オリンピックは、当初、参加国14か国がトーナメント方式で43の競技を行っていたのが、現在では次世代へ栄光を残せる国際的なスポーツの祭典にまで発展しています。この記事では、おさえておきたいオリンピックの歴史に関するトリビアを紹介しています。
紀元前9世紀に始まった古代オリンピックは、394年、ローマのテオドシウスⅠ世のキリスト教を公式宗教とする活動の一部として、異教徒のスポーツ大会という名目で禁止されてしまいました。
しかし、19世紀に入ると多くの慈善家たちによって“教訓と体育”を改善する方法としてオリンピックを復活させる動きが始まりました。
ギリシャの慈善家であるエヴァンゲロスとコンスタンティノス・ザッパスは、オリンピックを復活させ、開催するために、1859年と1870年、1875年にパンアテナイア競技会場を修繕するための資金を支払っています。
シュプロッシャーにあるウェンロックという村で、1850年から年1回開催する地元のオリンピックが始まりました。医者ウィリアム・ペニー・ブルックスによって考案されたその大会は、今日でも開催されています。
ピエール・デ・フレディ男爵は、1890年に町を訪れ大会に参加している人々に感銘を受けました。そこで、彼は国際オリンピック委員会(IOC)を設立し、開催を4年に1度の形に確立させました。
4年に1度の近代オリンピックが中断したことがあるのは第2次世界大戦中の1940年と1944年のみです。
1948年のオリンピックは、当時未だに配給を行っていたロンドンで開催された簡素な大会でした。ロンドンは最初に夏季大会が開催された場所であり、今までに3度開催された都市でもあります。
オリンピックの始まりの地として称えるため、2004年のスローガンは「おかえり」でした。
古代ギリシャで行ったように、参加した選手にはオリーブの花輪を着けてもらっていました。
2016年にオリンピックが開催されるリオは、1968年にメキシコシティで開催された後に南米で初めてオリンピックを開催する都市であり、中南米で2番目の都市です。
7人制ラグビーやゴルフなど28の初めての競技を含め、全部で306の競技が開催されます。
Photo:(C)WENN / Zeta Image
Text:(C)The Independent / Zeta Image
- 著者
- 出版日
- 2016-08-26
- 著者
- 世界文化社
- 出版日
- 2016-04-21
- 著者
- 野地 秩嘉
- 出版日
- 2013-10-08
- 著者
- 出版日
- 2004-07-21
- 著者
- ["内田樹", "小田嶋隆", "平川克美"]
- 出版日
- 2016-07-07