心理学者で、15冊の子育て本の著者であるカール・ピックバーズが言うには、自信のない子どもは新しいことに挑戦することや物事が変わることを嫌がるようになります。それは、失敗や誰かをがっかりさせることが恐いからです。これは後々の人生においての成功の妨げになります。自信の敵は落胆させることや恐れだと彼は言います。難しい事に取り組もうと子どもがしている時に勇気づけるのは親の仕事です。この記事では自信のある子どもに育てる方法を、15個ご紹介します。
人が成長する時、その道のりは結果よりも重要です。その為、あなたの子どもが自分のチームのためにゴールを決めようが、境界線から外れようが、その努力を褒めようとピックバーズは言います。挑戦することを恥ずかしいと感じるべきではありません。
長期間にわたり同じペースで頑張り続けることは、時々うまくやるより、自信を持つことが出来るようになると彼は説明しています。
何でも子どもの興味のあることをやらせてあげるといいです。ただしプレッシャーのかけすぎには注意が必要です。練習をすることでだんだん上達していくことを知り、それは自信につながるとピックバーズは説明しています。
子どもの世話をし過ぎると、自分で問題を解決できる自信は絶対につきません。時に子育ては自分で問題を解決できる自信を持つのを妨げることになり得るのです、とピックバーズは説明します。
両親が厳しすぎる、もしくは求めすぎると、自分自身で自信を持つことが減ります。言われることに依存すると、子どもは大きな行動がとれなくなるのです。
時々、子どもは質問をし続け、親にとっては大変なことですが、本来はとても良いことなのです。ハーバード大学のポール・ハリスは質問をすることは子どもの成長にとても良いと保護者に説明しました。なぜなら彼らは知らないことがあると気づくからです。そこには、彼らが訪れたことのない、知識の世界があるのです。
子どもに、大きいゴールを達成させるための、小さいゴールを作りましょう。
例えば、補助輪なしで自転車に乗れるようになるまでをイメージして下さい。親はその子に合った役目を増やすことにより、その子の自信を育てることができると、ピックバーズは説明しています。
特別扱いは自信をなくさせるとピックバーズは言います。資格は自信の代わりにはなりません。
頑張りを批判されることほど、子どもにとって、がっかりすることはありません。役に立つ感想や、提案をすることは良いのです。しかし失敗だね、だめだったね、と言ってはいけません。
もし子どもが、あなたが怒り、また落胆するせいで失敗を恐れるようになったら、新しいことに挑戦することは二度とないでしょう。頻繁に批判をすることは、自分の価値や、やる気を下げることにつながる、とピックバーズはいいます。
失敗から学ぶことは自信につながります。ただし、両親がそれを学びや成長の機会として扱った場合のみです。過保護になる必要はありません。たくさん失敗することを許し、次により良い結果が出せるように彼らが理解するように促せば良いのです。
理解や経験を深め、大きい世界とうまくやっていく自信をつけることは親としての責任である、とピックバーズはいいます。
あなたは子どものヒーローです。少なくとも、ティーンエイジャーになるまでは。その力を使い、あなたが何を知っていて、どう考え、振る舞い、話すかを教えましょう。よい見本となるのです。
子育ての不安は、子どもが自信を失うことによくつながります。子育ての自信が子どもの自信につながるのです。
人生は怖いものではありません。しかし大変だということは、全ての子どもがいつか、学ぶことになります。彼らが困難に遭遇した時、両親はどのように耐えるかアドバイスするべきです。そういった挑戦は心の回復力を高めます。
それが、バスケットボールのチームの為に遠征する場合だとしても、初めてジェットコースターに乗ることだとしても、それが子どもにとって初めてのことであれば、新しいことに挑戦するという事実に拍手を送るべきだ、とピックバーズは言います。新しいものと異なるものをあえて必要とする勇気をしっかりと持つことは心の快適さにつながるのです。
パソコンの前でずっと過ごすことをこどもに許してはいけません。代わりに、現実世界の本物の人々と過ごす時間をもたせましょう。仮想現実世界で自信を持つことと現実世界で自信を持つことは異なると、ピックバーズはいいます。
Photo:(C)WENN / Zeta Image
Text:(C)The Independent / Zeta Image
- 著者
- 青木仁志
- 出版日
- 2016-02-22
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