こんにちわこんばんわ。ABS北里です。2015年からのらりくらりと続けさせていただいた当連載もなんと今回で最後です(!)。読んでくれたみなさま、どうもありがとうございました。最後のテーマはSFです。
中学のころに東京に引っ越してきて、東京のノリが最初はよくわかんなくてなんとなくキツくて、公園で一人で読んでました。これは現実逃避か。しょうがない昔の自分! てきとうにがんばれ!
- 著者
- 大友 克洋
- 出版日
- 1984-09-14
レールを敷設しながら年に36.5マイルずつ移動していく、「地球市」と呼ばれる要塞都市。成人の歳とされる650マイルを迎えたヘルワードは、都市の運行に従事するギルドの見習員として、初めて都市の外に出ることを許される。そこで彼が見た異常な世界とは……。
- 著者
- クリストファー プリースト
- 出版日
どこかおとぎ話っぽいムードもある、ブラッドベリのSF短編集。「SFってなんか理屈っぽくて野郎臭くてイヤ」っていう人にもお薦めできる。文章にリリシズムとリズムがある。流れるよう。それでいてなんともいえない陰りがあるのがナイスなフィーリングですね。
- 著者
- レイ・ブラッドベリ
- 出版日
- 1971-10-08
執拗に繰り返される光と陰のモチーフ。それらが溶け合い、生も死も一緒になった原初の姿に還っていく超宇宙的な現象を、結晶化していく世界として描くなんてすごい発想。それでも一方で、物語の中心にあるのは登場人物たちの屈折したロマンスで、それをエンジンにした活劇でもある。結晶の森の描写も繊細で絵画的で心を打ちます。不気味で残酷だけど、美しい物語。
- 著者
- J・G・バラード
- 出版日
- 1969-01-10
ドラッグまみれの若者と暮らす、麻薬潜入捜査官アークター。自らもクスリに溺れる中で、ある日自分で自分を監視するよう命令が下る。分裂していく意識とドロドロになっていく虚実。
- 著者
- フィリップ・K. ディック
- 出版日
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。