小学生は成長が早く、どの学年でどのような本を読ませるべきか悩まれている親御さんも多いと思います。また、男女で本の好みも違ってくるので、どんな本なら喜んでくれるのかという視点も大切です。 この記事では、低・中・高学年別かつ男女別におすすめの本を紹介します。小学生が本を読むメリットについても解説しますので、ぜひ子育ての参考にしてみてください。
読書にはさまざまなメリットがあります。ここでは大きく4つのメリットを紹介します。読書を通じてお子さんの未だ見ぬ可能性を広げましょう。
読書のメリットとして、新しい言葉や考え方を楽しみながら学ぶことができます。
本には、普段の生活では知ることができない知識や考え方が書かれています。新しい言葉に触れて、語彙力を増やすことができれば、伝えたいことを言葉にすることができ、コミュニケーション能力も向上するでしょう。
また、さまざまな考え方に触れることで、人の気持ちを理解しやすくなり、思いやりを持って行動することができます。
本を読むことで、手軽にいろいろな疑似体験ができます。
たとえば、本には人間同士の争いの様子などがありのままに書かれており、まるで本当に体験したかのような感覚にさせてくれます。
そういった本には、その争いが解決される描写も多く、実際にそのような場面に遭遇した場合にどのような行動を取るべきかの選択を与えておいてくれることもあります。
本を読んでさまざまな物事を疑似体験することで、実際の困難な場面でもうまく切り抜けられるようになるでしょう。
本に書かれている文章から物事をイメージしたり、自分ならどのように行動するかを考えることによって、想像力を鍛えることができます。
現代社会では単純作業がロボットに置き換わってきており、想像力を働かせて仕事をすることの重要性が高まっています。
本を読むことによって小学生の頃から想像力を伸ばしていくことは、お子さんの将来にとって大きくプラスになるでしょう。
脳が活性化することもメリットのひとつです。
読書をしているとき、脳の視覚情報を処理する部分が活性化することがわかっています。
脳が活性化することで、脳の機能である自制心や思考力が向上し、長時間集中できるようになったり、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
そうなれば、お子さんの勉強やよりよい人間関係の構築に役に立つでしょう。
ここでは低学年男子におすすめの本を紹介します。
絵を見て楽しめる本をメインにピックアップしたので、文章を理解していなくても楽しく読み進められます。
- 著者
- ヨシタケ シンスケ
- 出版日
- 2015-03-07
子どもがついやってしまう「クセ」について、想像力豊かな理由で説明している絵本です。
たとえば、鼻をほじるクセの理由として、鼻の奥にスイッチがついていて、そのスイッチをたくさん押すと頭からウキウキビームが出て、周りの人を楽しい気分にさせるといったような、ユーモアがあることが書かれており、親子で楽しみながら読み進められます。
- 著者
- ["アレックス・ラティマー", "聞かせ屋。けいたろう"]
- 出版日
山から転がってきた「たまご」が、どの恐竜の「たまご」なのかを想像しながら読んでいく絵本です。
ティラノサウルスやトリケラトプス、プテラノドンなどの恐竜が「たまご」に話しかけて、「たまご」が自分の特徴を話していきます。
いろいろな恐竜がカラフルなイラストで登場するので、恐竜が大好きな男の子にはぴったりでしょう。
- 著者
- 佐藤 さとる
- 出版日
小鳥やリスが住みついている大きな木に子どもが少しずつ登っていく様子を描いた絵本です。
あとちょっと登ったらどんな風景が待っているだろう、どんな動物と出会えるのだろうと、少しずつ変わっていく日常や違う風景へのワクワクを体験できます。
やさしい絵で描かれている物語です。
- 著者
- ["やまだ ともこ", "いとう みき"]
- 出版日
学校の帰り道に見つけた、ボタンと受け取り口だけの自動販売機。
その自動販売機には商品の見本もなければ、お金を入れるところもありません。そんな不思議な自動販売機を調べていくお話です。
秋篠宮悠仁さまのご誕生をお祝いした童話コンテスト「創作童話コンテスト」で優秀賞を受賞した作品で、子どもから大人まで楽しめます。
- 著者
- 出版日
- 2016-05-21
進化の結果、残念な感じになってしまった生き物を紹介している本です。
小学生が選ぶ「こどもの本総選挙」で2連覇しており、テレビ番組の「世界一受けたい授業」などでも紹介されています。
クスっと笑ってしまう話や、思わずへーっとなる情報が書かれており、楽しみながら知識が身につきます。
- 著者
- ["蒔田 晋治", "長谷川 知子"]
- 出版日
小中学校の教師として40年間活躍した蒔田晋治の「教室はまちがうところだ」の詩が絵本になりました。
間違うことを恐れず、積極的に言いたいことを言っていこうと子どもたちに語りかけています。
つい授業での発言をためらってしまうお子さんにおすすめです。
こちらも低学年男子と同様に、絵をメインに楽しめる本を紹介します。
人気キャラクターとなぞなぞを解いていくものから整理整頓の大切さを教えてくれるものまで、バリエーション豊かな作品が揃っています。
- 著者
- ["森山 京", "鴨下 潤"]
- 出版日
- 2012-11-30
主人公のクマタが、とても大切にしていた本を災害に遭った地域に送るという心温まる物語です。
クマタは「かいがらのおくりもの」という絵本が大好きで、絵本の中にいるキツネの子どもに話しかけるほどでした。
その大切な絵本を大雨の災害に遭った地域に送ったところ、お礼の手紙が届きます。
口コミにも「自然と優しい気持ちになれる」との声が多数寄せられており、お子さんに思いやりの心を持ってほしい親御さんはぜひチェックしてください。
- 著者
- ["灰谷 健次郎", "長 新太"]
- 出版日
本の題名でもある「ろくべえまってろよ」のほか、明るい男の子を描いた「マコチン」や何でも同じになってしまう双子が登場する「ふたりはふたり」など、子どもの日常をいきいきと描いている作品が8編収録されています。
「ろくべえまってろよ」では、ろくべえという犬が穴に落ちてしまい、そのろくべえを助けるために工夫する様子が描かれています。
どうすれば助けられるか、想像力を膨らませながら読めるストーリーです。
- 著者
- ["旺文社", "入江 久絵"]
- 出版日
整理整頓の大切さを漫画で楽しく勉強できる本です。
口うるさく言わなくても、子どもが自分から整理整頓をしてくれたら嬉しいですよね。
整理整頓は「物事を順序立てて考える力」「計画的に物事をおこなう力」「重要なものと無駄なものを判別する力」でもあり、社会に出て働くうえでもとても大切な力です。
いまのうちから楽しく学んでおきましょう。
- 著者
- 松岡 享子
- 出版日
- 1973-02-10
女の子が出すなぞなぞを、腹ペコのオオカミが答えていく物語です。
なぞなぞを子どもと一緒に考えることで、大人も思考力を鍛えることができます。
大人には少し簡単ですが、お子さんはオオカミと一緒になって真剣に考えること間違いないでしょう。
- 著者
- ["サンエックス", "キャラぱふぇ編集部"]
- 出版日
女の子に大人気のキャラクター「すみっコぐらし」のなぞなぞ本です。
なぞなぞは全部で222問とボリュームがあり、充実しています。
すみっコぐらしのかわいいイラストと合わせて楽しめる1冊です。
- 著者
- ["南部 和也", "さとう あや"]
- 出版日
のら猫から飼い猫になったトムが、働けなくなった飼い主の代わりにタクシー運転手として働く物語です。
タクシーのお客さんは全員が猫。トムの一生懸命働く姿と、事件を頑張って解決していく姿に元気がもらえます。
猫のイラストも豊富で、猫好きのお子さんにおすすめの幼年童話です。
中学年にもなるとさまざまな分野に興味を持ち始めます。
そこで、人気ゲームを本にした作品や子どもながらに思う「なぜ?」に焦点を当てた作品など、中学年男子の興味をそそる本を厳選しました。多感な時期にこそ読んでほしい6作品を紹介します。
- 著者
- ロアルド・ダール
- 出版日
- 2005-04-30
映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作本です。
働く人を1人も見たことがない謎の世界一のチョコレート工場に、5人の子どもたちが招待される話です。
子どもたちが体験する予想外で不思議な出来事を、読者もドキドキしながら楽しめます。
- 著者
- 太郎, 岩村
- 出版日
10歳の子どもが感じる疑問について、哲学者からの答えを分かりやすく書いています。
「どうして勉強しなければいけないのか?」「なぜ生きているのか?」など、学校の先生が教えてくれないような疑問に対して、古代から現代の哲学をもとに考えていく1冊です。
- 著者
- ["ニック・エリオポラス", "ルーク・フラワーズ", "国枝 祐希"]
- 出版日
小学生にも人気のゲーム「マインクラフト」の公式小説です。
5人の子どもたちが理科の先生が作ったVRゴーグルでマインクラフトの世界に飛び込み、不思議な冒険をします。
イラストが満載で、小学生でも読めるようすべての漢字にルビが付いています。マインクラフトが好きなお子さんは必読です。
- 著者
- ["星 新一", "あらゐ けいいち"]
- 出版日
人気のSF作家・星新一によるショートショートです。
何でもできるロボットを連れて別荘に住みだした博士でしたが、しだいにロボットがおかしな行動をとり始めます。
科学が発達するにつれて発生しうる問題について深く考えさせられる内容で、機械や科学技術などに興味があるお子さんにおすすめです。
- 著者
- 富安 陽子
- 出版日
- 2003-07-01
母の正体がキツネという5人家族の信田家に、小さな竜が迷い込んでくるという不思議な物語です。
その竜がさまざまなトラブルを信田家に持ち込み、家族で協力しながら解決していきます。
お子さんと一緒に読むと家族の絆を深められるかもしれませんね。
- 著者
- 岡田 淳
- 出版日
小学6年生の主人公・悟が2分間で不思議な冒険をする物語です。
ある日、言葉をしゃべる黒猫に出会い、不思議な世界に迷い込んでしまいます。
そこで出会った仲間とともに、その世界を支配している竜に立ち向かっていくストーリーです。
冒険を通じて成長していく子どもの姿が描かれています。
ここでは、友達の大切さを教えてくれる本から、摩訶不思議な体験ができる本などを紹介します。
- 著者
- 廣嶋 玲子
- 出版日
不思議な駄菓子を売っている駄菓子屋さんで、駄菓子を買った人が体験するさまざまなストーリーが描かれています。
摩訶不思議な体験はどれも子どもの創造性を高めてくれる内容です。
レビューには「大人が読んでも楽しめる」との声が寄せられており、大人が子どもと一緒に読む本としてもおすすめです。
- 著者
- 黒柳 徹子
- 出版日
- 1991-06-15
司会や女優としてなど幅広く活動する黒柳徹子の、累計800万部を売り上げた人気作です。
主人公のトットちゃんが、ユニークな教育をしているトモエ学園で、友達とのびのびと成長していく物語です。
子どもの成長につながる、とても大切なことが書かれています。
ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)
1967年01月20日
世界中で読まれている双子の野ネズミ、「ぐり」と「ぐら」の絵本です。
大きなたまごでカステラを作って森の動物たちと楽しく食べる話で、いろいろな楽しいことを思いついては実行していくキャラクターに元気をもらえる1冊です。
- 著者
- ["常光 徹", "怪談オウマガドキ学園編集委員会", "村田 桃香", "かとう くみこ", "山﨑 克己"]
- 出版日
お化けの学校である「オウマガドキ学園」で、お化けたちが一人前のお化けになるように勉強する物語です。
1巻では、「学校・夜・時間」にまつわる怪談が12編収録されています。
怖い話が好きなお子さんは夢中になるでしょう。
- 著者
- 梨木 香歩
- 出版日
- 2001-08-01
学校に行かなくなった少女・まいが、おばあさんから魔女の手ほどきを受ける物語です。
魔女の修行にとって一番大切なことは「なんでも自分できめること」だと述べられており、大人になっても大切したい価値観を学べます。
日本児童文学新人賞や小学館文学賞などを受賞している作品です。
- 著者
- ["宮川 ひろ", "小泉 るみ子"]
- 出版日
小学1年生から運動会でリレーの選手を任されている加奈。
しかし、アンカーに選ばれたリレーで失敗してしまい、とても落ち込んでしまいます。
そんな加奈をおじいちゃんが自身の過去の失敗エピソードを話して励ましていく話です。
失敗に対して前向きな気持ちになれるだけでなく、思いやりなど人として大切なことも学べる作品です。
謎解きやミステリー作品をメインにピックアップしました。
道筋を立てて謎を解決していくことで、問題解決能力も鍛えることができるでしょう。気になった本があればぜひチェックしてみてください。
- 著者
- 宗田 理
- 出版日
- 2014-06-20
中学1年生の男子生徒が、世間体ばかり気にする大人に対して反乱を起こす物語です。
思春期に差し掛かっている高学年の男子が感じる感情を鮮やかに描いており、共感する部分が多いと思います。
これからさまざまな大人と関わる子どもたちにとって、大人はどんなことを気にし、どういった考え方をしているのかを学べる本でもあります。
- 著者
- SCRAP
- 出版日
世界的に人気を博した参加型ゲームイベント「リアル脱出ゲーム」の書籍版です。
実際のリアル脱出ゲームのようにパズルや推理をして、ひらめきによって次のステージに進んでいく感覚を疑似体験できます。
問題は5分程度で解けるので、小学校高学年やなぞなぞ好きのお子さんにおすすめです。
- 著者
- 瀬尾 まいこ
- 出版日
- 2015-03-28
頼りない美術教師の顧問と、寄せ集めの陸上部員で駅伝の県大会出場を目指す青春小説です。
個性的な登場人物たちが目標に向かって全力で取り組んでいく姿に、自然と心打たれます。お子さんが成長するきっかけにもなるでしょう。
「シンプルでとても読みやすい」と定評があり、小学生でもスラスラと読み進められます。
- 著者
- ["アガサ・クリスティ", "田内 志文"]
- 出版日
世界的な有名ミステリー作家・アガサクリスティーの代表作です。
高級寝台列車で起きた殺人事件を、世界一の探偵であるキュール・アポロが解決していきます。
子どもから大人まで夢中にさせてくれる名作です。
読みやすい小説なので、読書のきっかけをつくる1冊としてもおすすめです。
- 著者
- 出版日
- 2013-12-03
収録されている作品がすべて5分で読めるうえ、どれも結末に驚くようなどんでん返しがあります。
収録作品のジャンルは、SFやホラー、ミステリーなどさまざまです。
朝の読書にぴったりの1冊です。
- 著者
- ["松原 秀行", "梶山 直美"]
- 出版日
- 2011-06-10
長年親しまれている「パスワード」シリーズの1冊目が、現代技術などの内容を含んでバージョンアップしました。
ストーリーはジョギング中に見つけた不思議な別荘の秘密を探るところから始まります。
物語と推理パズルを一緒に楽しめる作品です。
友達やお金の大切さを教えてくれる作品など、バリエーション豊富な本を紹介します。
- 著者
- 重松 清
- 出版日
- 2007-06-28
小学4年生のクラスに口笛が上手な女の子・マコトが転校してきます。そんなマコトと、マコトの相棒になる主人公・ツヨシの友情を描いた物語です。
マコトは小さい頃に父を亡くしており、誰よりも強く優しく、そして友達思いです。
そんなマコトの気持ちを擬似体験できる本作は、友達の大切さを教えてくれます。
- 著者
- 石崎 洋司
- 出版日
- 2005-09-15
青い鳥文庫の人気シリーズ「黒魔女さんが通る」の第1巻です。
おしゃれや恋、友達に興味のない冷めた小学5年生のチョコが、黒魔女の修行をさせられ、クラスメイトたちの騒動を解決していきます。
登場キャラクターもバラエティに富んでおり、魔法や魔女が好きなお子さんにぴったりな作品です。
- 著者
- 岩佐 めぐみ
- 出版日
アフリカで退屈しているキリンが、同じく退屈しているペリカンに手紙を運んでもらう話です。
文通の相手はペンギンなのですが、キリンは相手がどんな動物か分からないまま文通を続けます。
優しい絵と楽しい物語にお子さんは夢中になること間違いないでしょう。
親御さんからも「自然と物語に引き込まれて大人でも楽しめた」と評判の作品です。
- 著者
- 沖 守弘
- 出版日
ノーベル平和賞を受賞し、20世紀の聖女と呼ばれたマザー・テレサに関する伝記です。
この伝記では、有名なマザー・テレサがどんなことをしたのかを詳しく勉強できるだけでなく、当時の生活がどんなに苦しいものだったかを正しく理解することができます。
本当の幸せとは何かを考える機会にもなるでしょう。
- 著者
- ["緒川 さよ", "甘塩 コメコ"]
- 出版日
聖ダイヤ学園に通うチャラは、同級生のイケメンに日本舞踊を習うことになります。
しかし、その稽古が終わった後、同級生のイケメンは乙女キャラに変身してしまうという変わった恋愛物語です。
日本舞踊よりも学園生活を中心に描いており、中学校生活に憧れる女の子にはぴったりでしょう。
- 著者
- ["キム ソンヒ", "ゆか, はまの", "優香, 桑畑"]
- 出版日
12歳で100万円を貯めた韓国の女の子の実話をもとに、経済やお金について楽しく勉強できる本です。
これからの時代を生きていく我が子に、きちんとお金や経済の知識を身につけてほしいと考える親御さんは、ぜひお子さんに読ませてあげてください。
小学生のお子さんに本を読ませたいと考えても、いろいろな本があり、どれを選べばいいか悩まれると思います。
そこで、小学生の本を選ぶ方法を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
本を選ぶ際は、お子さんが興味を示しそうなジャンルから選びましょう。
低学年のお子さんには、絵を見てわかるような本や面白い仕掛けのある本がおすすめです。
中学年から高学年のお子さんには、ロボットや科学、魔法、恐竜、恋愛などのジャンルからどれに興味を持つか、本人に聞いてみてください。そして、そこから選んでみましょう。
本に興味を持ちにくい場合は、漫画から始めるのもいいかもしれません。
本を選ぶ場合はページ数も考慮しましょう。
本をあまり読まないお子さんや読書が好きではないお子さんに、ページ数が多く読み終わるのに時間がかかる本を読ませても、最後まで読んでくれる可能性は低いです。
その場合は、ページ数が少ない本から読ませてみて、本を読み終わったという達成感を味わってもらいながら、少しずつページ数の多い本へ誘導するといいでしょう。
ページ数の多い本にも、短編集のように1話あたりのページ数が少ないものもあるので、そういった本を選ぶこともおすすめです。
子どものときから身につけてほしい知識がある場合は、それを学べる本を選ぶといいでしょう。
国語力を養ってほしい場合は、きちんとした日本語で書かれており、登場人物の心情をさまざまな表現方法で豊かに表現している本がおすすめです。
思考力を身につけさせたい場合は、パズルゲームや推理、サイエンスについて書かれている本を渡してみましょう。
芸術的な能力を磨いてほしいときは、キレイな絵で構成されている本や絵や粘土などの創作について解説している本は効果的でしょう。
この記事では、小学生が本を読むメリットや、低・中・高学年別におすすめの本や選び方を解説しました。
お子さんが豊かな感受性を持ち、賢く育つためには、読書が非常に有効だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
紹介した本のなかには、子どもだけではなく大人が楽しめるものもあります。
本の内容についてお子さんと話したり、面白い仕掛けを一緒に楽しんだり、読み聞かせをするなど、本を通じてお子さんとの時間を増やしてみてください。