大学時代のセックスの失敗が原因で、不感症になってしまった、ひばり。セカンドバージンになったことを心配する彼女ですが、ある日、漫画編集者の仕事で訪れた旅館で、若旦那として働く元カレ・柳と再会。お互いにセックスができない体になっていたことを告白しあいます。そして、トラウマと向き合うべく、体を重ねることにするのですが……。今回は、エッチで切ない大人のラブコメディ『たっぷりのキスからはじめて』の魅力を紹介します。 本作は、スマホの漫画アプリでも無料で読むことができるので、気になった方はそちらからもどうぞ!
大学時代に付き合っていた先輩とのセックス中に失神してしまい、それから不感症になってしまった小宮ひばり。彼女は漫画編集者の仕事で向かった旅館で、かつての恋人・柳と再開します。
若旦那となった彼も実は、セックスできないことに悩んでいたことが判明。2人は過去のトラウマを解消すべく、体の関係を持つことを決めるのでした。2人は体だけでなく心も惹かれ合っていくのですが、実は柳には婚約者がいることが判明して……。
エロい雰囲気のシチュエーションはもちろん、実際の行為のシーンも満載。しかしそれだけでなく、過去のトラウマと向き合う2人の成長も読みごたえ抜群。大人のドタバタラブコメディです。
ここから先は、本作の魅力や、色気があふれるシチュエーションの一部を紹介します!ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。
すでに『たっぷりのキスからはじめて』が気になった方は、まずはスマホの漫画アプリで読むことをおすすめしています。下のボタンから簡単にインストールできるので、ぜひ利用してみてください。
ひばりと同じく、大学時代のセックスの失敗をきっかけに、勃たなくなってしまったことに悩む柳。しかし、だからといってモテないわけではなかったようで、そのルックスとテクニックを駆使して遊んでいたよう。
自分のスペックの高さを自慢するようなところもありますが、彼のかっこよさが本作の魅力でもあります。俺サマでドSなので基本的にいじわるですが、実は不器用で優しい性格で、ツンデレ的な魅力を振りまきます。
作者の画力も高く、黒髪で三白眼の柳の表情や、筋張った男らしい手の関節などの体の描写、1コマ1コマに柳の色気があふれています。
序盤は温泉旅館を舞台に、客室で、湯船でと、さまざまなシチュエーションを堪能できますので、強引な彼とのエッチシーンにメロメロになってみてください。
セックスのコンプレックスを持つ男女の恋愛を描いた本作。そのストーリー設定だけでなく、柳には婚約者がいたり、すれ違いが続いたりと、ついつい重くなりがちな内容ですが、主人公がそれを緩和してくれます。ひばりは性格が明るく、小気味よいコミカルなセリフを言うことが多いため、楽しく読み進めることがでるのです。
たとえばひばりは物語の冒頭シーンで通勤電車に乗りながら、スマホでレディースコミックを読みふけりムラムラしてこう思うのです。
「いいなあ こんなエッチしたことないよ…」
(『たっぷりのキスからはじめて』1話より引用)
さらにその後通りかかった八百屋では、売り物の松茸を握りしめて一言。
「久しぶりに持ったな……」
(『たっぷりのキスからはじめて』1話より引用)
重い性の悩みのはずが、ひばりの明るさゆえに面白みを感じさせるのです。欲求不満を隠さない、彼女の気取らない性格に、思わず笑いながらも、共感してしまいます。
エッチなシーンも満載ながら、ウェットなやらしさがない、明るく読めるラブコメ作品です。はつらつとした主人公ひばりと、いじわるでドSな柳の恋模様に、ついつい夢中になること間違いなし。スマホアプリで無料で読めます!