五味太郎の魅力的な絵本12選!小さい子から大人まで楽しめる!

更新:2021.12.14

個性的な絵、独特のセリフ回し、そしてちょっとした皮肉のスパイスがきいた五味太郎の絵本は小さい子から大人まで読者を飽きさせません。

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絵と言葉の魔術師、五味太郎

五味太郎は1945年生まれの絵本作家です。工業デザインの世界から絵本の道に入った人で、単純な線を基調とした画風を持っています。ともすれば誰にでもかけそうに見える五味太郎の絵ですが、それは大きな思い違いです。彼の絵はただの「絵がうまい」人とは比べられない独特の温かみや雰囲気を醸し出しており、子供から大人までたくさんのファンを獲得しています。

また絵本の構成、セリフなどにも様々な工夫と独自性がみられ、「五味太郎の絵本」といえばそれだけで一つのジャンルを構成するほどの独創性を持っています。旺盛な創作活動から生み出された絵本の数は400冊を超えていて、その中には世代を超えて愛される名作が数多く含まれているのです。

また五味太郎は絵本作家としての活動の枠を超え、エッセイや服飾・文房具デザイン、幼児教育の分野でも活躍しています。子育ての現場で、街角で。日常において五味太郎を発見する機会は多いのではないでしょうか。

はじめて出会う五味太郎、1歳から楽しめる入門絵本

『きんぎょがにげた』はシンプルで短い絵本です。きんぎょが水槽から逃げ出して、いろいろな場所に隠れます。カーテンの赤い模様に紛れたり、イチゴの中に溶け込んでみたり、子供部屋のおもちゃの影に隠れたり……。

「きんぎょ、今度はどこに隠れたのかな?」と子供に金魚の行方を問いかけながら読むと、とても夢中になって探してくれます。何度も読んでいると、ページをめくった瞬間に、「ここ!」とすばやく指さして得意げになる子も。

対象年齢は2歳からとなっていますが、1歳児程度からでも楽しむことができます。「きんぎょがにげた」「こんどはどこ。」というシンプルなセリフの繰り返し。五味太郎のかわいいカラフルなイラストがふんだんに楽しめ、見ているだけでもわくわくしてくる絵本です。

 

著者
五味 太郎
出版日
1982-08-31


また、金魚は大人から見ても「そうきたか!」という意外な場所に隠れていたりして、読み聞かせている大人もにんまりしてしまう面白い絵本になっています。

さて、逃げた金魚は最後にはたくさんの金魚の群れの中に隠れてしまいます。見つけるためには目のちょっとした模様の違いに注目しなければならないので、このページの「こんどはどこ」は難しいです。小さい子だと間違えて別の金魚を指さしちゃったりするのですが、それも読み聞かせているほうからすると可愛らしいのです。

ちょうちょはどこにいる?五味太郎の代表的な仕掛け絵本

『きいろいのはちょうちょ』は五味太郎の代表作の仕掛け絵本です。絵本の一部にちょうちょ型の穴が開いており、後ろのページの黄色い色が見えるので「きいろいちょうちょ」がいるように感じます。主人公の男の子が「きいろいのはちょうちょ……」と、虫取り網でこれをつかまえようとすると……。

ページをめくるとびっくり。ちょうちょ型の穴から見えていた黄色は次のページでは別の物体の黄色なのです。黄色い花だったり、黄色い風船だったり、工事現場のヘルメットだったり。

 

著者
五味 太郎
出版日


この絵本のポイントはまず、「この黄色、今度は何なのかな?」と予想しながら楽しめること。それから、「きいろいのはちょうちょ」と言っていた男の子が次第に「ちょうちょかもしれない……きいろいのは……」と自信がなくなっていき、「きいろいのは もうぜったいに ちょうちょじゃない……」と言い切るようになるラストまでの言葉の変化です。

そして、もう一つ。何回か読んでいると気が付くのですが、めくった後のちょうちょ型の穴が、次のページでも何らかの役割を果たしていることです。リボンになったり、口の形になったり、サングラスになったり…ちょっと言葉で伝えにくいのですが、絵本を手に取ったら「めくったあと、前のページのちょうちょの穴が次のページでどうなっているのか」に注目してみてください。「ここまで計算しているのか!」と驚くこと請け合いです。

五味太郎の仕掛け絵本ではほかに『まどから おくりもの』という作品も有名です。サンタクロースが穴あき窓から住人を推測してプレゼントを選ぶのですが、窓から見えているのは住人の一部で、ページをめくったら、実は……というお話。クリスマス絵本の定番です。

セリフの繰り返しが生む、五味太郎の不思議な「パターン」絵本

続いて紹介する『どいてよ へびくん』は何とも不思議な絵本。主人公(猫?のような生き物)のそばには、おおきなヘビがいて、いつも何かの邪魔になるんです。たとえば、主人公がソファーに座ってラジオを聴こうととすると、おおきなヘビがすでにソファーを占領してオルゴールの音色にうっとりしていたり、砂場で遊ぼうとしたらヘビが砂場に変な格好で埋まっていて、邪魔だったり……。

そのたびに主人公は「どいてよ へびくん」と迷惑そうな顔。

「どいてよ へびくん」「どいてよ」「どいてよ!」の繰り返し。ある意味単調な絵本ですが、へびくんの邪魔っぷりはどのページでもちょっとひねりがきいていておもしろいんです。そして読み手がこの「どいてよ」パターンになれたころです。最後のページだけセリフが変わるのにおやっとなるはず。

「どかないでよ」

さて、主人公とへびくんに何が起こったのでしょうか。ぜひ絵本を読んで確かめてください。

 

著者
五味 太郎
出版日


他にも繰り返しのセリフを楽しむ『いったでしょ』という絵本があります。こちらは「~しますよ」「~した!」「いったでしょ」というパターンを繰り返すのですが、やっぱり最後だけちょっとセリフが変わります。どちらも特別なストーリーがあるわけでもないのですが、なんだかくすりと笑える不思議な絵本です。

おんなじセリフが、立場によってニュアンスが変わる?計算されたセリフに脱帽!

『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』は、虫歯になったわにさんが勇気を出して歯医者さんに行くというお話。歯医者さんに行くわにさんも怖いけれど、わにさんのギザギザのこぎり歯を診る歯医者さんだって怖いのです。さて、無事に治療は終わるのでしょうか。

 

著者
五味 太郎
出版日


この絵本の見どころは、わにさんと、歯医者さんふたりが全く同じセリフをしゃべるということ。わにさんをみた歯医者さん、歯医者さんを見たわにさん、同時にどきっとして

「こわいなあ……」腰が引けます。でも次のページでは

「でも がんばるぞ」わにさんは椅子に座って口を開け、歯医者さんはドリルを持って腕まくり。

「かくごはできた」しかし、わにさんは治療の痛みに思わず「いたい!」

口を閉じてしまい、腕をかまれた歯医者さんはこっちも「いたい!」

「もう ひどいじゃないか」わにさんは口を押え、歯医者さんは腕を押えてにらみあうのですが、「おこっていても はじまらない」二人で気を取り直し、治療を続けます。

計算された構成にほれぼれする絵本です。

みんなでわいわい楽しめる、対話型絵本

『質問絵本』はちょっと変わった構成の絵本です。本を開くとまず五味太郎から質問されます。

例えば20人のいろいろな男の子(太っている子、痩せている子、ジャージの子、野球のユニホームを着ている子、笑っている子、怒っている子など)が見開きにばん、と描かれていて、「男の子がごちゃごちゃおりますが、さて、将来すごく出世しそうな子はどの子でしょうか?そしてその理由は?」と聞かれます。

正解はもちろん人の数だけあります。読み聞かせている子供一人一人に問いかけて、理由を聞いてあげるといろいろな意見が出てきそうです。

 

著者
五味 太郎
出版日


後半になるほど、この質問の内容はちょっと皮肉めいてオモシロくなってきます。

「ここにならんでいる人たちはぜんぶ先生です。小学校の先生がたです。さて、
●宿題をたくさん出すくせのある先生はどのひと?
●わりと平気で失礼なことを言うのはどの先生?
●生徒に人気があるのはどの先生?
●先生ははやいとこやめて、ほかの仕事をしたいと思っているのはどの先生?」
(『質問絵本』より引用)

なんて質問がはじまり、大人でも好奇心をくすぐられてしまいますよね。

最後の質問はいたってシンプル。

「さて、これからおきるのはどんな事件でしょう?」
(『質問絵本』より引用)

絵を見ると、おちそうな岩に寄り掛かる女性、一輪車の行く先で穴を掘る工事のおじさん、居眠りしているらしきバスの運転手、猟銃を構えた男……とハラハラする事件の火種が満載です。ぜひ、絵を見て想像力を膨らませていただきたいです。

絵本には読み手と聞き手のコミュニケーションツールという意味合いがあります。子供にどう話しかけていいかわからないという保護者も増えてきているとか。この本の力を借りれば、親子で笑いあえる自然な会話ができるかもしれませんね。

真面目なふりして、けっこう不真面目な、くすっと笑える五味太郎生活読本

『正しい暮らし方読本』には例えばこんなことが載っています。「正しいお箸の持ち方」「正しい本の読み方」「正しい魚の食べ方」

こういう項目を見ると、「正しいお箸の持ち方なんて、人差し指を添えて、中指でお箸を支えてっていう幼稚園とか小学校とかで習うあれのことでしょ?なんか堅苦しくってつまんない絵本」と思われそうですが、そういう人は「五味太郎が描いた正しい暮らし方」ということがわかっていない人です。

 

著者
五味 太郎
出版日
1993-10-15


五味太郎はいろんな(一般的に見た行儀の悪い)お箸の持ち方を描いて、

「たいせつなのは その人に無理がなく それなりにもちやすく 楽しく食事ができる ということです」
「「正しい箸のもち方」を気にするあまり そのことが とても気になったり 指がとてもつかれたりでは ちっとも正しくありません」
「どうしても使えないなら 他の道具もありますし そうむりすることはありません よね」
(『正しい暮らし方読本』より引用)

と、結ぶんです。「正しいお箸の持ち方」を学ぶことにプレッシャーを感じている子供と大人をちょっとほっとさせてくれる内容です。

一方でタイトルを見ただけで好奇心をそそられる項目もあります。「正しいヘビの長さの測り方」「正しい怪獣との付き合い方」

ちなみに私の一番のおすすめは「正しいだまし方・だまされ方」です。これもかなり気になるタイトルだと思いませんか。

最強のことわざ学習本。きっとことわざのテストで満点がとれるでしょう

『ことわざ絵本』は私が小学生の時、はまりにはまって、何度も読み返した本です。おかげで国語のことわざのテストはいつも満点でした。

その面白さの秘訣は何といっても五味太郎流のユーモアが効いた独特の「ことわざ解説」です。見開きの2ページでひとつのことわざを解説するパターンをとっています。右ページに「ふつうのことわざ解説」をのせ、左ページに改編した「ことわざのパロディ」が載っているという構成です。この「ことわざのパロディ」が秀逸な出来で、「ふつうのことわざ解説」に続けたオチの役割を担っているというわけです。

 

著者
五味 太郎
出版日
1986-08-08


例えば「好きこそものの上手なれ」ということわざについては、「好きだからこそ上手になるし、上手になるからまた好きになる…という具合で…」と右ページに楽しそうにサッカーをする男の子を描いておいて「つまり逆に言えば」「好きじゃないとなかなか上手にはなりにくい…ということ…」調教師の女性がいらいらしながら、フープを構え、イルカがつらそうにジャンプしフープくぐりを失敗する姿を左に描いて「下手は嫌いの証拠」と切り返すのです。

このようにふつうの解説も柔らかい言葉でわかりやすく、その上2コマ漫画みたいにオチが付くんだからこれは面白いです。

ちなみに続編として『ことわざ絵本 Part2』も出ています。

親子で一緒に間違い探しを楽しむ、五味太郎の絵本

この絵本では見開きの左側に簡単な質問文が、右側に動物たちが描かれていて、その動物たちのなかに食べ物を食べた動物を探すというゲームを楽しむことができるのです。

最初のページでは、さくらんぼを食べたゾウを探します。2頭のゾウが並んでいますが、よく見ると上にいるゾウの尻尾がサクランボになっているのです。これには遊び心がくすぐられますね。

その次のページでは、イチゴを食べたのが誰なのか、右のページに描かれた3頭のライオンの中から探します。親子で間違い探しゲームのように楽しみながら読むことができるのです。

著者
五味 太郎
出版日

この作品では間違い探しだけでなく、動物や食べ物の言葉を学ぶことも出来ます。子どもが大好きな動物と食べ物がたくさん登場するので、言葉を覚え始める時期の子どもにとてもおすすめです。

魚の尻尾にドーナツが隠れていたり、ネコの目がブドウになっていたり、角砂糖を食べたアリだけ、お尻が角砂糖になっていたり、思わず笑ってしまいそうな変身を遂げた生きものはイラストを見ているだけでも楽しめます。子どもの想像力を刺激してくれて、間違い探しをすることで集中力を鍛える練習にもなるでしょう。

トイレトレーニングにもピッタリの絵本

五味太郎の作品ではおなじみのゾウ。まずはゾウがうんちをして見せるところから始まり、次にネズミがうんちをするところ、そしてラクダ、魚、鳥、虫……と、様々な生きもののうんちが大集合するシーンを見ることができます。

中盤では、ヘビのお尻がどこにあるかといったことや、クジラのうんちがどんなものかと絵本が読み手に問いかけてきます。動物が生きていく上で切り離すことができない排泄という現象に関して、大人でも知らない生きものの特徴などを知ることができるのです。

著者
五味 太郎
出版日
1981-02-02

トイレトレーニングを始める直前の子どもにもおすすめできる絵本です。興味を引くイラストと、シンプルな言葉でうんちについてさまざまな角度から掘り下げている内容なので、うんちについて多くを学べます。

生まれたての赤ちゃんがオムツにうんちをするところから、大人になるまでどんなふうにトイレが変化していくのがわかるページもあるのです。草食動物の多くが歩きながらうんちをするのはなぜか、肉食動物の多くがうんちを隠そうとするのはなぜか、といったことも描かれていますので、動物そのものの生態についてまで興味を深めるきっかけになるかもしれません。

うんちについて「恥ずかしいもの」「汚いもの」というイメージを持つ前に、生きものは食べるからうんちをするのだという自然な事を教えてあげられる、そんな絵本です。

擬音語と五味太郎が描く優しい絵がマッチ

動物たちがのんびりと過ごす山の上を、貨車を連結させた可愛らしい機関車が蒸気を上げながら進んでいく様子が、この絵本には描かれています。

そこに状況を説明するための文章はなく、ただ、機関車から上がる蒸気の音が「ぽぽぽぽぽ」と書かれているだけなのです。つい真似をしたくなるような音を発しながら機関車は山を進んで行き、ウシやキツネのいる場所を通り過ぎて、道路が見える場所までやってきます。

山の麓を走っている車と、山の上の線路を走る機関車を比べてみても面白いですね。機関車はやがて高い山の上に架かる鉄橋を通過します。そこからさらに進むと、機関車より高い所に新幹線が走り去る姿が見れるのです。

著者
五味 太郎
出版日

電車や車など、乗り物が好きな子どもにとてもおすすめの一冊です。ページをめくっていくうちに、いつの間にか自分がその機関車と一緒に走っている気分になれます。

多くの擬音語に親しむことができるので、子どもの表現力を刺激することができるこの絵本は、言葉を覚え始める時期の子どもにぜひ読ませてあげたいですね。一緒に声に出して読んでみると、より一層楽しめることでしょう。

この絵本の素朴な雰囲気と、言葉による説明がなくてもわかりやすい展開は、長い絵本を最後まで集中して聞くことが苦手な子どもにとっても、集中して最後までのめり込めるものとなっています。

がいこつさんと一緒に忘れ物を探そう

この物語の主役のがいこつさんは、表紙にも描かれている通りとても可愛らしい風貌をしています。そのがいこつさんは、寝る前に何か忘れていると思い立ち、忘れたものを探し始めるのです。

物忘れを経験したことのある大人はがいこつさんに共感できるでしょうし、子どもはがいこつさんの行動のシュールさに引き込まれていくのではないでしょうか。

がいこつさんは警察やデパートに行って忘れ物を見つけようとしますが、なかなか見つからないのです。

著者
五味 太郎
出版日
1982-05-02

がいこつというものが何なのか、子どもに説明した上で読み聞かせると、この物語は何倍も楽しめることでしょう。がいこつがおなかをすかせるわけがない、がいこつが髪を切る必要はない、とツッコミどころが満載なのです。さらに、がいこつさんが忘れ物を探すたびに、そんなわけないかと自分で自分に言い聞かせる姿は可愛らしくもあり、ユーモラスでもあります。

そしてトイレに入ったがいこつさんは鏡を見てついに思い出すのです……がいこつさんが忘れていたのは、寝る前の歯磨きだったんですね! 夜、寝る前に子どもにこの絵本を読み聞かせてあげれば、歯磨きの時間も楽しい時間に変わるのではないでしょうか。

五味太郎のとっておき仕掛け絵本

クリスマスの夜、サンタクロースが窓から中を覗いて、プレゼントを選んでいきます。窓を覗いただけで中にいる人が誰なのかわかるなんてすごい事ですが、サンタさんの様子を見ていると、中にどんな人がいるのか……どうやら勘違いをしているようです。

窓からネコの顔が見えていた家ですが、中で眠っているのは ネコのぬいぐるみを抱えていたブタでした。窓から中を見た時真っ暗だった家には、誰もいないと決めつけてプレゼントを置かずに通り過ぎてしまいます。でもその家では黒いクマが窓に背中を向けて眠っていたのです。

著者
五味太郎
出版日

サンタさんが窓だけを見て中にいる動物を勘違いする様子が面白く、読んでいる側は「違うよ!」とつい声に出してしまうかもしれません。怖くないはずのものが怖く見えたり、怖いはずのものが可愛らしく見えたり、限られた範囲に見えるものからその全体像を想像するストーリー展開は、読み手を存分に楽しませてくれます。

世界中の子どもにプレゼントを贈るからとても忙しいのか、サンタさんはあわてんぼうです。初めてこの絵本を読む人にとっても、窓から見える動物たちが何なのか当てるのはきっと難しいものです。サンタさんと一緒になって家の中にいる生きものをあてっこするという楽しみ方もできますね。

五味太郎といえばこれ!という定番から、大人も楽しめるシュールな本までいろいろ紹介してみました。この他にも彼の絵本はたくさん存在します。自分のお気に入りを見つけてほしいと思います。子供の時に読んで、自分が好きだったからと子供に読んであげるお母さんもいる、息の長い絵本を描く五味太郎。きっと子供に読んであげたくなるあなたの一冊を発見できるはずです。

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