残念なポンコツ美女と、しっかり者で優しい巨乳女子、2人の幼馴染みと平和な高校生活を送っていた主人公・翔太。ひょんなことから3人ともトラックに跳ねられ、目覚めたら異世界に転生していました。 ポンコツ女子・早菜恵のハチャメチャな行動と、息つく間もなく飛び出すギャグで、予想外の展開で物語が進む本作。連載当初から「今1番ヤバい異世界転生漫画」と話題になり、コミックス1巻は発売後すぐに重版となりました。 この記事では、想像のナナメ上をいくギャグで思いがけない展開を見せる、パンチが効いた異世界ストーリー『ポンコツが転生したら存外最強』をご紹介!
高校1年生の主人公・翔太は、可愛いのにポンコツドジっ子の早菜恵、しっかり者で優しい巨乳女子の加奈という2人の幼馴染みと平和な高校生活を送っていました。
ある休日、3人は揃ってピクニックに出かけます。その道中、向かってくる三輪車に気づいた早菜恵は、翔太と加奈をかばおうとして突き飛ばし、3人とも車道に倒れ込んだところを運悪く通りかかったトラックに跳ねられてしまいました。
そして見知らぬ森のなかで目を覚ました3人は、自分たちが異世界に転生してしまったことを知ります。
3人が転生した「譲ノ国」には元々、悪党・マルディス軍と戦う7人の勇者「七勇鋭」がいました。その戦いでマルディスが七勇鋭の勇者の精神を「別世界で頭の弱い死に方をした精神」と入れ替える術を発動。その結果、早菜恵のポンコツが原因で死んでしまった翔太たち3人が七勇鋭のメンバーとして転生してしまったのでした。
転生とともに、翔太は「絶対防御」という防御スキル、加奈は「癒やしの胸部」という治癒スキル、そして早菜恵は「ポンコツ無双」という超強力な攻撃スキルを手に入れます。
特に強いのが、持ち前のポンコツさによって繰り出される攻撃で、現れる敵を次々と倒していく早菜恵。彼女を主力に、3人は元の世界に戻る方法を探す旅に出ます。異世界の人との出会いや、マルディス軍との戦いを繰り返しながら、物語は進んでいき……。
作者・海月れおなの代表作には『ポンコツンデレな幼馴染み』、『ぷあーなんてもうしまい』、『ゆりめくるお仕事』があります。
- 著者
- 海月 れおな
- 出版日
- 2016-12-16
『ポンコツンデレな幼馴染み』は、2019年現在も現在連載中の作品で、本作『ポンコツが転生したら存外最強』は、そのスピンオフ作品です。
『ポンコツンデレな幼馴染み』では高校入学を機に、幼馴染みの翔太と早菜恵が再会したところから物語が始まります。早菜恵の昔と変わらないポンコツっぷりに振り回される翔太の高校生活を、ギャグ満載で描くドタバタコメディです。
『ポンコツが転生したら存外最強』と『ポンコツンデレな幼馴染み』を合わせて読むと、キャラクターをより深く知ることができ、ますます楽しめるでしょう。
元の世界にいた頃から、ポンコツっぷりを発揮して誰も想像ができない行動をとる早菜恵。転生して彼女がゲットしたスキルは、うっかり引き起こされたドジが超強力な攻撃に変わる「ポンコツ無双」でした。
- 著者
- 海月 れおな
- 出版日
- 2019-02-08
このポンコツ無双が、とにかく強いんです! 頭突きで大地を割る「異世界割り」や、くしゃみ一発で、立ちはだかる敵の大群を木っ端みじんに吹き飛ばす「クシャッガン」などなど……。早菜恵の予期せぬポンコツ行動によって繰り出される攻撃で、意図せずピンチを切り抜けていきます。
また、ギャグ要素が強い本作は、翔太のツッコミが早菜恵ポンコツっぷりを引き立てます。まるで予想ができない彼女の行動に、驚きと笑いが止まらず、続きが気になってどんどん読み進めてしまうでしょう。
登場人物のなかで唯一まともなのは男性の翔太だけで、他のメインキャラクターの女性たちは全員ぶっ飛んでいるという本作。
ポンコツの早菜恵や、なぜか異世界でブラジャーの布教を始める巨乳女子の加奈、ロリなのに実は34歳というチビット属のチルミなど、いずれもツッコミどころ満載で強い存在感を放っています。
ページをめくるたびに誰かがボケて翔太がツッコミ、また別の誰かがボケるというハイペースな展開です。バトルもあるにはあるのですが、ギャグによって異世界の冒険が面白おかしく進んでいきます。
異世界×ギャグに加えて、クスッと笑える下ネタが入っている点も、本作の魅力の1つです!
男女それぞれが共感できる身体に関するちょっとした小ネタや、早菜恵のポンコツドジが引き起こすドキッとしてしまうようなエッチなハプニングがテンポよく繰り出されます。緩急もついており、真面目なシーンかと思いきや急に下ネタが入ってくるなど、読者を飽きさせません。
内容も中学生の冗談のような軽い下ネタなので、読んでいると明るい気分になります。女性の読者でも気楽に笑えるでしょう。
仕事で疲れたときや、ちょっと落ち込んだ日など、元気がほしいときにこそオススメしたい作品です。
チビット族のチルミと出会った3人は、元の世界に戻る手がかりを集めるため、チベット族の暮らす移動キャンプを訪れました。
しかし、有益な情報を得ることはできず、次の目的地「ノートランド国」へと向かいます。実は翔太の精神と入れ替わった七勇鋭の1人・ジョラが、ノートランド国の王子でもありました。
- 著者
- 海月 れおな
- 出版日
- 2019-07-09
ノートランド国に到着した一行は、城がオークに襲われてただならぬ状況にあることを知り、ジョラの母で王妃・リアナと、ジョラの妹・シャリアとともにマルディア軍と戦うことを決意します。ポンコツ勇者の3人は、はたして国を救うことができるのでしょうか?
2巻では新たな登場人物をむかえ、これまでから、より騒がしさを増し、ギャグたっぷりに物語が進んでいきます。とはいえ軍と戦うという大筋もあるので、バトルシーンも豊富。早菜恵のポンコツ無双にも、異世界系作品の常識を覆すような新しい技がたくさん登場します!
終盤では、翔太と早菜恵の身にとんでもないハプニングが起こり、続きが気になって3巻が待ち遠しくなる終わりになっています。2019年現在、3巻まで発売されていますので、この続きが気になる方は、ぜひ本誌でご覧くださいね。
トンデモ展開で読者の予想を裏切り続ける本作は、今後の展開も目が離せなくなりそうです。
- 著者
- 海月 れおな
- 出版日
- 2019-12-04