大人向けの地図帳が面白い!世界と日本のおすすめをそれぞれ紹介!

更新:2020.4.28 作成:2020.4.28

各地の地理を学べる地図帳。学校の授業で使うイメージが強いかもしれませんが、実は大人が読んでも新たな発見があるものがたくさん発表されているんです。この記事では、世界と日本それぞれの、大人が楽しめるおすすめの地図帳を紹介していきます。

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地図マニアが教える、地図帳の楽しみ方『地図帳の深読み』

著者
今尾 恵介
出版日

 

小学生の時に誰しもが持っていたであろう地図帳。本作は、そんな地図帳を長年つくり続けてきた帝国書院と、地図研究家の今尾恵介が、地図帳の楽しみ方を教えてくれる作品です。

全ページに、日本と世界の地図を掲載。専門家ならではの視点は、マニアックながら興味深いもので、地図に苦手意識がある人も飽きさせません。ひとつのテーマは4ページ、それぞれに該当する地図が掲載されている構成です。

海抜0メートル以下の土地、川の流域と言葉の分布、昔と今の地図の比較……話題は多岐にわたるので、まずは気になった部分だけ読んでみてもいいでしょう。オールカラーなのも嬉しいところです。

気軽に読める一方で、複雑な国境線や国名の変化などを見ていくと、地図や地形は歴史なのだと思わせてくれます。

さまざまな観点から、まさに地図の「見方」を教えてくれる一冊。自宅のどこかにしまい込んでいた地図帳を引っ張りだしてみたくなるかもしれません。

気になる疑問に答えてくれるおすすめ地図帳『世界で一番おもしろい地図帳』

著者
おもしろ地理学会
出版日

 

学校では教えてくれない、地図にまつわる素朴な疑問を追及した作品です。

一問一答形式で気軽に読み解くことができるうえ、疑問に対しての背景や理由も細かく記載。通常の地図帳と違って、図や写真に焦点を当てるのではなく、文章の面白さが魅力です。

たとえば、北海道の地名を難解に感じることはありませんか?「別」や「内」という漢字がつく名前が多く、根室本線の帯広・釧路間にある21の駅のうち、なんと9つの駅名に使われています。

実はこの2つの漢字はアイヌ語から来ていて、「別」が川、「内」は川や谷を指しているそう。アイヌ民族が水を大切にしていたことが読み取れるのです。

そのほか、関東地方と首都圏の違い、ロンドンで霧が多い理由、アフリカの国境線など、あした披露したい雑学がたくさん。幅広い知識を得られる地図帳です。

世界情勢を地図で見る『なるほど知図帳 世界 2020』

著者
昭文社 地図 編集部
出版日

 

世界の情勢を、地図を介して解説する新しいかたちの地図帳です。世界経済、環境問題、貿易摩擦……テレビやインターネットで見ているだけでは把握しづらい状況を、地図を用いて全貌が理解できるよう工夫しています。

特集では、オリンピックをピックアップ。世界の視点から歴史や関連経済を解説し、それぞれの国の立場がわかります。

また、アカデミー賞やグラミー賞、映画製作本数、スポーツ選手の年収、YouTubeなど、さまざまなランキングも掲載。スポーツやエンタメ、経済など複数の切り口から世界の情勢を見ることができる一冊です。

3Dマップがわかりやすい!46億年の歴史を追うおすすめ地図帳『地球MAPS 世界6大陸 発見の旅』

著者
["DK", "ナショナル ジオグラフィック", "竹花 秀春"]
出版日

 

オールカラーで立体感あふれる3Dイラストを駆使した、ページをめくるだけで楽しい地図帳です。

対象となっているのは、太古の地球から現在まで。地形、気候、動植物、人口、建築物など46億年の変遷がわかりやすく描かれています。

3Dイラストを用いた立体地図は、直観で理解できるのが魅力的。陸にも海にもある凹凸や、風の流れが一目瞭然なので、なぜこの場所がこのような地形になったのか、なぜこの場所では雨が多いのか、納得できるのです。

地球で1番大きなチョウの生息地、人口衛星から見た夜の大陸など、興味深いテーマも収録。美しいイラストを堪能できて、子どもから大人まで楽しめる一冊です。

風景から郷土料理まで日本の魅力を堪能できるおすすめ地図帳『旅に出たくなる地図 日本 20版』

著者
帝国書院編集部
出版日

 

地図上に観光マップを重ねた、まさしく「旅に出たくなる」地図帳。日本全国の観光地を網羅していて、各地方の写真と迫力ある鳥瞰図、観光スポットなどにイラストとワンポイント解説を掲載しています。

各地の城、動物園、日本百名山など、旅の途中で立ち寄りたい観光地をテーマごとに紹介。また巻頭特集では、歓楽温泉街など「昭和の旅」を取りあげ、団体旅行や思い出の新婚旅行を紹介。図鑑のような情報量が詰め込まれ、日本の魅力を堪能できるでしょう。

各地の駅弁特集では、富山の「ますのすし」や広島の「しゃもじかきめし」などを地図とあわせて見ることができるので、どこでどんなものが売っているのかわかりやすいです。

旅行の計画を立てる時はもちろん、見ているだけでも旅行気分を味わえる地図帳になっています。

未来の地図帳はどうなってる?『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』

著者
落合 陽一
出版日

 

SDGsとは「Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標」のこと。17のグローバル目標と169のターゲットに分かれていて、国連の総会で採択され、世界各国が目指すものとされています。
 

本作では、SDGsが達成されるとする2030年までの世界を、学者でメディアアーティストの落合陽一が紐解いていきます。

テクノロジーで世界はどう変わるのか、2030年の世界情勢はどうなっているのか、地図とイラストを用いながら動向をわかりやすく解説。世の中にあふれる情報の読みとり方を示してくれていて、ビジネス書としても役立つでしょう。未来の地図帳はどうなっているのか、本書が考えるきっかけになるはずです。