テクノボン

1980年代後半から勃興したジャンル“テクノ”。21世紀が目前にせまっていた時代に、未来感あふれるこの単語がダンスシーンに新たな指針を与えた。クラブ、レイヴ、フェスティバル。様々な場所でシンセサイザーによる電子音が盛り込まれたトラックをDJがプレイし、「ラヴ・パレード」では100万人が集まり社会現象になった。 そしてテクノという大きな枠組みから多くのサブジャンルが派生。テクノは日本国内では90年代初頭から輸入され、書籍などによって状況を把握する試みが行われていた。今回はその一部を選書した。
出版されたのは1994年、国内初となるテクノに関する書籍。世界的な盛り上がりと連動して国内テクノ・シーンが形成される最中で、その熱気を言語化しようと挑戦した、電気グルーヴの石野卓球と音楽ライターの野田努による対談本だ。テクノボン
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本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。