この頃めっきり寒くなってきて、あったかいものが恋しくなる季節がやってきた!と実感しますね。今回はそんな季節をあったかく乗り切れる、モフモフした動物さんにまつわる本を紹介していきます。
まずは犬が出てくる、江國香織さんの初期の短編からご紹介です。高校の入試問題にも使われたことがあり、受験生みんなが泣いてしまったと言われているお話が絵本になりました。江國香織さんの、冷静でいてどこかあたたかい文体が、優しく包み込んでくれるような一冊です。
- 著者
- ["江國 香織", "山本 容子"]
- 出版日
- 2000-11-08
わんこもかわいいけど、やっぱりにゃんこの気まぐれさもかわいい! ということで、次にご紹介するのは猫が登場するこの作品。ミステリー作家の朏 素晴(みかづき すばる)は、自分の想像の世界を邪魔する他人が苦手。そんな素晴が、1匹の子猫と出会って変わっていく…! クールでちょっと不器用な素晴と、やんちゃでおてんばな猫の陽(ハル)。正反対のふたり(一人と一匹)が出会って、小さいけれども日々起こる事件に、気持ちもほっこりあたたかくなるはず。人間視点と猫視点で物語が展開していくところも、ユニークな一冊です。
- 著者
- ["みなつき", "二ツ家あす"]
- 出版日
- 2015-10-15
猫を愛し、生涯猫を描き続けた画家、ルイス・ウェイン。彼の人生を、その絵と共に紐解いていく一冊です。彼の絵は日本でも以前、薬のポスターに使用され、そのインパクトから「あの絵の猫は、誰の絵?」と、密かに話題になりました。ウェインの描く猫は、ちょこんとお座りしたもの、じゃれあうもの、服を着て紅茶を嗜むなど擬人化されたもの、思わずカワイイ! と言ってしまうものからちょっとダークなものまで、様々です。
- 著者
- 南條 竹則
- 出版日
- 2015-06-17
モフモフを語るならやっぱり視覚的にモフモフしなくっちゃ! …というわけで、最後にご紹介するのは発売したばかりのこの一冊です。ホッキョクグマ・タテゴトアザラシなど、寒い土地に住む生き物の魅力満載です。ただ生活の様子をとらえただけでなく、妙に人間らしい表情やしぐさは、見ているだけでも「あるある!」ってなっちゃうかも…。極寒の地に住む生き物たちはみんなふわっふわであったかそう! ギュッっと抱きしめたくなる動物(クマは危険、、、)がたくさんで、プレゼントにもよろこばれそうですね。
- 著者
- 香川 美穂
- 出版日
- 2015-11-17
たくさんの動物が出てくる本を紹介しましたが、みなさんのお気に入りのコはいましたか? わたしは小鳥が大好きなのですが、うっかり鳥さんの本をご紹介しそびれてしまったので、「モフモフ本特集・第二弾」を今からもくろんでいます!(数冊に絞れるかなぁ…)
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。