ダークファンタジーでありながら、非常に感動的な物語が多くのファンを魅了した漫画『魔女の怪画集』。2020年、惜しまれながらも全8巻にて最終回を迎えました。主人公ロキやリチェの人気は高く、Twitterでのファンアート公開も話題に。そこで、『魔女の怪画集』涙の最終回はもちろんのこと、人気キャラや全巻ストーリーのネタバレ紹介など熱く紹介します。
『魔女の怪画集』は注目の新人漫画家・晴智(ハチ)が描くダークファンタジー漫画です。「ジャンプスクエア」にて2017年から連載が始まり、その後、2020年には「少年ジャンプ+」へ移籍。同年、8巻を最終巻として完結した人気作品。
奇跡を起こす少女・アイシャが描く絵は、人を幸せにするはずでした。しかし、いつしか人間の欲が奇跡以上を求めすぎたため、絵は災いを呼ぶ「魔女の怪画」と呼ばれることに。アイシャが描いた絵のひとつで彼女の親友・ロキは、アイシャとある約束を交わすことになるのでした。
これまで最新刊が発売されるたびに、Twitterにて「#魔女の怪画集カウントダウン」として多くのファンアートが寄せられてきました。最終巻発売時には、ファンアートだけでなく、完結が惜しまれる声や晴智への感謝もみられ人気の高さがうかがえます。
長く心を閉ざしていた主人公・ロキが、ある少女との出会いや周囲の仲間に支えながら心を開いていくさまは多くの読者の共感を誘いました。同時にその美麗な絵柄も話題に。
この記事では、そんな『魔女の怪画集』の作品世界を紹介しながら、その魅力について伝えていきます。
『魔女の怪画集』に登場する人気キャラクターを紹介します。
奇跡をおこす絵を描く少女。自身の血を混ぜて描きます。人を幸せにしたいと願いを込めて描いた絵は、いつしか「魔女の怪画」と呼ばれ害を及ぼすことに。病気で亡くなりますが、最期の親友・ロキに絵をすべて燃やすよう託します。
アイシャが描いた絵の中の少年。孤独なアイシャの唯一の親友でした。アイシャの血により具現化し、彼女との約束を果たすため、100年以上も「魔女の怪画」を探し、燃やす旅を続けています。無愛想ですが、心優しい青年です。ウィンクルム商会でザクセンに手助けしてもらっています。
アイシャにそっくりな少女。最初は人形でしたが、ロキが触れたことにより人間のようになります。魔女の力をもっていますが、同時に記憶も失っています。
ウィンクルム商会とは、物語の舞台となる大陸で最も大きな商会。第4課では、ほかの課の雑用から何でも引き受け「商会の掃除屋」と呼ばれています。本当の目的は「魔女の怪画」の回収。メンバーはみな非常に個性的です。
ウィンクルム商会に所属しています。その中で、「魔女の怪画」の回収にあたっている第4課を仕切る課長です。幼い頃、ロキに助けられました。
ウィンクルム商会の第4課に所属しています。もとはスリをしていましたが、現在は更生中。そのため手枷をしています。自分の面倒を見てくれたカン大哥(にい)とチョウ大哥(にい)を探しています。
幼い頃、ザクセンに保護されました。ウィンクルム商会・第4課に所属はしていませんが、ザクセンやほかのメンバーのサポートをしています。
「魔女の怪画」の中で具現化した雛鳥。絵では親鳥と一緒に描かれています。この鳥と親鳥が離れたところでも通じることから、通信手段として使っています。
ウィンクルム商会・第4課に所属の医師。人捜しのために、ザクセンの「魔女の怪画」探しを手伝っています。
ウィンクルム商会・第4課に所属。美しい物を見ると壊したくなる欲求が出てきます。ロキをからかいつつ、協力もしてくれます。
あやゆる美しいモノを保全するという名目で、慈善活動をしている団体。しかし、裏では「魔女の怪画」を集めています。
聖美術財団の中級学芸員でしたが特級学芸員に。ロキに大事な人を殺されて強い恨みを持っています。
聖美術財団の特級学芸員。エレナを利用し特級学芸員に。リチェが2人目の魔女だとして目をつけています。
トウエンがチョウ大哥と慕う人物。現在は、スノウ・ロペスとして聖美術財団に潜入しています。ヴァクスは協力者です。
レーヴィが探している行方不明のロルフ。記憶をなくし、ビチョウの指示で隠密行動をしています。
聖美術財団の特級学芸員。天空監獄とよばれるアスガルドの監獄長で、どんな悪も許さない冷徹さをもっています。
聖美術財団の特級学芸員。人の記憶を操る怪画を使用しています。
聖美術財団の創立者にして現・トップ。アイシャを聖女として扱い、その復活を企てています。
自由と混沌の街・ドルトロンに住む老人。別の人間になれる絵画を持っています。ドルトロンを聖美術財団から救うため、ロキが怪画を収集に協力することに。
孤児院で育ったアイシャは、病気で外に出ることできません。その代わりに、絵を描くのが好きな少女でした。彼女の唯一の友達は、自身が描いたロキという少年。彼にいろいろなことを話して聞かせる日々を送っていました。
そんなある日、絵の具がなくなったため、アイシャがたまたま自分の血を混ぜて描いた絵が奇跡をおこします。噂はすぐに広まり、アイシャは絵に没頭しました。それはたくさんの人の幸せを願ってのこと。しかしそんなアイシャを孤児院の院長が売り飛ばし、ある屋敷に幽閉されてしまうのでした。
そして、自身の絵が「魔女の怪画」と呼ばれていることを知ることに。その絵の所有者が妬まれて殺され、絵の効果で悪事を働き、絵が血を求めて動くなどと噂されていたのです。
自分の命が長くないことを悟ったアイシャは、ロキにすべての絵を燃やすことを託します。ロキはアイシャ亡き後、1人きりで「魔女の怪画」を探す旅に出るのでした。そんなロキがアイシャとの約束を果たすまでの物語です。その中で、さまざまな人たちに出会い、深く心を閉ざしていたロキが少しずつ変化していく様子も描かれています。
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- 晴智
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『魔女の怪画集』では、さまざまな「怪画」が登場します。この「怪画」とは、災いをもたらすようになってしまったアイシャの血が混ざった絵のこと。もともとは、アイシャが人々の幸福を願い描き出した絵でした。
最初は純粋な願いを叶える奇跡だといわれていましたが、人間が奇跡以上を求めるようになります。そうして、奇跡の絵は願いに応えようとオーバーワークしてしまい、血を求め出しました。その結果、血を燃料とした道具となっていったのです。
ここで作中に登場する「怪画」をいくつか紹介します。「怪画」は所有者によって、その性質が変わります。
親鳥と雛鳥が描かれた一枚。離れた者同士を通話させることができます。実体化されました。第4課に発見されるまで悪用されなかった珍しい絵。雛鳥は、ぽきゅと名付けられリチェといつも一緒です。
絵の所有者が、マフラーを巻いた者の顔になることが可能になる絵。犯罪行為に使われてきました。ロキとリチェがドルトロンという街を訪れたとき知り合ったハリーが所有者になり、悪用されることはなくなりました。
アイシャが最後に書いた1枚。ようやくわが子を授かった依頼者が、自らの代わりに子供を守ってくれるように願った絵です。所有者の代わりに周囲の人間を亡き者に。幼い頃のザクセンが見つけ出し、ロキに出会うきっかけになった絵です。
『魔女の怪画集』は泣けるエピソードがたくさんあります。第1話や最終話などはもちろん涙なくして読むことはできないでしょう。今回は、それ以外のおすすめの泣けるエピソードを紹介します。
まずは、第3巻に収録されている第8話「体温」から。ロキはアイシャの描いた絵の中の少年で、彼女にどんなに触れたくても触れることができませんでした。しかし、偶然出会ったアイシャそっくりなリチェには不思議な力があるらしく、ザクセンから「もしかしたらリチェに触れられるんじゃないか?」と問われることに。
何度もリチェに触れるチャレンジをするロキですが、なかなか実行できず。おすすめのエピソードは、そんなロキがリチェの涙をぬぐうため初めて触れるところ。直に触れることで、生きていることや温かさを感じることに。そのことをはじめて知るロキなのでした。
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『魔女の怪画集』の中で、次におすすめの泣けるエピソードは第5巻に収録の第17話「証明」です。お互いに幼い頃から思い合っていたレーヴィとヒルダ。しかし娼館で働くヒルダに自分は必要ないと思い込むレーヴィ。ヒルダへの気持ちを隠し、彼女の母・リラのことを好きだと嘘をついていました。
ヒルダは無意識に「怪画」の力を使って、幼い頃の夢、レーヴィや行方不明の弟にずっと一緒にいてほしいという願いから、みなを閉じ込めてしまいます。その呪いを説いたのは、ほかならぬレーヴィからの愛の告白。そうして、結ばれるレーヴィとヒルダのエピソードです。
ヒルダの周囲のみなは2人が思い合っていることを前から気付いていたので、大いに祝福してくれるのでした。
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『魔女の怪画集』で次におすすめするエピソードは、第7巻に収録されている第25話「“何か”」です。ザクセンは聖美術財団に囚われ、天空監獄のアスガルドに収監されてしまいます。ロキを含むウィンクルム商会のメンバーが救出することに。
ザクセンは記憶を書き換えられそうになります。そんな彼の過去の記憶は、「怪画」によって父や大事な人を亡くしてしまったところをロキに救われたものでした。ザクセンはロキと行動するうちに、孤独なロキに大切な「何か」が見つかることを願っていました。そして、記憶を操作されているなか、自分にとっての「何か」について自問していたザクセン。
再びロキに救われ目覚めるザクセンにロキが手を差し伸べます。それを見てザクセンは気付きます。「地獄から救ってくれたロキこそが、自分にとって心から大切にしたい何か」だったことを。一見すると、無愛想なロキの真の優しさが垣間見られるエピソードでもあります。
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孤児院で暮らすアイシャは病気がちで多くは孤児院の中で過ごしていました。好きなことは絵を描くこと。ロキはアイシャが描いた絵の中の少年でアイシャの唯一の親友でした。
ある日、絵の具がなくなり、アイシャが自分の血で色を塗ったところ、その絵が奇跡をおこします。たちまち噂は広まり、アイシャは絵を描き続けました。
そして、ある屋敷に売り飛ばされてしまいます。そこでは手錠につながれますが、ひたすら絵を描くアイシャ。そんななか、自分の絵が「魔女の怪画」と呼ばれ呪いの絵だということを知ることに。
命が永くないことを悟ったアイシャは、ロキに絵の呪いから人々を救うよう願いを託します。アイシャの死後、ロキは「魔女の怪画」を探しすべて燃やすための旅に出るのでした。
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アイシャの絵を探す旅をするうちに、ロキはウィンクルム商会第4課に所属していました。表向きは、他の課の雑用などこなす商会の掃除屋などと呼ばれていましたが、本当の目的は「魔女の怪画」を探すことでした。
その仕事の途中、ロキはアイシャにそっくりな人形と出会います。ロキがその人形に触れた瞬間、人間のように動き出す人形。記憶をなくしている少女が手にしていたネームプレートにはリチェと書かれていました。4課に連れ帰り保護することに。
そして、次の任務に同じ課のトウエンとアイシャを連れていくロキ。そこで、聖美術財団の集団とかち合います。何やら画策している様子の聖美術財団。被害者になりすましていた中級学芸員のエレナがロキに襲いかかります。
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リチェの謎がわかるかもしれないと、ロキはリチェとトウエンとともにドルトロンという街へ向かいます。そこには商会を通さない闇市場があるため、素性を隠して街に入ることに。
しかし、すぐにリチェがハリーという老人に連れ去られてしまいます。ハリーは「魔女の怪画」の所有者で、マフラーを巻いた人間の顔になれるのでした。
ドルトロンの街は聖美術財団との商談を進めていました。それを止めようと、ハリーはマフラーを使って邪魔をしていたのです。なぜなら、現状のままの自由と混沌の街を守ろうとしていたからでした。
そんななか、特級学芸員となったエレナが、リチェを探すロキの前に現れます。エレナはハリーが化けたリチェに襲いかかりました。それを見て、リチェが殺されたと思い込んだロキが暴走し化物に。そんなロキを止めたのは、ほかならぬリチェだったのです。
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ロキの暴走を必死の思いで止めたリチェ。リチェには怪画に影響する特別な力があると同時に、ロキにとってもアイシャとはまた別のかけがえのない存在になっていました。
一方、ハリーから闇市の情報を教えてもらいます。どうやら、スノウ・ロペスという人物から話を聞くのがいいとのこと。早速、ドルトロンからスノウ・ロペスが住む町へ向かう一行でした。
そこはナミトの街といい、聖美術財団の支部がありました。その街で出会った盲目の少年・ルベルから、スノウ・ロペスは財団の責任者であることを聞き出します。また、その街では、通り魔事件が世間を騒がせていました。
ルベルの家に招待された一行は、彼の祖母が実は人になりすました怪画であることを知ってしまいます。そこへ、怪画に襲いかかる謎の男・ヴァクスも現れるのでした。
そして、ようやくスノウ・ロペスに会えた一行。トウエンは彼が行方不明になっているビチョウであると断言しますが、スノウ本人には人違いだと軽くあしらわれてしまいます……。
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ロキに異変が生じていました。それを調べるため4課所属の医師・レーヴィの地元、彼の幼馴染・ヒルダが営む娼館へ向かいます。検査の結果、ロキの「特異結晶(アンダーコード)」が減っていることがわかりました。リチェとロキとの間で特異結晶の移動があったことが判明。そのトリガーは触れることではないかと突き止めます。
一方、ヒルダはたまたま怪画に触れてしまい自分だけの夢の世界にみなを閉じ込めてしまいます。それは、レーヴィや行方不明の弟にそばにいてほしいという願いから。そして、互いに思い合っていたことを知るレーヴィとヒルダ。レーヴィからの愛の告白が、怪画の呪いを解くのでした。
みなが出払っていた4課では、ザクセンが聖美術財団の天空監獄アスガルドへ連れ去られてしまいました。4課のみなでザクセン救出に向かうことになるのでした。
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聖美術財団の特級学芸員・ミゲルに天空監獄アスガルドへ連れ去られてしまったザクセン。彼を救うべく、ロキ、リチェ、トウエン、レーヴィ、ペティの5人がアスガルドへ忍び込むことに成功します。しかし、ペティの破壊衝動により、すぐに見つかってしまうことに。
そこで遭遇したのは、罪も犯していない人たちが投獄されている現実でした。一方、ザクセンは人の記憶を操ることのできるイシュカに襲われてしまいます。
ロキはミゲルと交戦していましたが、人の肉を口にしたミゲルは怪物になってしまいました。そして、リチェの力でロキは、怪画である「慈愛の泉」の力を得て、ミゲルの怪画「黒の正義」を封印しますが……。
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ミゲルもまた聖美術財団の悪事を知り、イシュカの記憶操作により記憶を変えられていました。そんなミゲルの封印に失敗するロキ。それは、ミゲルの部下で、彼を慕うチセの助けが入ったからでした。
ミゲルは封印される途中、なくした記憶を取り戻していました。財団の正義が間違っているという記憶を取り戻し、イシュカに襲い掛かります。
ロキに自分の特異結晶をすべて渡してしまったリチェはもとの人形に戻ってしまいました。そして、ロキからまた特異結晶を与えられると元に戻ります。そこに一緒にいたスノウ・ロペスの協力者・ヴァクスは、レーヴィが探していたヒルダの弟・ロルフだということがわかります。
そして、ロキがイシュカの怪画を封額することにより、これまで記憶を失われた人々の元へすべての記憶が戻ることに。そんななか、4課に戻ったザクセンは自身が掴んだ衝撃的な事実をみなに明かしました。
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聖美術財団の目的はアイシャの復活であることを解明したザクセン。それを知ったロキは複雑な気持ちでいました。リチェに触れたようにアイシャにも触れたい……。そんなロキを励まし、アイシャを救いに行くウィンクルム商会第4課の仲間たち。
聖美術財団はアイシャを復活させ、新しい世界を創造するための儀式を始めました。それは、リチェを媒介にし、この世のすべての怪画を集結させるというもの。しかし、アイシャ復活後、怪画が混ざった者はみな死んでしまいます。
リチェはロキのため、アイシャの復活の儀式を始めますが、アイシャは望まないとロキに止められます。すると、アイシャが目の前に現れ、ロキのそばにずっといたこれまでのことを話し出しました。そして、すべてを終わらせようとするアイシャの最後の奇跡が起こるのでした。
感動的なラストは、ぜひ本編で味わってみてください。
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「怪画」とは、人間の醜い内面の象徴です。欲や心の弱さ、愛が歪んだ形で現わされています。もともとアイシャが描いた絵は人々の幸福という願いが込められたもの。それが不幸にも変わってしまいます。
ロキはアイシャの願いでもある「怪画」を封印する旅を続けます。「怪画」が封印されることで、自分の醜さに支配されてしまった人たちは己の罪深さを知り、本当に大切なものは何か、幸福とは何かを身をもって気付くのです。
この「気付き」こそが、この物語の最大の鍵。作中でアイシャも語っているように、「人は自らの足でその道を切り開いていくる。人の生きようともがこうとする、その心こそが奇跡だ」ということに彼らもまた気付くことに。
最終回に向かう大団円はもちろん非常に感動的ですが、日々の旅という日常のなかで、多くの人の心を救っていくロキ。そして、ロキ自身もさまざまな出会いの中で、自分の心と向き合い大切なものを見つけていく……それはほかの登場人物たちも同じことです。
そんな登場人物たちの気付きの物語が読者に深い感動を与えてくれます。それが本作の魅力ではないでしょうか。
『魔女の怪画集』の原作者は、新鋭漫画家・晴智(ハチ)です。熊本県出身で2月20日生まれ。『魔女の怪画集』が初の個人単行本となります。そんな『魔女の怪画集』は、2017年から「ジャンプスクエア」にて連載が始まり、2020年全8巻にて完結しました。
これまで、ZERO-SUMコミックスの『異種恋愛物語集第三集』にて読切の『先生と恩人さん』を掲載。そのほか、本作と同じ「ジャンプスクエア」にて「衛葬兵の手記」「シャオと光り髪の少女」「爆発物な彼女」「花墓守」なども掲載されました。
2021年現在はPIXIV FANBOXにて、古家彰とともに小説『16×16(てぃーんず)』を不定期連載し挿絵を担当。自身のTwitter(晴智🐐全⑧巻発売中!)で最新情報を続々と更新しています。
『魔女の怪画集』からもわかるように、美麗な絵柄が特徴的で定評があります。少女キャラも非常に可愛らしくファンからも人気です。ダークファンタジーながら美しい感動物語の本作は、第1話の掲載から泣ける作品としても大いに期待されてきました。晴智は、今後の活躍も楽しみな漫画家です。
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『魔女の怪画集』はダークファンタジーの要素もありながら、登場人物たちが再生していく非常に感動的な物語でもあります。もっと読みたいなという気持ちもありつつ、嬉しい最後を迎えます。ぜひ、美しい絵柄と感動的な物語に心癒されてください。