吉野順平は、『ミミズ人間』そのものだったのかもしれません。 吉野順平は虎杖悠仁に「存在しない記憶」を見せられていたわけではなかったのか……? 今回の記事では、吉野順平の最期のセリフ「ゆ…うじ…な…んで?」に隠された真相を、順平が好きだった映画『ミミズ人間』のラストシーンと連動させて考察をしていきます!
はいどーも、『呪術廻戦』考察YouTuber・ポチです。
様々な伏線が残されている『呪術廻戦』ですが、原作漫画3巻・TVアニメ1期で登場した吉野順平に関する最大の伏線として、最期のセリフ「ゆ…うじ…な…んで?」があります。
まぁ、一見すると「なんでこんな事になってしまったんだ」というような意味なのかなと思った方も多いと思うのですが、実はそれまで順平は虎杖の事を「悠仁」と呼んだ事がないんですね。
その事から、実は虎杖が無意識にのうちに順平に対して「呪術高専に入学して仲良くなる」という「存在しない記憶」を見せていたのではないかと言われていました。
しかし、渋谷事変終盤からの脹相の言動から、「存在しない記憶が実はまったくの偽りの記憶ではない」という可能性がでてきた事から、虎杖に存在しない記憶を見せる能力なんてないのではないか?という説が広がってきています。
となると結局、順平の最期のセリフは何だったんだ?と再び大きな謎になっております。
そこで僕は順平の「ゆ…うじ…な…んで?」について再び考察をしていたのですが……何と先日、いつも動画を観てくださっている視聴者さんから、非常に有力な情報をいただきました。
その情報というのが、順平が大好きだった映画である『ミミズ人間』の最期の台詞が「ママ…なんで?」だったという情報です。
- 著者
- ["芥見 下々"]
- 出版日
先ほど言った通り、順平の最期のセリフは「ゆ…うじ…な…んで?」でしたよね。
順平が好きだった映画の最期セリフと順平の最期のセリフが似ているのは果たして単なる偶然なんでしょうか。
また、原作漫画第24話・TVアニメ第10話で順平は、『ミミズ人間2』を「完璧主義の人間が全てを投げ出すまでの感情の動きがちゃんと描けてるんだ」と評価しているのですが、この全てを投げ出してしまった完璧主義の人間って、まるで順平の事を言っているかのようですよね。
全てを投げ出してしまった完璧主義の人間が「ママ…なんで?」と言い残し死亡する物語。
そして、母を亡くして全てを投げ出してしまった完璧主義の順平が「ゆうじ…なんで?」と言い残し死亡する物語。
この酷似した2つの物語が、ただの偶然ではないとすれば、順平の好きだった『ミミズ人間』は、順平自身の事を表しており、最期のセリフである「ゆ…うじ…な…んで?」は、存在しない記憶を観ていたわけではなく、ミミズ人間との対比を描いたものだったのではないでしょうか!
そして、これは少し余談なのですが、何かしらの現象に対して「記憶を操作されている」ということを言い出したら、何でも後付けで辻褄があってしまうので、正直「これ存在しない記憶の影響なんじゃね?」って言ったもん勝ちな所がありますよね。
僕も『呪術廻戦』考察者の一人として、偏った見方の無いよう努めていきますので、今後とも引き続きよろしくお願いします!
今回の考察で、より『呪術廻戦』の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです!
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