漫画『鬼滅の刃』遊郭編がアニメ化目前!どこが見所?分かりやすく解説!

更新:2021.12.12

劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が前人未到の大ヒット‼日本映画の歴史を塗り替えたことが記憶に新しい『鬼滅の刃』。2021年放映開始が決まった新たなテレビアニメは遊郭編からスタートです。この記事では遊郭編の見どころをネタバレありで紹介!待望の新シリーズをより楽しむためのポイントにクローズアップしていきます。

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大ヒット漫画『鬼滅の刃』無限列車編までをおさらい【あらすじ】

続々と歴史的記録を打ち出し話題をさらう、人気漫画『鬼滅の刃』。まずはテレビアニメ新シリーズの見どころポイントをおさえる前に、2019年4月から9月まで放映されたテレビアニメと劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』までのあらすじをおさらいしたいと思います。

時は大正。いつものように町で炭を売り、家に帰った竈門炭治郎(かまどたんじろう)を待ち受けていたもの。それは惨殺され、変わり果てた家族の姿でした。唯一まだ体にぬくもりがあった妹の禰󠄀豆子(ねずこ)を背負い、さまよう炭治郎。

禰󠄀豆子が鬼に変貌してしまったことを知った炭治郎は、鬼殺隊の青年・冨岡義勇(とみおかぎゆう)と出会います。義勇の勧めで鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)の所に身を寄せ、厳しい修行を重ねることになった炭治郎。最終選別を突破し鬼殺隊となって、次々と鬼にまつわる事件を解決するべく奔走していきます。

はたして炭治郎は禰󠄀豆子を人間に戻すことができるのでしょうか。

竈門家に代々伝わるヒノカミ神楽の秘密を追って、炎柱・煉󠄁獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)に会うため無限列車に乗り込む、炭治郎・我妻善逸(あがつまぜんいつ)・嘴平伊之助(はしびらいのすけ)。

死闘の末、煉󠄁獄杏寿郎は上限の鬼との戦いで力尽き、辛い別れを経験することに。過酷な戦いを経て、炭治郎たちは新たな決意を胸に抱き新たな戦いの日々へと身を投じます。

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2016-06-03

 

アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』の放映は、いつからスタート?気になる詳細は

劇場版『鬼滅の刃  無限列車編』の続きにあたるアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』は、12月5日より放送開始です!

追加キャストとして、「ルパン三世」の峰不二子役としても広く知られている沢城みゆきが堕姫役に、「べるぜバブ」の男鹿辰巳役などの小西克幸が、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)役を務めるキャストとして発表され、SNSなどで話題を集めました。

詳しくは、TVアニメ「鬼滅の刃」遊郭編へ。

気になる主題歌は、Aimerが担当。下記プロモーションリールでは少し曲を聴くことができます。LiSAのように繊細で力強い歌声を、ぜひご視聴ください。

オープニングテーマ:Aimer「残響散歌」

エンディングテーマ:Aimer「朝が来る」

 

遊郭編は漫画『鬼滅の刃』の何巻に収録?あらすじを紹介!

無限列車編の続きとなる遊郭編とは、一体どんなストーリーなのでしょうか?ネタバレありで遊郭編の、あらすじを紐解きます。

漫画版では吉原遊郭編とも呼ばれる遊郭編は、漫画『鬼滅の刃』単行本8巻から11巻に収録されています。

無限列車での戦いで負った傷を癒すため身を寄せた蝶屋敷で鍛錬に励みながら、指令をこなしていく炭治郎・善逸・伊之助。炭治郎が任務から帰ってくると、アオイなほが宇髄天元に任務へと連れていかれそうになっていました。

アオイたちの代わりに宇髄天元の任務に同行することにした、炭治郎・善逸・伊之助。吉原遊郭では遊女たちが行方不明になる事件が多発。先に潜入していたくノ一である宇髄の妻たちの消息と鬼の行方を追うため、炭治郎たちは遊郭に潜入します。

潜入生活の中で聞き込みや調査を繰り返し、蕨姫花魁(わらびひめおいらん)が上弦の陸の鬼であることを突き止めます。蕨姫花魁に化けていた堕姫(だき)&妓夫太郎(ぎゅうたろう)と死闘をくり広げる、宇髄・炭治郎・善逸・伊之助。

今まで遭遇した鬼たちよりも格段に強い上弦の鬼に、炭治郎たちは満身創痍で戦いに挑んでいきます。

 

【『鬼滅の刃』8巻】遊郭編のあらすじをネタバレ!

無限列車での激闘で受けた傷の治療を、蝶屋敷で受けていた炭治郎・善逸・伊之助。それぞれが煉󠄁獄を失った悲しみを胸に抱え、鍛錬に励みながら任務をこなしていました。

ある日、炭治郎が単独任務から蝶屋敷へ帰ってくると、音柱の宇髄天元がアオイとなほをさらおうとしていて……。

助けを求める2人を救うため、必死に宇髄を引き止めようとする栗花落カナヲ(つゆりかなを)・きよ・すみ。そこに炭治郎も助けに入ろうとしますが、宇髄の素早さに歯が立ちません。

しばしの押し問答の末、宇髄は人さらいに来た訳ではなく、とある任務のために女性隊員が必要だったとわかります。アオイの代わりに炭治郎・善逸・伊之助は、任務に同行することになり……。

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2017-10-04

 

【『鬼滅の刃』9巻】遊郭編のあらすじをネタバレ!

宇髄は炭治郎たちに、遊郭へ潜入するように命じます。

女装した炭治郎・伊之助・善逸は、ときと屋・荻本屋・京極屋へ潜入。遊郭での雑用などをこなしながら、連絡が途絶えている宇髄の嫁の行方を追うため奔走します。

潜入先で不審な気配を感じ取る伊之助、蕨姫花魁(わらびひめおいらん)が鬼だと勘付く善逸。

炭治郎と伊之助はそれぞれが得た情報を持ち寄り、定期連絡のために宇髄と接触。善逸が行方不明になってしまいます。嫁を助けたい一心で、宇髄はいくつもの判断を間違えたと言います。

本格的な任務をはじめるため鯉夏に別れを告げに来た炭治郎は、鯉夏の元へやってきた上弦の陸・堕姫(だき)と接触。宇髄は善逸と雛鶴(ひなつる)の行方を追うため、京極屋の主人を問い詰めます。

堕姫と必死に戦う炭治郎、鬼の食糧庫を突き止める伊之助。宇髄も鬼の食糧庫に辿りつき、嫁や捉えられていた人々を救出します。

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2017-12-04

 

【『鬼滅の刃』10巻】遊郭編のあらすじをネタバレ!

理不尽な考えで人々に襲い掛かる堕姫への怒りをきっかけに、額に痣が浮かびあがった炭治郎は劣勢を強いられていた戦況を一変させます。

動きを見切れるようになり、堕姫を追い詰める炭治郎。しかしあと少しというところで、命と体力の限界に直面。またもや窮地に立たされることに。

炭治郎の窮地に駆けつけ、鬼としての進化を遂げる禰󠄀豆子。新たな強さを得た禰󠄀豆子は、人としての心を失いかけてしまいます。

必死に禰󠄀豆子を止める炭治郎。そこへ宇髄が駆けつけ堕姫の首を切りますが、切断された胴体から鬼がもう一体現れ……。

2人でひとつの鬼である妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫は、宇髄と死闘をくり広げます。伊之助と善逸も駆けつけ、炭治郎たちは全員で壮絶な総攻撃バトルに立ち向かっていくのでした。

著者
吾峠 呼世晴
出版日

 

【『鬼滅の刃』11巻】遊郭編のラストのあらすじをネタバレ!

炭治郎たち鬼殺隊の最大の宿敵・鬼舞辻󠄀無惨(きぶつじむざん)の血を色濃く受けた十二鬼月の登場により、少しずつ物語の核心に迫っていく『鬼滅の刃』。十二鬼月のなかでも特に強敵ぞろいなのが、上弦の月たちです。

ここでは本格的な上弦の月とのバトルに突入する、漫画『鬼滅の刃』遊郭編が11巻で迎えるラストについてネタバレありで紹介します。

妓夫太郎・堕姫の壮絶な強さを前に距離をつめることができず、徐々に限界が迫りはじめる炭治郎たちは劣勢を強いられてしまいます。

しかし宇髄の嫁・雛鶴が妓夫太郎に向かって放った無数のクナイ攻撃を皮切りに、攻撃の統制がとれはじめることに。

炭治郎は水の呼吸とヒノカミ神楽の合わせ技で、妓夫太郎に立ち向かっていきます。さらに戦いは熾烈を極め残された力を振り絞り、堕姫と妓夫太郎の首を切り落とそうと奮闘する炭治郎と善逸。

勝利への譜面を完成させた宇髄と伊之助も加わり激闘の末、やっとの思いで堕姫と妓夫太郎の首を切り落とすことに成功します。

最後の力で吉原をめちゃくちゃにした堕姫と妓夫太郎は、今際の際に互いを罵しり合う兄弟ゲンカをはじめます。人間だった頃の記憶が蘇り、互いへの本当の気持ちを思い出した堕姫と妓夫太郎は命が尽き消えていくのでした。

著者
吾峠 呼世晴
出版日

 

遊郭編に登場するメインの柱は、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)

無限列車編で鮮やかな生きざまを焼き付けた炎柱・煉󠄁獄杏寿郎に続いて、本作に登場する柱は音柱の宇髄天元

宇髄天元の人柄と素顔

音の呼吸の使い手である宇髄は、派手好きな元忍。宝石が散りばめられた額当てを愛用し、祭りの神を自称しています。突拍子もないことを矢継ぎ早に言い出したり、短気な一面も。柱として冷静に状況を判断し、大事な場面で頼りになる存在です。

妻が3人いますが、宇髄にとって3人の妻は心の底から大切な存在。普段は派手なメイクをしていますが、素顔は本作切ってのイケメン。その非常に端正な顔立ちに、接した女性たちは態度がコロっと変わるほど見惚れてしまいます。

宇髄天元の派手な攻撃

目まぐるしい速さで攻撃をくり広げる、二刀流の日輪刀の使い手。爆発する仕掛けの橙色の太刀は、桁違いの威力を発揮します。

遊郭編での宇髄天元の活躍に注目

鬼の食糧庫に音の呼吸を駆使して辿り着き、あっという間に捕らわれていた人々を助け出します。その後、決死の局面に対峙していた炭治郎のところへ駆けつけ、宇髄が戦局を大きく動かしたことで上限の陸が正体を見せることに。片腕を切り落とされ毒に侵されながらも炭治郎をサポートし、上限の鬼との戦いに勝利をもたらす重要なキャラクターです。

 

遊郭編から登場する注目キャラ!宇随天元の妻たち

漫画『鬼滅の刃』随一のイケメンキャラ宇髄天元には、個性たっぷりな3人の妻がいます。ここでは遊郭編から登場する宇髄の3人の妻について、触れていきたいと思います。

妻その1.須磨(すま)

宇髄が事前に怪しいと目をつけていた遊郭のひとつ、ときと屋に遊女として潜入。3人の中で1番、泣き虫で気弱。まきをとはソリが合わず、頻繁にケンカをします。

妻その2.まきを

宇髄が事前に怪しいと目をつけていた遊郭のひとつ、荻本屋に遊女として潜入。3人の中で1番、気の強い姉御タイプ。須磨とは犬猿の仲で、何かと言い合いをくり広げます。

妻その3.雛鶴(ひなつる)

宇髄が事前に怪しいと目をつけていた遊郭のひとつ、京極屋に遊女として潜入。3人の中で、最も冷静で優しい性格。ケンカばかりの須磨とまきをの仲裁的役割も担っています。

 

遊郭編に登場する上弦の鬼!堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)

本作ではこれまで様々な鬼が登場し、炭治郎たちとの激闘をくり広げてきました。無限列車編では、初めて上限の鬼が登場。果たして遊郭編では、どんな鬼が登場するのでしょうか。ネタバレありで、遊郭編に登場する鬼を紹介します。

遊郭編に登場する鬼は、上弦の陸(ろく)・堕姫と妓夫太郎。吉原遊郭の京極屋で蕨姫花魁として、傍若無人な振る舞いをする堕姫。これまで時代に応じて様々な花魁になりすまし、100年近く吉原で暗躍してきました。

堕姫と妓夫太郎は兄妹で、妓夫太郎の方が本体。堕姫は不細工を忌み嫌い、美しい女性を好んで食す妖艶な風貌の持ち主。なぁが口癖の妓夫太郎は、猛毒の血鎌を使い圧倒的な強さを見せつけ炭治郎たちを窮地に追い込みやります。

これまで登場して来た鬼とは異なり、2人で1体となる珍しいタイプの鬼です。

 

アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』注目の見どころは

今から放映開始が待ち遠しい、アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』。これまで数々の魅力的なシーンで惹きつけてくれた本作ですが、新シリーズの注目ポイントは、どんなところなのでしょうか?特におさえておきたい見どころを、ネタバレありで考察したいと思います。

ポイント1.炭治郎・善逸・伊之助の女装

遊郭編では炭治郎・善逸・伊之助が、調査のため吉原遊郭に潜入捜査することになります。遊郭に潜入ということで、女装をする3人。この女装姿が、とても個性的で見ごたえたっぷり。また、それぞれ異なる方法で「ときと屋」「荻本屋」「京極屋」に潜入することになるのですが、最後に声がかかることになる善逸が取る行動も秀逸。過酷な戦いの前に、ほっこりとした気持ちになるかもしれません。

ポイント2.炭治郎と禰󠄀豆子の成長

遊郭編では炭治郎と禰󠄀豆子が、新たな一面を魅せてくれます。これまで水の呼吸とヒノカミ神楽を、個々に使い分けていた炭治郎。遊郭編では、水の呼吸とヒノカミ神楽の融合技を見ることができます

鬼になってから、竹の口枷を外すことが無かった禰󠄀豆子。遊郭編では炭治郎の窮地に、禰󠄀豆子が覚醒。竹の口枷が外れ鬼の力が今まで以上に開放されるシーンがあり、アニメで迫力満点なシーンとして描かれることが予想されます。

 

まとめ

大切な人たちを守りたいという思いを胸に、命を賭けた壮絶なバトルをくり広げる漫画『鬼滅の刃』。宿敵である鬼たちも、元は太陽の下を歩く人間でした。複雑に絡み合う凄惨な過去やギリギリのところで成長していく姿が解き放つ魅力は、作品に惹きつけられる原動力になっています。新シリーズのアニメがはじまる前に、原作が解き放つ魅力に触れてみるのはいかがでしょう。

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