動物が出てくる人気の仕掛け絵本!おすすめ6選をご紹介!

更新:2021.12.14

子どもの想像力は無限大。絵本をひらく、めくる、ひっぱる、おす、とじると指先を使うことで脳は活性化されていきます。しかけ絵本は、おどろきとともに、子どもの積極性や自発性を高めてくれることでしょう。特に動物は目を引きやすく、楽しんで遊ぶことができます。子どもが興味を示す、瞬間を見逃さずにいっしょに読んでみましょう。何度も読みたくなる、子どもが喜ぶ動物のしかけ絵本のご紹介です。

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動物からのなぞなぞ仕掛け絵本

ジャングルの中にはどんな動物がいるのかな。川や草むらや木のなかにいる動物はなあに。さわってごらん。わたしはだあれ。おおきな「くち」です。わたしはだあれ。

かわいらしい表情であざやかな色の動物たちが語りかけてき、いろんなことを教えてくれます。好奇心がいっぱいの心は、すぐに絵本の世界にとびこむでしょう。

著者
ベック ワード
出版日
2006-04-01

子どもはクイズも大好きですね。クイズのヒントで考えて、本の窓のなかにみえる生きものにさわって、動物をおもいうかべたら、待ちきれずに横のつまみをひいて、どんどん読み進めていくでしょう。

赤ちゃんのころはまだ文字はわかりませんが、楽しい雰囲気を感じとることや、指や感覚を刺激することで、五感を伸ばしていきます。おかあさんといっしょにお話しして楽しんで、1人で読めるようになったら、こんどはお友だちにもお話ししてくれることでしょうね。

登場する動物によろこびながら、たくさんの知りたい気持ちに出会えるしかけ絵本です。

赤ちゃんから読める工夫がいっぱい!ちょっとした仕掛け絵本

赤ちゃんが認識しやすい、赤や黒といった色を使った、まさに赤ちゃんのための仕掛け絵本です。

真っ赤なりんごは白い背景に描かれ、他にも黒い背景の中にある白い雪だるまに、赤い背景の中を歩くたくさんの黒いありなど様々。背景と描かれている物とのコントラストがはっきりしているので、赤ちゃんの目をパッと引きつけます。

リズミカルな台詞も魅力の一つで赤ちゃんの耳に馴染み、心地よく感じるようです。最後のページは3色全部の色で描かれた風船が登場。ここには仕掛けがあり、いくつかの風船がくり抜きになっていて、次のページに続く面白さを感じさせることができるでしょう。

厚紙でできているので、赤ちゃんがめくっても大丈夫!指さしや自分でページをめくることなどができるようになったら、次は色を指さして大人に伝えたり、ページをめくりながらくり抜きの仕掛けを楽しんだりと、長く楽しむことができますよ。

著者
柏原 晃夫
出版日
2010-06-22

赤ちゃんでも分かりやすい色と絵、短く聞きとりやすい台詞の一つひとつが赤ちゃんの視線と心を掴むこの作品。まだねんねの時期の2,3ヶ月の赤ちゃんでも、この絵本を読み始めると目を絵本の方に向けて見つめる姿には驚かされますよ。全ての絵はシンプルですが、表情豊かな顔が描かれていることも魅力の一つです。

「あか、しろ、くろ」というフレーズが何度も登場するので、色の名前に興味を持つきっかけ作りにもピッタリ。あかちゃんはもちろん言葉に興味を持ち始めた時期にもおすすめなので、ぜひその時の興味に合わせてゆっくりと楽しんでみてくださいね。

フォティキュラー技術で作られた仕掛け絵本

動く写真で見る南極、北極の動物の世界。人が見る方向を変えることで写っている物体が立体的に見えるという仕組みを使ったホログラムのような「Photicular(フォティキュラー)」技術が絵本になりました。

本をゆっくりとひらくと、ペンギンがよちよちと左右に体をゆらしながら歩いてきます。白い雪と氷の世界が動きだし、手を伸ばすとすぐに届きそうです。ページをひらくたびに目のまえに広がる北極と南極大陸。

著者
["キャロル カウフマン", "ダン ケイネン"]
出版日
2016-03-04

ホッキョクグマの親子や牙の長いセイウチの動き、シベリアンハスキーの走る姿が躍動感をもってあらわれます。ラストはカーテンのように流れるオーロラが幻想的に浮かびあがります。

立体的に活動するリアルな動物たちに好奇心がますます刺激され、親子で瞳を輝かせて何度もページをめくってしまうことでしょう。動物の大きさ、生息地、食事などくわしい説明もついていて、図鑑としても楽しめます。

『サファリ』『オーシャン』に続く『ポーラー』は、ニューヨークに住むアーティストで発明家のダン・ケイネンたちから子どもたちへの素晴らしいおくりものです。

大人もほしい、アートな仕掛け絵本

紙の魔術師と呼ばれるロバート・サブダの飛び出すしかけ絵本を手にとったことがありますか。誰にも真似できないアイディアと圧倒的な技術で、日本でも展覧会が開かれるほど人気のあるアメリカのポップアップ絵本作家です。

シンプルな表紙をひらくと「すご~い!」の声が聞こえる、恐竜好きはもちろん、苦手な子も好きになる色あざやかな美しさです。ティラノサウルスの迫力に、「恐竜に食べられちゃう」とどきどきしながらすぐに恐竜時代に引き込まれることでしょう。子どもから大人まで息をのむ驚きが詰まっています。

著者
["ロバート サブダ", "M. ラインハート"]
出版日

一冊一冊が職人さんの手作りで作られたすばらしい仕掛けのポップアップです。飛び出す大迫力の恐竜たち、こまやかな動きとダイナミックな表現で作りこまれたしかけに、何度読んでもびっくりできる迫力があります。

50種類以上の恐竜の生い立ちが盛り込まれた立体の恐竜百科は、説明の漢字にはルビがふられていて、親子でいっしょに本を開くたびに新しい発見と感動をあたえてくれるはずです。世界20カ国以上で翻訳されている太古の世界は、数ある恐竜の本の中でもおすすめの一冊です。

ことば遊びが楽しい仕掛け絵本

目と手を使って覚えるしかけ絵本は、好奇心をくすぐり集中力が続くといわれています。また、めくることが楽しい、よめることが楽しい、しかけをめくってわかることが楽しいと、何度も開いてしまう魅力があります。

著者
マーティン ケリー
出版日

この絵本はかわいい動物たちが教えてくれることばあそびです。はんたいことばがわかるかなと動物たちはことばをかくして尋ねてきます。サイやキリンや愛らしいカバがどんどん登場しtえきてワクワクします。

まだ文字がよめない頃は、親子でお話ししながら読みましょう。耳で覚えたり、しかけを手で使いながら目で楽しんだり、遊びながらことばが身につく知育絵本です。

そして1人で動物の動きを楽しみながら、つまみをひいたり、しかけをめくったり、はんたいことばをいってみようと遊んでくれるようになると、子どもの成長を感じることもでき、長いお付き合いができる本です。

キティちゃんと話せる仕掛け絵本

赤ちゃんの心と知能は、耳や目や手で刺激をうけとることで豊かに育っていきます。ハイハイができるようになったら、身近なものに対する音にも興味がでてきますね。

なき声にびっくり!音のでるキティちゃんの絵本です。言わずと知れた、子供でもわかりやすいシンプルで愛らしい子猫のキャラクター。子供が大好きなお友達の一人ですよね。そしてこの本、ページをひらくと彼女からの質問です。

著者
出版日
2010-11-06

どこにやって来たかな、なんていう動物かな、どんななき声かな。つぎは1人でほしのマークのぼたんをおしてみよう。きょうは牧場、あしたは動物園、つぎはサーカス……とキティちゃんといっしょに楽しくお出かけできます。

子どもは音がでるものが大好きです。きっとリアルな動物のなき声におどろき、またボタンを押してしまいますよ。2回めをおすとつづく声がその動物の説明をしてくれます。まさに楽しく学べますね。

読めば、普段からなき声をまねしたり、好きな動物になりきって遊ぶことでしょう。親子で動物になりきって遊ぶのも面白そうです。

子どもが動くものに大きな興味をしめすことは、動物の子どもが動くものに敏感に反応することをみてもよく理解できますね。わくわくする気持ちがとまらないしかけ絵本といっしょに、お話ししながら過ごす時間はとっても楽しいものでしょう。ぜひおすすめの本で子供の世界が広がる様子を一緒に見てみましょう。

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