秋にみる夢の話【荒井沙織】

更新:2021.11.28

みなさんは秋の夜長をどうお過ごしでしょうか? ここ数年、私にとって秋は最も好きな季節だ。海水浴を除いて、あらゆる事をするのに適していると思う。快適な気候に促されて、このところはすっかり夜更かしが習慣になっている。一方で、夜更かし後の睡眠もまた、この季節に心地よいものの一つだ。良い夢ばかりではないけれど、眠っている間に自分の脳から気づかされる事もある。今回は『夢』をテーマに書いていきます。

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夢みること

 

秋に限ったことではないけれど、夜更かしのお供の定番といえば、やはり本や映画、海外ドラマだろう。中でも私がこの秋BGM代わりとして気に入っているのが、ドラマ『glee』だ。オハイオ州のとある高校の生徒たちが、グリークラブで全国大会を目指す様子や、卒業後もそれぞれの夢を叶えるために奮闘する姿を描いている。

往年の名曲からミュージカルの定番曲、当時のヒットチャートまで、様々な曲にのせてテンポよく進むエピソードは、友情の育み方や人生の複雑さを伝えているが、主となるテーマはやはり、【夢を追い続けること】だろう。このドラマを観ていると、自分が本当に心から求めることを選択したくなる。

夢見ているものが正しいかどうかは、その時の自分が判断すれば良い。信じてやってみて、もしも違っていたと思うなら、その時は立ち止まって方向を変えれば良いのだ。秋は何をするにも気候が良い。爽やかな気分で様々なものから刺激を受けながら、歌を口ずさむくらい軽やかに、自分の夢をまた探してみるのもいいかもしれない。

 

著者
株式会社クラフトーン
出版日

夢占い

 

秋は、心地よく眠ることのできる季節でもある。冷房で喉を痛めたり、掛け布団を蹴飛ばして凍える心配もない。眠ることは大好きだ。睡眠は、心身ともにエネルギーを蓄え、修復をしている時間だと思っている。

私は比較的よく夢を見る方だと思う。どんな夢を見たか、特徴を言語化できる程に覚えていることは多くないが、時折、夢占いを調べてみたりする。調べてみたくなるのは大抵、はっきりと悪い夢の内容を覚えていて、不快さで目覚めたような時だ。どちらかといえば、占うことよりも、今の自分の潜在意識にどんな感情があるのか知りたいという理由で調べている。

今年に入ってからは、いつも眠っているような気分だった。元々、向かいたい方向が定まらないままボートに揺られているような現状にはうんざりしていたが、だからと言って、無我夢中にオールを漕いで、どこかの岸にたどり着きたいとも思えなかった。それほどに疲れていたのだろう。そんな心境もあってか、何度寝直しても、疲れる夢ばかりみてしまうことも多かった。仕事の夢も見る。特に、何かストレスがかかっていると自覚しているような時は、まるで現実の続きかのように、リアリティのある悪夢にうなされるのだ。

 

著者
["マシュー・ウォーカー", "Matthew Walker"]
出版日

 

統計学を元にしたいくつかの占いによると、ここまでの数年間は、私の運勢的にみてそういう星廻りの時期だったそうだ。悪夢をみる度に調べた夢占いにも、まさに「現状に抱いている感情が表れている。」という内容が書いてあったから、自分の心がどう感じているのかを改めて脳に教えられたかのようだった。

夢占いについて書かれた本は、切り口も解釈も様々なものがあるようだ。いくつか開いてみて、良い内容の方を採用すれば良いと思う。もしかすると、知らず知らずに押し込めていた自分の心の声が聞こえてくるかもしれない。

 

著者
["ベティ・ベサーズ", "穴原 美智子"]
出版日
著者
マリィ・プリマヴェラ
出版日

夢のあと、まどろみの時間に

 

夢と現実の間、つまり “まどろみの時間” は、ただぼんやりと寝ぼけているだけでは無く、一つ一つの感覚を取り戻しながら目覚める過程でもあると思う。どちらともない意識の中は、心地良さと発見に満ちているはずだ。

今回の写真展に向けて私が撮ったのは、「まどろみ」や「目覚め」、「夢心地」をイメージした写真。夢をみていたいあなたも、目覚めたいあなたも、ぜひ渋谷のギャラリーへ遊びにいらしてくださいね。

Island Gallery
安斉紗織×荒井沙織「二人の さおり展」 

【会期】2020年11月23日[月・祝] − 11月29日[日]
           11:00-18:00
           (初日は13:00から/最終日は18:00まで)
【会場】アートギャラリー道玄坂
           東京都渋谷区道玄坂1-15-3 プリメーラ道玄坂102
【主催】Island Gallery
【協賛】マルマン株式会社 Canson Infinity

 

(撮影: 荒井沙織)

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