『ヘタコイ』が面白い!最終回までの見所をネタバレ!ちょいエロ×純愛物語

更新:2019.9.10 作成:2019.9.10

主人公の駒井静は、彼女いない歴20年の青年です。趣味が盆栽いじりとぬか床という、若人らしからぬジジ臭い人物で、ついたあだ名は御隠居。 しかし年ごろというじことで、人並みに同じサークルに所属する先輩、篠原流香に恋をしているのですが、奥手でなかなか思いを告げられません。しかも流香は過去の恋愛にトラウマがあり……。 両思いなのに、なかなか発展しない2人に焦れながらも、読み進めずにはいられない!ちょっとエッチな純愛ラブコメ漫画です。スマホアプリで読むこともできるので、気になった方はそちらもどうぞ。

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『ヘタコイ』が面白い!最終回までの見所をネタバレ紹介!【あらすじ】

駒井静は、一人旅でいった日光の露天風呂で全裸の女性が倒れているのを発見。何とも言えないハタチの記念になってしまいました。

その後、入学した大学で旅と温泉愛好会(通称旅泉)に入会するのですが、ひとめぼれした先輩の篠原流香が、なんと全裸の女性だったことが判明するのです!

著者
中野 純子
出版日
2007-10-19

流香の裸がチラついて、しどろもどろの態度を取ってしまう静ですが、新歓コンパで涙を流す姿を目撃し、酔った勢いで抱きしめてしまい……。

お互いが好意を持っているのを読者はわかっている状態でストーリーは進行します。なかなか進展しない、奥手な恋模様を焦れながら楽しむ、純愛漫画としての要素が本作の魅力です。

また、それだけでなく温泉地で女子大生のヌードシーンが惜しげも無く披露されるような、ちょいエロなシーンも魅力。純愛あり、ポロリあり、そしてちょっと切ないラブコメ漫画です。

作者・中野純子とは

『ヘタコイ』の作者、中野純子は兵庫県出身の漫画家です。1984年に「月刊セブンティーン」で、少女漫画家としてデビューしました。その後も同紙で作品を発表していましたが、1986年の廃刊をきっかけに、姉妹誌の「ヤングユー」に移籍し、女性漫画家としての活動を開始します。

著者
中野 純子
出版日
2017-10-12

1997年からは「週刊ヤングジャンプ」にて作品を発表し、ちょいエロ路線の作風で人気を博します。柔らかな体のラインの少女画に定評があり、肉感的なバストや太ももに、悩殺されたうら若き男子も多かったのではないでしょうか?

2007年から2011年に『ヘタコイ』を連載し、翌年2012年には後日譚となる『イロコイ』を3話完結で発表しました。次作の発表が待ち望まれていましたが、2012年7月28日に急逝しています。45歳でした。

『ヘタコイ』の見所をネタバレ1:つぎつぎ起こるエッチなハプニング!

『ヘタコイ』は、大学の温泉同好会が舞台のため、入浴シーンが多く、女子大生のセミヌードがたっぷりと堪能できる作品です。なんといっても醍醐味は、つぎつぎと起こるエッチなハプニング。

著者
中野 純子
出版日
2008-04-18

このハプニングがどれもコミカルで楽しく、ちょいエロなのに、明るいんです。湿り気のあるいやらしさがありません。エッチなのに健全。ライトなドキドキを楽しむことができます。 

『ヘタコイ』の見所をネタバレ2:共感できる等身大の主人公

著者
中野 純子
出版日
2008-10-17

 

この物語の主人公は、真面目で優しいけれど地味で引っ込みじあんな静。勉強ができるわけでもスポーツができるわけでもない、どこかにいそうな等身大の主人公です。

たとえば流香へ告白した後に答えを聞く勇気がなかったり、彼女をあきらめるために別の女性と付き合ったりと、ちっともかっこよくありません。

でも、だからこそリアリティがあるんです。誰もが好きになった人と必ず付き合えるわけではありません。秘めた思いを言い出せなかったり、好きな人を諦めるために付き合ったり。そんな経験をしたことのある読者は多いのではないでしょうか。

誰もがどこかで経験したすれ違いを描いているので、多くの人におすすめできる内容になっているのです。

 

『ヘタコイ』の見所をネタバレ3:元少女漫画家だからこそ女性のボディラインが絶妙

著者
中野 純子
出版日
2009-10-19

 

中野純子は、少女漫画でデビューし、レディースコミックを経て、青年漫画雑誌に作品を発表した漫画家です。

そのためか、少女・女性漫画に登場する華奢な女性でもなく、男性誌にありがちなグラマーでウエストがありえないほど細いデフォルメされた体型でもなく、リアリティのある女性のボディラインを描きます。

アールヌーヴォーの画家ミュシャを彷彿させるような、柔らかなラインの女性は健康的な美しさがあります。

元から男性誌の作家として作品を描いていたのではなく、少女漫画、レディースコミック、青年漫画という道程を経たからこそ描ける女性像は、中野純子ならではの魅力ではないでしょうか?

 

『ヘタコイ』の見所をネタバレ4:奥手な2人のすれ違いのリアルさと、少女漫画家ならではの巧みな心理描写

著者
中野 純子
出版日
2010-04-19

 

『ヘタコイ』は温泉シーンやセクシーな描写が多いため誤解されがちですが、ストーリーは王道の純愛ラブコメです。

ウブで積極性にかける静と受け身な流香の、すれ違いと誤解の繰り返しがもどかしくもあり、応援したくもある絶妙な展開を生み出しています。

作者の中野純子が元少女漫画作家ということもあり、心理描写も巧みで共感できる部分も多く、恋の切なさを見事に描いています。

エッチなハプニングが若い男性の妄想を掻き立てつつ、ストーリーの本筋はとてもリアル。青年誌に連載された男性向けの作品という固定概念を捨てて読むと、女性でも面白いと感じるのではないでしょうか?

 

『ヘタコイ』の見所をネタバレ5:最終回は最後までヘタレな結末?10巻で終了!

大学1年の5月に旅泉に入部し、夏休み直前に最初の告白をした静。流香と両思いのはずなのに、すれ違いが繰り返され、いつの間にやら大学2年の秋になりました。

そんななか学園祭展示の打ち上げと称し、高原のコテージに向かった旅泉メンバー。もちろんその中には2人もおり、お互いにこのタイミングで告白をしたいと意気込んでいました。しかしこのタイミングに限って静は体調を崩してしまいます。

それを隠しつつコテージで体を休める静ですが、そんな中1人で秘湯をチェックしにいった流香は遭難し、山小屋に避難していて……。

著者
中野 純子
出版日
2012-04-19

最終10巻は、ドラマチックな展開で読者の心をつかみます。

流香の遭難を知った静は、音信不通になった彼女を救出すべく、不調を押して捜索へ向かいます。そしてどうにか山小屋にたどり着いたものの、意識を失い……。

流香を助けにいったはずが、ぶっ倒れてしまった静。2人は無事に下山できるのでしょうか?そして恋の行方は?

最初から最後までエッチなハプニングで楽しませてくれる、思春期男子の妄想を詰め込んだようなこの作品。最後はドラマチックな展開がありつつも、堂々の完結を迎えます。

煮え切らない2人の今後を予感させる、あくまで純愛を貫くラストは、この作品のテーマをまっとうしているのではないでしょうか?最後まで何だかヘタレだけど、やはり応援したくなる本作の結末は、ぜひご自身でご覧ください。