5分でわかる冒険家・探検家!活動資金はどうしてる?年収事情、なる方法なども解説!

更新:2023.11.9

冒険家や探検家は、傾斜が厳しかったり標高が高かったりと危険地帯の多い山岳などに足を運ぶ方々のことを指します。前人未到の地を探検してみたり、高い山に登ってみたり。新たな発見や、新規ルートの開拓をするために、苦境にチャレンジし続けています。冒険家・探検家には職業としての明確な定義がないため、自ら名乗ればいつでもなることができます。多くの方は、スポンサーをつけて資金出資をしてもらい、活動を続けています。まずはそこが最初の難関といえるでしょう。本記事では、そんな冒険家・探検家の仕事内容や年収、資金の事情などを解説。記事の最後には有名活動家の書籍もご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

ブックカルテ リンク

冒険家・探検家とは

冒険家や探検家というと、チャレンジ精神で苦境にトライしていく方々ですが、実際にはそのジャンルもさまざまです。

「冒険家・探検家」と広く括られてはいますが、後世になり冒険家へとジャンル分けされた方も多いのだとか。実際に、本人からすると当時は生き残るために必死だったという理由もありそうですよね。

ここでは「冒険家・探検家」のジャンルについてまとめました。

登山家(アルピニスト)

現代でも比較的よく聞く「登山家」も冒険者、探検者として分類されています。その名の通り、エベレストやマッキンリー、キリマンジャロなど、各大陸の最高峰のの山々にトライしている方々を指します。

極地・奥地探検家

先に紹介した「荻田 泰永」氏も含まれます。研究やスポーツとしての意図がありますが、以前は航路の開発や開拓目的として盛んにおこなわれていたようです。

海洋冒険家

ヨットや小さな船で単独航海をする方々です。

自転車冒険家・バックパッカー

自転車ひとつで世界中を旅する方々です。

宇宙飛行士

前人未到の地を調査するという広義の意味では、パイロットや宇宙飛行士たちも冒険家に分類されます。

時代とともに冒険家・探検家の定義は変化している

一昔前までは、航海者や開拓者が主だって「冒険家・探検家」と呼ばれていたようですが、さまざまな通信機器や移動手段が開発された現代では、これらの要素ではなかなか冒険家・探検家としての地位は得にくいのかもしれません。

この他に犬ぞりで南極や北極を踏破する人、先住民の開拓をおこなう人なども冒険家・探検家に該当します。自らの危険やリスクを顧みず、人類史の発展や偉業などに挑戦する方々は、冒険家・探検家として認識されることが多いのです。

冒険家・探検家の年収とは!気になる収入源

冒険家・探検家という職業で最も気になるのは、その収入源です。冒険・探検するとお金がもらえると考える方は少なくありませんが、そうではありません。この章では、冒険家・探検家の方の収入源について解説いたします。

スポンサーから活動資金を得ている

冒険・探検をするにはまとまった額の資金が必要です。冒険・探検するためには世界中を飛び回ったり、現地に長期滞在したりする必要があるのでお金(活動資金)がかかります。ほとんどの冒険家・探検家は、自分の活動に対して資金を提供してくれる「スポンサー」を探すことから始まります。

実はこの活動が何よりも大変です。冒険家・探検家として、それなりに知名度や十世紀がある場合は、スポンサーがつきやすいですが、冒険家・探検家としての活動初期は誰しもが無名です。自分自身で活動予定内容を企画書としてまとめ上げ、スポンサーとなってくれる企業を探すことから始まります。

アルバイトを掛け持ちするのが一般的

活動内容によって、企業からの出資内容も異なります。自分自身での身の回りの私物は自分で調達することも必要です。多くの冒険家や探検家は、普段はアルバイトや現地ガイド、インストラクターなどをしながら生活費を稼いでいます。

そのため、「冒険家・探検家としての年収」が限りなく0に近いことも十分あり得ます。そもそも、冒険や探検で得られる活動資金も、あくまでその冒険や探検を成功させるための資金なので、そのほとんどが自身の収入として残らないと考えるとよいでしょう。

実績を積んだあとは別の収入源ができることも

多くの冒険家や探検家たちは、ある程度の実績ができたら本を出版したり、後援会を開いたり、知名度が上がってくるとメディアに出演することで収入を得ています。有名な冒険家・探検家であれば年収が1000万以上にのぼる例もありますが、かなりのレアケースです。

冒険家・探検家の実生活

冒険家・探検家の方々が、活動をおこなっていない間の実生活も気になるところです。この章では、実生活の一例をご紹介します。

生計を立てるために働いている

冒険家・探検家の方々は、ひとつの冒険・探検が終わると、次の準備を開始します。しかし、それだけを純粋にしていては、生活していけないのが実情です。

冒険家・探検家として活動しようにも、スポンサーがつかないことも多々あります。その場合、資金を自分で調達するためには仕事をする必要があります。しかし、会社員などの正規雇用になると、いざ冒険や探検に行くために長期休暇を取ることも難しくなります。

ですので多くの場合は、アルバイトや非正規雇用での就業形態をとり、自分で冒険・探検資金を貯めています。さらに、冒険や探検に関する講演会や、自然観光ツアーのガイド、登山家であれば登山ガイドなどをして生計を立てています。

体力をつけるための運動を欠かさない

また、基本的に冒険家や探検家は体が資本です。過酷な状況下でも生存するために基礎体力の向上はもちろん、状況を打破するための精神力も欠かせません。普段から腕力や持久力、心肺機能を高めるための体力作りもを日々おこなっています。

日本人アルピニスト・野口健さんの話

実際に、有名な冒険家・探検家の方の活動内容を見ると、職業としての具体的なイメージがわきます。この章では、日本人アルピニストとして有名な野口健さんをご紹介します。

日本人アルピニスト・野口健さんの話

日本人アルピニスト・野口健(のぐちけん)さん。7大陸の最高峰「キリマンジャロ」「コジアスコ」「アコンカグア」「マッキンリー」「ビンソン・マッシーフ」「エルブルース」「エベレスト」を登頂したことでも有名です。

彼はアルピニストとしての活動だけではなく、山岳部の環境問題に対して、清掃活動を推進している事でも有名です。

標高5000m以上の山に登るときには、酸素不足や気圧の変化が原因で高山病になることもあります。高山病にならないためには体を慣らしながら登頂しなければなりません。そのため、約2か月ベースキャンプで生活をします。

しかし、エベレスト登頂時、入念な準備をしたにも関わらず高山病になってしまったのだそう。極度の眠気に襲われながら寝ないように自身で頭をたたいたり舌を噛みながらなんとか到達、気が付いたらたんこぶだらけだった、ということがあったのだとか。これは、3回目のエベレスト登頂時の話でした。

冒険・探検には毎回危険がともなう

初めての経験ではなくても、毎回リスクが付きまとうのが冒険や探検です。下準備や心構えを十分におこない、豊富な経験があってもいつどうなるかはわかりません。

過酷な環境の高い山を登るには、ロッククライミングをするために腕力を鍛えたり心肺機能を高めるトレーニングをしたりします。しかし筋力をつけすぎると、体が酸素を消費しやすくなり、この場合は高山病にかかることも少なくありません。その加減もアルピニストにとって難しいところです。

冒険家・登山家を目指すには、いつ自分の体や命が危険にさらされるかわからない不安とも常に向き合わなければなりません。覚悟が必要な職業です。

冒険家・探検家になるには

簡潔にいえば、冒険家・探検家は自ら名乗るだけでなることができる職業です。明確な資格が定められていない職業であるため、自分で名乗りさえすれば、冒険家・探検家として活動可能です。

しかし、名乗ったからといって周囲から認められるかというと、それはまた別の話になります。冒険家・探検家としての活動と実績がなければ、社会をわたっていくのは難しいでしょう。

冒険家・探検家を目指すなら、まずは行動を始めることが重要です。有名な冒険家・探検家の方の著書を読み、どんな活動をおこなっているのかリサーチし、真似るところから始めてもよいでしょう。危険をともなう活動ですから、いきなり大きなことにチャレンジするのではなく、徐々にレベルアップしていくことを心がけてください。

バラエティでも注目の北極冒険家・荻田泰永さんの著書

著者
荻田 泰永
出版日

本書は、北極冒険家でもある荻田 泰永さんが著作した書籍です。北極点・南極点無補給単独徒歩の偉業を成し遂げた著者が、自身が経験した冒険に対する「リスクマネジメント」や「資金調達」のリアルを書いています。

ノンフィクションの冒険について書いた本は多くても、活動を続けるための資金調達のリアルについて書かれた作品は決して多くはありません。その点で、本格的に活動を開始する方なら必ず目を通すとよいでしょう。

多くの冒険家や探検家は、その実績にのみクローズアップしがちですが、資金繰りからの過酷さも物語っている本書は、これから冒険から探検家としての活動を目指す方への参考書籍としてもおすすめできる1冊です。

代表的な登山家・野口健さんが訴える山の「ゴミ問題」とは

著者
野口 健
出版日

本書籍は、日本を代表する登山家のひとりである野口健さんが執筆した1冊です。野口さんによると、有名な山の頂上にはゴミが散乱していると言います。自身がエベレスト登頂時にも感じた山岳部の「ごみ問題」。実は、そのほとんどが日本人登山者が捨てているものだと知って愕然とします。

この時から野口さんの環境問題に関しての活動も始まりました。登山という目標を見つけて、自身の自信へつなげる生き方。そこから社会貢献まで活動を広げられる冒険家人生のあり方。冒険家や探検家を目指す方だけではなく、登山をたしなむ方々にもぜひ一度目を通してもらいたい書籍です。

野口さんは学生時代、たいそうな落ちこぼれだったとか。登山を通して変わった彼自身の人生から見出せるものもあるかもしれませんね。

冒険家といえば、やっぱり「インディ・ジョーンズ」

著者
["ロブ マグレガー", "MacGregor,Rob", "和香, 小口"]
出版日

冒険家の代名詞といえるであろう、「インディ・ジョーンズ」、シリーズ。主人公の「インディアナ・ジョーンズ」は考古学者でもあり、冒険家でもあります。さまざまな秘宝や歴史を追い求めて冒険する様子はワクワクドキドキの連続です。

本書籍は、インディジョーンズシリーズのなかの作品のひとつ。「失われた箱舟(アーク)伝説」の文庫本です。当作品は旧約聖書に登場する「ノアの箱舟」を題材とした冒険物語で、映画シリーズにもなっている「失われたアーク(聖櫃)」とは別のスピンオフ作品になっています。

ノアの箱舟を探すことがテーマとなる冒険ストーリーは、冒険家を目指すならばやはり読んでみたくなることでしょう。冒険ジャンルが好きな方にはぜひ読んでいただきたいシリーズです。

自分の市場価値をアプリで診断

冒険家・探検家の実態を少し垣間見ることはできたでしょうか。将来冒険や探検をしながら、人類の発展や限界に挑戦したいそこのあなた、ぜひ一度紹介した書籍も手に取ってみてくださいね。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る