運動会にちなんだ絵本おすすめ6選!かけっこなど競技を描いて当日が楽しみに

更新:2019.9.1

幼稚園や小学校でおこなわれる運動会。運動が得意な子どもは楽しみにしている一方で、苦手意識をもっている子どもも多いでしょう。この記事では、運動会当日が楽しみなるような絵本を紹介していきます。かけっこや玉入れ、綱引きなどさまざまな競技も登場。順位だけではない大切なことを教えてくれるでしょう。

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運動会を描いたユーモアあふれるおすすめ絵本『よーいどん!』

 

いちについて よーい 「うどん」!(『よーいどん!』より引用)

なんともおかしい「よーいどん!」が聞こえてきたら、競技の始まり。元気のよい声援が飛びかうなか、赤白帽をかぶった園児たちが勢いよく駆け出していきます。

 

著者
中川 ひろたか
出版日
1998-08-28

 

中川ひろたかが文、村上康成が絵を担当した作品。保育園の季節にちなんだ行事を描いた絵本「ピーマン村」シリーズの一冊です。

平行棒を渡り終わったら、次は水泳。陸に上がったら三輪車に乗って、縄跳びをしながら空を飛ぶ……。ピーマン村の運動会は、読者の想像をひとつもふたつも上回る競技ばかり。でもまるで一緒に参加しているかのような臨場感を味わえる魅力があります。

言葉遊びを使ったギャグや、園長先生がウエディングドレスを着ているなど、小さな子どもでもわかりやすいユーモアがいっぱい。初めて運動会に参加する子や、運動会に苦手意識をもっている子が読めば、緊張がほぐれてリラックスできるでしょう。

 

虫たちの運動会をユニークに描いた絵本『むしたちのうんどうかい』

 

今日は待ちに待った運動会。広場にたくさんの虫たちが集まってきました。

「さあ、みなさん!うんどうかいをはじめましょう」(『むしたちのううんどうかい』より引用)

トノサマバッタの園長先生の挨拶が終わると、いよいよ運動会が始まります。

 

著者
得田 之久
出版日
2001-09-15

 

トノサマバッタやキリギリス、ミンミンゼミ、フンコロガシ、オニヤンマ、コメツキムシ……さまざまな虫たちが集合して運動会が始まります。

玉入れではダンゴムシが玉になるなど、虫たちはそれぞれの個性を生かして競技に参加。ハプニング続きながらとても楽しそうな様子に、子どもたちはたちまち夢中になってしまうでしょう。

昆虫少年として少年期を過ごした得田之久らしい、虫への愛にあふれた一冊です。ユーモアあふれるイラストの効果もあり、虫が好きな子はもちろん、そうでない子も充分楽しめますよ。

 

1番になれなくても大丈夫『くまのがっこう ジャッキーのうんどうかい』

 

くまの学校に通うくまの子たちは、全部で12匹。みんな仲良く暮らしています。

そんなくまの学校にも、運動会の季節がやってきました。くまの子たちは今日もお庭で元気に練習をしていますが、唯一の女の子ジャッキーだけは、ごきげんななめです。

だって1番チビなジャッキーは、いつだってビリっけつ。とうとうひとりだけ練習をおさぼりして、散歩に出かけてしまいました。

 

著者
あいはら ひろゆき
出版日
2006-08-01

 

優しいストーリーとオシャレでかわいらしいイラストが人気の絵本「くまのがっこう」シリーズ。6作目の本作は、運動会がテーマです。

とある出来事をきっかけに、かけっこの練習に励むようになったジャッキー。運動会当日のかけっこでは、1番を走っていたのにゴール手前で転んでしまいます。そんなジャッキーのもとへ、お兄ちゃんたちが急いで駆けつけてきてくれるのです。

諦めないで頑張る気持ちや、人を思いやる優しさなど、たくさんの大切なことを教えてくれます。ジャッキーは1位にはなれなかったけど、頑張って練習したという自信を得ることができました。だからこそ、かけっこ後のお弁当もおいしく食べられたのでしょう。

運動が苦手な子も、きっと運動会が楽しみになるはず。かわいらしいジャッキーとくまの兄弟たちの心温まるお話をご堪能ください。

 

動物好きの子におすすめの運動会の絵本『もりのうんどうかい』

 

今日はどうぶつ村の運動会です。ぞうやきりん、パンダにくま、さる、うさぎ……お弁当を持った動物たちが、続々と集まってきました。

準備体操が終わると、いよいよ競技が始まります。赤組、白組、今年は一体どちらが勝つのでしょうか?

 

著者
ビーゲン セン
出版日
2014-05-09

 

さまざまな動物たちが、障害物競走や大玉おくり、綱引きなど運動会ならではの競技に挑戦します。

玉入れに参加したきりんのクビーナさんは、長い首を活かしてかごの上からぽとん!象のドッチさんは、鼻につめた玉を遠くからビューンとシュートします。

動物たちは、それぞれがもつ特性をいかんなく発揮しながら戦います。その白熱ぶりを見ているとこちらの気分も盛り上がり、一緒に競技に参加したくなってしまうでしょう。

リアルな動物たちの質感が伝わってくる、美しいイラストも必見です。最後の競技綱引きが引き分けになってしまった驚きの原因は、ぜひ実際に読んで確かめてみてください。

 

かっこ悪いジィちゃんが運動会で大活躍『ぼくのジィちゃん』

 

明日の運動会が嫌で嫌でたまらない僕。父さんは「PTA選手対抗リレー」の選手に選ばれるほど足が速いのに、僕はクラスで1番走るのが遅いのです。

その夜、田舎からジィちゃんがやってきました。変なTシャツを着ているジィちゃんは、なんだかかっこ悪いような気がして、僕の気持ちはさらに落ち込んでしまいます。

そして運動会当日、僕は徒競走に出ましたがやっぱりビリ。しかも仕事のトラブルで会社に戻ることになった父さんは、リレーに出られなくなってしまいました。

なかなか代役が見つからないなか、名乗りをあげたのはなんとジィちゃん。ダメだこりゃ、という空気が会場中に漂いますが……。

 

著者
くすのき しげのり
出版日
2015-03-14

 

日常のなかで生まれる、子どもたちの心の葛藤を描いた作品を数多く手がけている絵本作家、くすのきしげのり。本作では、走ることが苦手な僕の鬱々とした気持ちを丁寧に描いています。

父さんの代わりにリレーに出ることになったジィちゃんには、誰も期待しないどころか諦めムード。暗い雰囲気が漂います。

ところがジィちゃんは、バトンを受け取るとまるでロケットのようにゴッと飛び出しました。あっという間に1位に躍り出て、そのままゴール!会場中が大歓声に包まれるのです。

観衆のため息や嘲笑がやがて大きな声援に変っていく展開に、思わず感動してしまうはず。吉田尚令が描く、スピード感あふれるイラストがそのドラマチックさをさらに引き立てます。

何かとジィちゃんに反発していた僕に訪れる、気持ちの変化にも注目しましょう。走るのが苦手な子どもにもぴったりの一冊です。

 

さかさことばだらけの一風変わった運動会を描いたおすすめ絵本『さかさことばで うんどうかい』

 

「たっくる くった。いたいよ いたい」
「たんたた たたんた だんすが すんだ。ざんねん ねんざ」(『さかさことばで うんどうかい』より引用)

さかさことばづくしでくり広げられる、一風変わった動物たちの運動会はハプニングやアクシデントだらけ。次はいったい何が起こるのでしょうか?

 

著者
西村敏雄
出版日
2015-06-05

 

この絵本のおもしろいところは、すべての文章が上から読んでも下から読んでもまったく同じ「さかさことば」でできていることです。

たとえばパン食い競争では「ぞうくんくうぞ よう くうよ」など、大人も感心してしまうようなさかさことばに、子どもたちも大興奮すること間違いなし。とぼけた表情を浮かべる動物たちのイラストもさかさことばと絶妙にマッチしていて、おもしろさを加速させます。

一風変わった動物たちの運動会は裏表紙まで続くので、見逃さないようにしましょう。声に出して読むと、さかさことばがもつ独特のリズムをより味わうことができますよ。

 

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