思わずクセになる。読み返すことの多い村上春樹 関連書籍
先日、村上春樹さんの新刊が出ましたね。紀伊国屋が9割買い取ったみたいなニュースで知りましたが。僕は26、27歳の頃、村上さんの本を読みだしました。それまでは家にあっても読みませんでした。その理由は大体こうです。

中学まではテレビの音楽番組がメインで、高校生になってから洋楽を含めいろんな音楽を聴きだしたんですが、しばらくしてわかったことは、すごくメインストリームなものより、どうも自分は少しオルタナティブなものが好きだ、ということでした。

自分は人と違うってことをなんとかアピールしたかった(高校生的なやつ)、ってこともあると思うけれど、それを差し引いてもその頃トップ10に入ってる曲で、あまり好きなものがありませんでした(好きなものもありましたが)。だから、本も本屋に行っても、すごく売れてると言われると、疑って読まずに避けていました。そして僕が高校の時にはもう村上さんは『ノルウェイの森』の後で、すごく売れてる作家さんだったわけです。

でもその後、バンドをするために上京し、親友に勧められて読み始めたら、文体が癖になってしまってダーっと読みました。確か西荻窪の用事のついでに入った本屋さんで、『海辺のカフカ』の文庫版を買ったのが最初でした。すごくオルタナティヴだった。というわけで、僕が個人的に読み返すことの多い村上作品やインタビューをいくつか。順不同。

羊をめぐる冒険

著者
村上 春樹
出版日
1982-10-13
なんだかよく読み直すんですよね。『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は好きなのになぜだかあまり読み返さない。どうしてなのかわかりません。いわゆる3部作の3作目。今に通じるテーマを感じます。

象の消滅

著者
村上 春樹
出版日
2005-03-31
セレクトが好み。ちょっとした時間に読めます。

雑誌「考える人」 2010年夏号

季刊誌「考える人」

2010年07月03日
新潮社
新潮社
村上さんの小説の理解の仕方って本当に様々だと思います。自分も読んでいて何がわかっているのかわからないことがざらにあるし。このインタビューを読むと、少し村上さんの考えていることがわかった気になれます。インタビューや対談系もどれも面白いです。

海辺のカフカ

著者
村上 春樹
出版日
2002-09-12
初めて読んだ時カフカくんがRadioheadを聴いてるのが印象に残りました。その時点で僕はあまり『Kid A』がいいと思っていなかったけれど、それからしばらくたってFlying Lotusを経て大好きになりました。

雑文集

著者
村上 春樹
出版日
2015-10-28
風呂に置きっぱなしになっていて風呂に入るたびに開きます。話題になった「壁と卵」のスピーチも載っていて、雑文とありますが読み応えがけっこうあります。一つ一つが長すぎないので入浴時間のコントロールに最適。

翻訳された本の前後で書かれている文章も結構好きです。今回は「読み返すことの多い村上春樹 関連書籍」ということで。新刊も出たことだし、秋の夜長に村上春樹さんを読み直してみるのもいいんではないでしょうか。では。

この記事が含まれる特集

  • 本と音楽

    バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。

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