住岡梨奈が選ぶ「ぬくぬくと時間を過ごすため」の本
ぬくぬくと、時間を過ごすための5冊をご紹介します。

頭は毎日たくさんのことでいっぱいになりがちで、いつも自分の気持ちが追いつかない。頭と気持ちは一緒なはずなのに離れがちで、自分でもわからないうちに決めごとを作ってしまい、のちのち自分や誰かを責め立ててしまうかもしれない。そんなこと無い方が良いに決まっているのに!

だからほんの少しずつ、ぬくぬくと過ごす時間を作りましょう。言葉を読んで気づいたことがあるなら、それは発見だ。これらの本には、大切なことがたくさん詰まっている。

フレデリック - ちょっとかわった のねずみのはなし

著者
レオ・レオニ
出版日
1969-04-01
レオ・レオニの絵が可愛らしい。国語の教科書にも載ってたなぁと思い、購入。

初めは「アリとキリギリスのような感じ?」と思ったけれど、何度か読むに連れ、それぞれに役割があって、それを全うすることで初めて誰かの役に立つんだというメッセージを感じるようになった。

私の場合、その役割は歌。学生時代、家で練習していると家族によくうるさいと言われた。だけど、仕事になって歌い始めたら、それはみんなの楽しみになった。私はみんなの役に立てて嬉しかったし、無駄なんか一つもなかった。それは、文句を言いながらも見守ってくれた家族のお陰でもある。

そしてこの本をもっと好きになった。「みんながいるから僕がいて、僕は自分の出来ることをするだけ。」そう言ってるようなイメージ。とはいえ、深読みせずともおすすめな絵本です。

しろいうさぎとくろいうさぎ

著者
ガース・ウイリアムズ
出版日
1965-06-01
私、これは大人の絵本だと思っている。子どもの頃に読んでいたら、話の意味は全然わからなかっただろう。この本に出てくる二匹のうさぎは、どちらもとても正直なうさぎなのだ。そしてこの二匹みたいに結ばれるのが理想。心配性だとか傲慢だとか、読む人によっては二匹のことをそう思うかもしれない。けれど、この二匹だから良いのだ。約束なんて無しで、一緒にいられるように前を向くだけで良いみたい。強く願えばきっとそうなるでしょう。

これは姉も好きな絵本だと言っていた。愛してばっかりなんかじゃない。ちゃんと愛されてますよ。安心してください〜!ということかな。

星の王子さま

著者
サン=テグジュペリ
出版日
何度でも読める本だと思う。ヒントがほしいなら、理由を知りたいのなら、この本を読むことを私はお薦めします。心の隅でわかってなくてはいけないことだらけで、知らんぷりすることを恥ずかしく思うだろう。この本は、正しい気持ちへの手助けになると思っている。「なんで?どうして?」の気持ちは、時々私をひとりぼっちにさせるけど、知ってて困ることなんて何一つない。

自分の目で見たこと、見えないところも全部、ただ心に留めておこうと思う一冊。

地球動物図鑑

著者
["フレッド・クック", "山極 寿一"]
出版日
2006-03-06
文字通り、地球の動物の図鑑である。地球にはどんな生き物がいるのか見てみたかった。これには虫や魚はもちろん、なんなら無脊椎動物も載っている。でも、全部が全部載っているわけではなくて、家畜は載っていない。絶滅種なんかも載っていて、私はもうヒトコブラクダには会えないんだと知って肩を落とした。

キリンのことを知りたくてよく開いて眺めている。動物園に行ってもキリンとオカピには必ず会いに行く。あとは、ゾウ。怪獣みたいだから好きだ。この図鑑、ゴキブリについても詳しく書いてあり、とても勉強になる。サイズが大きくて重たいので読むのは大変だけど、一番のお気に入りである。

ぼのぼの名言集

著者
いがらし みきお
出版日
2012-12-24
名言集なんてものは、その一言ばかりに目がいって意味が足らないんじゃないかと読むのは嫌だった。だけども、手にしてパッと「なるほど」とわかる4コマ付きの“ぼのぼの”は別だ。

もともとキャラクターが好きでラインスタンプも壁紙も持っている。アニメも少しずつ観ている真っ最中なのである。(漫画はまだだけど…)

ぼのぼのは哲学の海。考え込んで立ち止まったら負けなような気がする。小さなことだけど、大きくもある“ぼのぼの”の心配事を笑えているうちは、私はまだまだ大丈夫だと思える。愛して止まないぼのぼのチャン。

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