度は見たことのある作品ばかりです。
ミッフィーの素朴な言葉を通じて、名画が描かれた背景を自然と知ることができるでしょう。もちろん大人も楽しめる一冊です。
いろいろな仕掛けが特徴の知育絵本を紹介してきました。ミッフィーという親しみやすいキャラクターを通して、幼児期から身の回りに集中する力を付けてくれるはずです。