黒木書店フィルモアレコード長住店「発達障害フェア」本屋遊泳~ブックリウムに会いに行こう~【第57回】

更新:2026.10.20

「書店オリジナルのフェア」の取材を通してお伝えしている本屋遊泳。今回は黒木書店フィルモアレコード長住店の「発達障害フェア」について、フェア担当者にお話を伺いました。

ホンシェルジュ編集部です。編集部公式で全力で本を紹介したり、イベントレポートをしたり、インタビューをしたり。
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「発達障害」にフォーカスを当てたフェア

黒木書店フィルモアレコード長住店では、発達障害に関する本を集めた「発達障害フェア」を展開しています。

本フェアでは、発達障害や、いわゆるグレーゾーンの子どもを持つ保護者や支援者に向けて、具体的な声かけ・接し方のコツ、支援制度などを紹介する実用書を中心にそろえています。

もともと、こうした関連書籍は一般的な書店と同様に育児書や医療書のコーナーに置かれていましたが、担当者が友人から子どもの発達の遅れについて相談を受けたことをきっかけに、関連書籍を少しずつ充実させていきました。

さらに、大人の発達障害について世間で話題になる機会が増え、関連書籍を手に取る人も増加。こうした動きを受け、社長・黒木さんの鶴の一声で、メインコーナーで大々的に展開されることになりました。

触れにくいテーマを、身近な書店から

このフェアの特徴は、発達障害という、まだ人によっては触れにくさを感じるテーマについて、関連書籍をまとめて紹介していることです。

フェア担当者は、発達障害について「やや触れにくいジャンルではありますが、書店で大々的に関連本が陳列されているのを見れば、『世間で話題になっているんだ』『異質なことではないんだ』と感じてもらえると思います」と話します。

たくさんの本が目に見える形で並んでいることで、「自分だけの悩みではない」と感じたり、発達障害について知るきっかけになったりすることも、このフェアの役割のひとつです。

こうしたテーマに本を通して触れるきっかけをつくることも、書店の役割のひとつ。担当者は「書店は文化の発信拠点と言われていますので、本領発揮ということかなと思っています」と語ります。

フェアに並ぶのは実用書が中心で、東野圭吾作品のような一冊の大きなベストセラーがあるわけではありません。その代わり、ジャンル全体で売る“チームプレイ”で、書店の売り上げにも貢献しているそうです。

また、関連書籍の中には、発達障害について理解を深める本だけでなく、具体的な声かけや接し方など、日々の生活ですぐに取り入れられるヒントを紹介する本もあります。

そのため、当事者やその家族はもちろん、子どものコミュニケーションや行動への接し方に悩む親・保護者にとっても、参考になる一冊に出会えるフェアです。

幅広い品揃えと取り寄せ対応が魅力

フェアを開催する黒木書店フィルモアレコード長住店は、福岡市の郊外にあり、幅広いジャンルの書籍やCDを取り扱う地域密着型の書店です。

なかでも、社長の趣味でもある車・バイク関連の品揃えは、エリア随一だそうです。

店頭にない商品の注文も受け付けており、近隣の系列店・七隈店から取り寄せることもできます。在庫があれば、早ければ1日で取り寄せることができます。

▼店舗情報

店舗名: 黒木書店フィルモアレコード長住店

住所: 福岡県福岡市南区西長住2丁目25-28

 

フェア担当者からのメッセージ

「いい本をそろえていますので、ぜひご来店ください!」

 

おすすめ本①『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』 

発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換

2020/6/27
大場 美鈴
あさ出版

子どもが理解しやすい言葉への「具体的な言い換え例」を多数掲載しています。発達障害やグレーゾーンのお子さんだけでなく、毎日の子育てですぐに活用できる一冊です。

おすすめ本②『大人の発達障害[ASD・ADHD]シーン別解決ブック』

最新版 大人の発達障害[ASD・ADHD]シーン別解決ブック (実用No.1シリーズ)

2020/11/7
司馬 理英子
主婦の友社

人付き合いが苦手、片付けられない、仕事の段取りがうまくできないなど、大人のASD・ADHDの困りごとを場面別に解説。特性を知るだけでなく、仕事や人間関係での具体的な対処法まで学べます。

おすすめ本③『マンガでわかる!発達障害とグレーゾーンの人が見ている世界大全』

マンガでわかる!発達障害とグレーゾーンの人が見ている世界大全

2025/3/6
柏淳
文響社

発達障害やグレーゾーンの人には、日常がどのように見え、なぜ生きづらさを感じるのか。当事者と周囲の人の「見え方の違い」をマンガでわかりやすく紹介し、理解や関わり方のヒントを伝える一冊です。

おすすめ本④『発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル』 

発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル

2023/3/9
小嶋悠紀 
講談社

こだわり、落ち着きのなさ、不安、パニックなど、発達障害やグレーゾーンの子によくある困りごとにどう向き合うかを紹介。ほめ方や教え方、声のかけ方など、家庭や教育現場で使える100の工夫が学べます。

 


取材にご協力いただいた、黒木書店フィルモアレコード長住店 フェア担当者さん、ありがとうございました!

ホンシェルジュでは、フェアを紹介させていただける全国の書店様を募集しております。ご興味をお持ちいただけた書店様は、問い合わせからぜひご相談ください。

次回もお楽しみに!

 

特集

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本屋を訪れる楽しみの1つが、その本屋さんオリジナルのフェア。ホンシェルジュでは「書店オリジナルのフェア」を「ブックリウム(本で満たされた空間)」と命名し、取材を通してその魅力をお伝えしていきます。

 

この記事が含まれる特集

  • 本屋遊泳~ブックリウムに会いに行こう~

    ホンシェルジュでは書店オリジナルのフェアを「ブックリウム(本で満たされた空間)」と命名。 本屋さんへの取材を通してフェアのテーマや選書を紹介、アーカイブ化する特集です。 ぜひお気に入りの本屋さんを見つけてください。

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