電車の中、お風呂でのんびりしている時、寝る前……そんなついついスマホをいじってしまいがちなスキマ時間に読むのにおすすめな、癒やされるラブコメ漫画をピックアップしました。電子書籍サイトebookjapanではリニューアルに伴いTポイントアップキャンペーンを実施中。この機会に使ってみては!
社会人のスキマ時間といえば、通勤。電車に揺られている時間を睡眠や勉強に使っている人も多いのではないでしょうか。
会社に向かっていても帰り道でも、なるべく疲れを溜めずに過ごしたいもの。乗り換えなどもあると、余計に時間の使い方が難しいですよね。
そんな通勤時間におすすめな漫画が、『先輩がうざい後輩の話』。背が低く子ども扱いされることがコンプレックスな後輩と、がっしりとした見た目どおり言動も豪快な先輩のやりとりが、読めば読むほどクセになる作品です。
先輩がうざい後輩の話
2018年03月23日
ちょっぴりガサツだけど⾯倒⾒のいい先輩・武⽥と、そんな彼に素直になれない(︖)後輩・五⼗嵐。 ⾃覚のない2⼈の微妙な距離感にページをめくる指が止まらないことまちがいなし︕
主人公の五十嵐は子どもに見られがちな背の低さがコンプレックス。武田のもとに配属になったものの、入社日に中学生に間違われ、第一印象は最悪なものに。その後も「大人扱い」をされないことに、「うざい!」と、ついつっかかってしまう五十嵐ですが、日々の仕事の中で、その優しさや「自分を認めてくれていること」に気付いていきます。
看病に来てもらったことをきっかけに、より武田を意識するようになってしまった五十嵐。クリスマスや社内行事など日々のイベントごとも手伝って、2人の距離はゆっくりではありますが着実に縮まっていきます。じれったさはありつつも、かけひきをするには不器用すぎて、時には「飲みニケーション」に頼る様子にはほっこりさせられます。
この漫画のサブキャラクターである、同僚たちもまたいい味を出しています。特に職場の「高嶺の花」桜井と、地味キャラながら仕事はテキパキとこなす風間のもどかしい関係にはついにやけてしまいそう。電車の中で読むときは注意してくださいね。
1話1話が短いので、乗り換えや移動の合間に読むのにもおすすめです。
会社の休憩時間や家事の合間など、ちょっと疲れたあとのスキマ時間におすすめな作品が『おじさんとマシュマロ』。タイトルのインパクトもさることながら、物語の開始早々、若い女性がマシュマロでおじさんを釣るという、ぶっ飛んだ世界観に引き込まれます。
おじさんとマシュマロ
2014年11月05日
表紙でもそのまんまるボディを晒す「おじさん」こと日下は大のマシュマロ好き。小さい頃、甘いものを食べさせてもらえなかった反動で、特に「食べっこマシュマロ」にはまっています。そんな日下のマシュマロ好きを利用しつつ、ストレートすぎるアタックを続ける若林。そのやりとりは周囲から「またやってるよ」と呆れられるほどでした。
ふくよかで穏やかそうなおじさんの頬がピンク色に染まる時、そこにはマシュマロが…………。仕事中も隙さえあればむしゃむしゃと……落ちたマシュマロも拾って食べるほど、「マシュマロが好き」という並々ならぬ熱量を持った、日下の執着っぷりはコミカルです。
それと同じくらい日下への愛情が止まらない若林の姿にもまた笑わずにはいられません。マシュマロの買い占めにはじまり、日下が自分に振り向いてくれるためならどんな手段もいとわず、また時として見ているこちらがドギマギするような露骨な言葉で迫っていきます。
とはいえお互いの好きなものへの猪突猛進ぶりがすさまじく、若林の片思いのままに見える2人の関係ですが、2〜3巻目をすぎたころには、さすがの日下も1社員として(もしくはマシュマロをくれる誰かとして)ではなく、1人の女性としての若林の魅力に気づき始めます。
ほぼ噛み合っていない2人のやりとりにはツッコミが追いつかないほど。
ストーリーの奇抜さが目立つものの話の進行がシンプルなため、ストレスなく読み進めることができる作品です。
「明日は休み!」そんな金曜日の夜、一気読みにおすすめなラブコメが『ヲタクに恋は難しい』です。アニメ化で話題になっただけでなく、実写映画化も発表されているなど現在も絶賛進行中の作品です。
- 著者
- ふじた
- 出版日
- 2015-04-30
メインで描かれるのは成海&二藤と小柳&樺倉の2カップル。4人は同じ会社で働く仕事仲間ですが、実はヲタクという共通点も。
かぶる趣味もあれば、意見がぶつかる好みもありと、ヲタク語と顔芸でテンポよくすすむラブコメで、ヲタクな人もそうでない人も楽しめるストーリーです。
物語を盛り上げるのは、個性ある4人のキャラクターそれぞれなりの、会社員としての「表の顔」とヲタクとしての「裏の顔」の使い分け方です。
成海は「かわいい」を言われることも多く「職場の花」ともいうべきポジションにいますが、実際は同人誌作成の締め切りに追われる腐女子。彼氏でもあり、幼馴染みでもあり、ヲタク仲間でもある二藤の前では顔芸とヲタク語全開で、イベント準備を手伝わせることも。そんな二藤は職場ではクールで無口なキャラですが、チャットやゲームの世界では顔文字を使いこなし、その饒舌ぶりが伺えます。
高校時代、先輩・後輩の関係にあった樺倉と小柳は、職場では互いにバリキャリぶりを発揮し、犬猿の中にすら見えます。しかし、小柳もコスプレイヤーでかつ腐女子。見た目は冷たそうに見えますが、世話焼きで樺倉に惚れ込んでいることがわかるかわいらしい一面ものぞかせます。
安定しているように見える成海&二藤に対して、なにかとバトルになってしまうことが多い二人だけに、関係性の縮まり方もスローペース。それでも彼らなりのコミュニケーションでお互いへの思いを伝えていきます。
「ヲタク語」ならではと言うべきかもしれませんが、細かい書き込みが多くまたそれが面白いので、じっくり時間の取れる休日や休日前夜での一気読みもおすすめです。