『ハツカレ』最終回までの見所ネタバレ!どこまでも初々しい!【無料】

更新:2021.11.19

主人公・ちひろ(通称・チロ)は、これまでまったく男子と縁のなかった女子高育ち。ある朝、急に男子校のハシモトくんに告白されます。何もかもが初めてのチロは、緊張して会話が弾まないことから、不安は募る一方で、人生で初の彼氏ができて……⁉初恋の話は、少女漫画ではよくあるものですが、本作は「初々しさ」「甘酸っぱさ」が段違い!読んでいるだけで、心が洗われるようなピュアさが魅力です。 『ハツカレ』は、スマホの漫画アプリでも無料で読むことができるので、気になった方はそちらからもどうぞ!

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『ハツカレ』が面白い!キュンキュンしまくりの初恋ストーリー【あらすじ】

チロことちひろは、小学校から高校まで女の子だけの学校に通っており、男子との関わりがまったくないままに育ちました。当然ながら異性との交際経験もなく、同級生からも先を越されないと思っていたと言われるほど。

そんなある日、男子校に通うハシモトくんから好意を持っていると告げられ、交際を申し込まれます。当初はまだ好きか分からなかったため、友達から始めたものの、まっすぐな彼にちひろも徐々に好意を抱くように。

著者
桃森 ミヨシ
出版日

そして自分からも好きだと伝え、戸惑いながらも2人は付き合い始めます。人生で初めての彼氏ができて戸惑うことが多いちひろですが、実はハシモトくんも交際経験がなかったことが判明。それゆえにスムーズにいかないことばかりになることも。

お互いに相手の気持ちがわからず不安になったり、いいところを見せようと格好つけて失敗してしまったり……。しかし相手を思いやる気持ちを持ち続けていることによって徐々に互いの距離を縮めていきます。

ここから先は、本作の純愛エピソードや主要人物の一部を紹介します!ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。

すでに『ハツカレ』が気になった方は、まずはスマホの漫画アプリで読むことをおすすめしています。下のボタンから簡単にインストールできるので、ぜひ利用してみてください。

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作者・桃森ミヨシとは

桃森ミヨシは関西生まれで、2001年から活動している少女漫画作家です。代表作は『ハツカレ』のほか、『悪魔とラブソング』『菜の花の彼-ナノカノカレ-』などがあります。

著者
桃森 ミヨシ
出版日
2007-07-25

音大のピアノ科を中退という経歴の持ち主で、漫画家になる前は音楽関係の仕事に就いていました。2001年に「ザ マーガレット」でデビュー後、2003年から連載を開始した『ハツカレ』が大人気作品となり、当初は3回で終了する短期連載の予定だったのが長期連載へと変更になったほどです。元カレにヒントを得て、初めての彼ということでハツカレとした造語は、作者本人が編み出したものとして知られています。

今回ご紹介する『ハツカレ』含め、登場人物の関わりのよって複雑になるストーリーや、それに沿った登場人物の心理描写が魅力です。

たとえば本作は軸となるちひろとハシモトくんのほか、ちひろの親友のちやこもまた女子高育ちで、異性との交際経験がない設定の人物。さらに彼らだけでなく、ちひろの幼稚園の同級生で、ハシモトくんの通う東阪高校に転校してきたイブシは甘味処の孫息子で、ちひろに好意を寄せている人物。

実はイブシこそ、ちひろが男子を苦手になってしまった理由。好きな子にはついつい、いじわるしたくなるタイプなのです。また、彼に好意を寄せるのが、ちひろの親友のちやこで……。

このように複雑な関係を重すぎない絶妙の感覚で描いているのが作者の魅力でもあるでしょう。

『ハツカレ』の魅力1:あり得ない純愛でたまらない!

著者
桃森 ミヨシ
出版日
2004-05-25

本作の魅力は、なんといってもこれでもかというほどにピュアなこと。

いつの時代も純愛漫画は多くの女子の心をときめかせてきましたが、ここまで初々しく、じれったい作品はあまりないかもしれません。

こんな純愛なんてなかなかない、とうがった見方をしてしまう面もあるかもしれませんが、気づくとついつい作品世界にのめりこんでしまうはず。こんな恋愛がしたいなと思わせられる力があるのです。

男の子と手をつなぐどころか会話すらままならないちひろと、素朴でオクテのハシモトくん。彼らのストーリーは、2人の仲の危機や嫉妬までもが徹底的にピュアで、読んでいて癒される爽やかなストーリーです。

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『ハツカレ』の魅力2:脇を固めるキャラクターが面白い!

著者
桃森 ミヨシ
出版日
2004-09-24

素朴でオクテのハシモトくんですが、脇を固めるイブシをはじめとする男子たちは、さらに輪をかけてお子ちゃまなところがおかしくて笑えます。特にイブシは、典型的ないじわる男子で、実はとても照れ屋なところがいい味を出しているキャラです。

さらにちひろをはじめとして、親友のちやこやそのほかの女子高生たちの会話もかわいくて笑えるもの。年齢の近い世代は親近感を持って、離れた読者は懐かしくその様子を見ることになるでしょう。

主要な2人のピュアさにくわえ、周囲のキャラクターたちの会話や行動も癒やされ、ほのぼのとした気分になれます。メインキャラだけでなく、脇を固める人物たちも優しい要素で構成されていることが初々しい恋をさらに盛り上げています。

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『ハツカレ』の魅力3:ストーリー展開のテンポのよさ

著者
桃森 ミヨシ
出版日
2005-01-25

また、本作は展開がサクサク進むのも読みやすいポイント。1話完結形式なので、テンポよく話が進んでいきます。そのストーリーを進める絵もきれいで、読者にストレスを与えません。

テンポのよさのカギを握っている要素の一つに、物語の舞台が関西になっていることが挙げられます。セリフが関西弁なので、関西エリアの人にとっては親しみやすく、そうでない読者にとってもテンポの良さが伝わってくる効果的な演出です。関西弁の少女漫画は珍しいですが、雰囲気が甘くなりすぎないという魅力もあります。

『ハツカレ』最終回の見どころをネタバレ紹介!最後まで爽やかな結末!

2人ともが初めての交際は、見ていて初々しさが桁違いです。純粋すぎるちひろと、どこまでも優しくてまっすぐなハシモトくんを応援しながら読んでいけます。

最初はぎこちなかった2人が、どんどん距離を近づけていく様子は、こんな恋がしたい!と思わされる理想的な内容です。

著者
桃森 ミヨシ
出版日
2007-01-25

最終巻の10巻では、ちひろとハシモトくんだけでなく、イブシと彼が気になる、ちやこの展開からも目が離せません。全10巻を通して、実はこの2人のストーリーも徐々に進められているので、ちやこの行動に注目して読むのもよいでしょう。

キャラクターに嫌な子がまったく登場せず、恋物語にありがちなライバル関係でのどろどろ感がない本作はまで爽やか!ちひろとハシモトくんの成長を感じさせるラストです。結末を読み終えた後まで爽やかな気分になりたい人には特におすすめの作品です。

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