バクステ外神田一丁目、堀内華央理です。寒さが増し、外での吐息が白くなってきた時期……外出をなるべく控えたくなりますが、考えようによっては暖かい室内で読書を楽しむにはぴったりな時期かもしれません。
1966年に映画化された作品。物語はテレビやラジオなど、視覚的、感覚的なものしかない世界の話。本を読むこと、所持することも禁じられ、見つかればすぐにファイアマンという、本を焼き払う役職の人に処分され、逮捕されてしまう……。主人公のモンターグは、ファイアマンの職業に就きながらも本に興味を持ち、何冊か仕事で没収した本を自宅にこっそり持ち帰っていました。ある日、クラリスという女性と出会うことで、それらの本を読み始め、本を禁ずる社会に疑問を持ちます。
- 著者
- レイ・ブラッドベリ
- 出版日
- 2014-04-24
物語の舞台は江戸時代の江戸です。主人公は立派な武士を目指し、「武士道学校」に通っている磯部磯兵衛(いそべいそべえ)。不真面目だったり、言い訳ばかりしたりとどうしようもない主人公ですが、その周りで起こるドタバタ劇が非常に面白い作品です。
- 著者
- 仲間 りょう
- 出版日
- 2014-02-04
この作品も映画化されたことがあります。物語の舞台はすべてが管理された世界。すべての人が仕事を選べず、決められた職に就く。子供を産むという職業さえ存在し、家族も血のつながりはなく、社会が決めた組み分けになって子供は各家庭に男女1人ずつ配属される。その世界で、主人公のジョーナスは「記憶を受け継ぐ者」という職業に任命されます。人類が歩んできた全ての歴史の記憶を受け継ぐ者「ザ・ギバー」たちは、その記憶を使って社会のために助言することが役割。与えられた記憶は他の者たちと共有することは禁じられているという、孤独と痛みに耐えなければならない職業です。世界の記憶を受け継ぎ、真実を知り始めたジョーナスは、すべてが管理され完璧に見えていた世界に疑問を持ち始めます。
- 著者
- ロイス・ローリー
- 出版日
- 1995-09-20
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。