『かぐや様は告らせたい』はお金持ちのエリートたちが集まる学院で巻き起こるラブコメ漫画です。生徒会長の白銀と副会長のかぐやは互いに思い合うも、プライドが邪魔して告白したら負けと思っており、相手に告らせたいと思っています。 そんな生徒会で会計を務めるのが石上。ひ弱に見えるキャラですが、KYなところがあり、女子たちに数々の暴言を吐きまくります。 今回は、そんな石上に関する8つの事実をご紹介します。本作は、下のボタンのアプリから読むことができます!
石上優は金持ちのエリートが集まる秀和院学院高等部1年B組で、生徒会会計を務めています。規模の小さい玩具メーカーの次男の家に生まれましたが、経理を担っているので数字には強いのでしょう。本人は生徒会に積極的に出るタイプではないですが、会長である白銀が自分の右腕にと推薦したことから生徒会に入りました。
アニメでの声優や 鈴木崚汰、映画化でのキャストは佐野勇斗が務めています。石上優は漫画ではひょろっとした長身の持ち主ですが、身長はわかりません。映画化のキャストである佐野勇斗が178cmなので、漫画でのキャラも180cm前後かもしれません。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2018-04-19
彼がメインキャストとして登場する初登場回とされるのは24話の「石上優は生き延びたい」です。その後のメインでの登場回としては、55話「そして、石上優は目を閉じた」、アニメ化もされた110話「石上優は語りたい」、124話「石上優の文化祭」などが挙げられます。
常にヘッドホンをぶらさげ、長い髪を垂らして自分の殻に閉じこもっているように見えるのでおとなしい性格と思いきや、白銀と2人のときは非常に饒舌で毒舌になり、話し出すとブレーキがきかないという意外な側面も持ち合わせています。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2017-07-19
石上といえば、生徒会書記を務める藤原千花とのやりとりが有名です。ゲームをはじめ、日々の行動ですぐにイカサマをしようとする藤原に対して、「姑息」「恥知らず」「どこで買えるの?その図太さ!」などといいまくっています。
藤原は石上にイカサマを見破られているので反論のしようがないわけですが、そんな彼のことを6巻では「正論で殴るDV男」と称しています。仲がいいのか悪いのか……。
石上は中等部のときに学校をにぎわせるトラブルをやらかし、その結果、女子を中心に腫れ物扱いされ、不登校になった過去を持っています。その発端となった出来事が石上が大友京子という女子生徒のストーカーだったという噂です。
大友は中学で人気者だった演劇部の部長である荻野コウと交際していました。石上は荻野を逆恨みしてボコボコに殴ったという話がまことしやかに語られていたのです。
ですが、この話は事実ではありませんでした。石上が荻野に怒りをぶちまけたのは事実なのですが、それは大友に好意を持っていたからという訳ではありませんでした。彼が怒った理由は、荻野が二股をかけていたため。そのゲスさに当時特に正義感の強かった石上がキレたというのが事実なのでした。
ですが、その本当の理由が知られることはなくが、停学処分を受けてしまったのです。いわば冤罪の停学処分でした。それゆえに彼は自分のことを分かってくれる人なんていないとこじらせることになってしまい……。
中学での事件により、女子を中心に近づいてはいけないやつというイメージを持たれた石上。誤解した彼らを見返そうと体育祭のリレーで頑張ったことがあります。ですが、リレーで勝つことはできませんでした。
やっぱり、自分は誰にも認められないと悔しがる石上に「気にするなよ」と声をかけてくれたのは、なんとクラスメートの小野寺でした。
その時、風紀委員の伊井野という人物も彼に声をかけようとしましたが、白銀と藤原に制止されました。2人は彼に直接話をして気づかせるのではなく、本人が彼を認めてくれる人が実はたくさんいることに気づくべきだと思っていたのです。
彼の良さに気づいている仲間たちの想いが詰まったエピソードは、泣けると評判です。
さて、話は戻りますが、中学で停学処分を受け、部屋に閉じこもり、悶々と過ごしていた石上のもとへ、白銀がやってきました。停学処分に対して伊井野が教師に抗議したり、藤原が真相を探るべく情報を集めたり、かぐやが学院の上層部に掛け合ったりと彼のために奔走します。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2018-01-19
そして石上の潔白が判明したところで、白銀は彼のもとを尋ね、大友が荻野と破局しましたが、楽しそうに学校生活を送っていると伝えます。白銀は「頑張ったな石上」と声をかけ、「お前が書くべき反省文はこうだろう!」と石上が書きあぐねていた白紙の反省文に「うるせぇ ばーか」と書きなぐったのでした。
白銀の行動に涙を流した石上は「一人でもわかってくれる人がいるならまわりにどう思われてもいいかな」と感じ、学校への復帰を決意します。2人の絆は実は中等部の頃から続いていたのですね。気になった方は8巻のエピソードをご覧ください。
先ほども少しご紹介しましたが、伊井野ミコというキャラの石上を語るのに欠かせない人物。生徒会の会計監査を務めるとともに、風紀委員を兼任する超真面目で正義感の強い女の子です。その反面、ネガティブでメンタルが弱く、非常に上がり症です。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2017-07-19
生徒会の会長選挙で白銀の対立候補として立候補したものの、演説の際に喋れなくなってしまい、生徒たちの失笑の的になっていたところ、石上が「頑張っているやつが笑われるのはイラつく」といって助けた過去があります。クールに見せながらも、実は今も正義感の強い一面があるのも彼の魅力です。
かぐやは白銀のことが好きですが、自分から告白するなんてプライドが許さないと、どうにか白銀に告白させたいと頑張っています。そして彼と接近するためにありとあらゆる策を事前に準備していますが、石上がいることで計画が狂うことも少なくありません。
それゆえにかぐやは彼に対してキレることも多く、彼は「たぶんあの人すでに2~3人は殺ってますよ」という印象を持つほど。
石上は観察眼が高いので、2人がまんざらでもないことに気づき、かぐやに対して、「いい感じだと思っていた」とけしかけますが、自分の気持ちを悟られたくないかぐやは、そんなことはないと反論します。
それに対して石上が「じゃあ、それとなく会長に伝えておきますよ。脈なしだって」とKY発言をしたのがいけませんでした。
その言葉で乙女心を踏みにじった彼は、かぐやにソファの角を使って首を絞められ、ボコボコにされたのでした……。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2016-03-18
そんな過去もあり、彼女とはなるべく関わらないようにしていましたが、ある日、教師から進級が危ないといわれたところを、かぐやに聞かれてしまったことがあります。
自分が好意を抱いている白銀のお気に入りであるという理由から彼に赤点を取らせないため、かぐやは監禁してでも勉強させようとしてきます。はじめは抵抗していた石上ですが、かぐやの本気度が伝わり、意外に後輩思いなのかと感じ始めたのでした。
テストの結果は、どうにか赤点回避。しかし喜んで報告した石上に対して、「(赤点ギリギリセーフとは)よくも私の顔に泥を塗ってくれたわねぇ」とキレるかぐや。結果として、彼がかぐやを怖れる気持ちは変わらずとなりました……。
しかもかぐやも彼のことは謝りながらも虫けら以下としか考えていないと語るほど。ある意味本音を話せているので仲がいいといえるかもしれません。
クールに思える石上ですが、体育祭の応援団で知り合った子安つばめ先輩に恋心を抱きます。その後まわりのフォローもあって彼女がいる文化祭実行委員会へ入ることになりました。さらにかぐやからのフォローもあり、2人は一緒に文化祭を見てまわることに。
そのなかでつばめ先輩のクラスの出し物で巨大なクッキーをゲットした石上は、「僕の気持ち」ですといってそれを渡したのでした。本人は真っ向から告白をしたつもりはなく、何となく思いを伝えただけのつもりでした。
ですが、そこには石上だけが知らなかったいい伝えがありました。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2019-01-18
秀知院学園では文化祭でハートの贈り物をすると永遠の愛がもたらされるという学園伝説があったのです。石上以外の生徒たちはみんなそのことを知っていたので、彼がハートのクッキーを渡したのは、意図せず公開告白をしてしまったのと同じの意味なのでした。
突然の告白につばめ先輩は動揺し、石上を避けるように。彼は何だかわからず嫌われたと落ち込んでしまいます。
ですが、その後、チャラい男たちに囲まれたミコを石上が助けた姿を見て、つばめ先輩はまだ彼のことをよく知らないことに気づきます。そして「ちゃんと考えてから返事をしたいから時間がほしい」と伝えました。
もっとも、当の石上は告白した覚えがないため、その返事をなぜか春の花見のことだと勘違いし、「3月に入ってからで大丈夫」といってしまいます。
そこから長い長い告白待ちがはじまり、読者はどうなることかとハラハラしながらの、待ちフラグが立てられました……。その様子は、ヤキモキするようなすれ違いの様子は、ぜひご自身でご覧ください!
最後に石上の名言をランキングでご紹介しましょう。
3位「僕、死にたいので帰ります。」
(『かぐや様は告らせたい』3巻より引用)
かぐやにイジメられるたびに、石上が生徒会室で白銀にいう決まり文句です。死にたい発言を簡単にしてしまう石上は、結構打たれ弱い性格ですね。
- 著者
- 赤坂 アカ
- 出版日
- 2017-10-19
2位「エスコートしろっていったのはお前じゃん。
次階段で滑りこけそうになったときは俺が必ず守ってあげる」
(『かぐや様は告らせたい』15巻より引用)
石上と一緒にいた際に階段から落ちて骨折した伊井野ミコが、学校に復帰した際、冗談まじりに「エスコートしてよ」といった際の発言。石上が「手」といい、驚いたミコが「え?」と聞き直して上記の発言をするのです。
無意識に女子をキュンキュンさせる罪な名言ですね。
1位「でもイラつくんすよ。頑張っているやつが笑われるのは」
(『かぐや様は告らせたい』7巻より引用)
先ほども少しご紹介しました、上がり症の伊井野ミコが生徒会長立候補時の演説で言葉が出なくなってしまった時の石上の発言です。講堂に集まった生徒が彼女のことを笑った際に、迷いもなくこんなセリフを言いました。石上、かっこいいです。