本を読みたいけど何を読んだらいいかわからない。なにより今、自分が何を読みたいのかわからない。なんて悩んでるあなたのための「五十音・文庫の旅」。己の直感・独断・偏見・本能でもって選んだア行からワ行までの作家さんの文庫本を読んでここへご紹介するという寸法だ。なぜ文庫なのかというと安く軽くて小さいからです。
「か」開高健先生。初めて読んだ自伝小説『耳の物語』で大ファンになった。
- 著者
- 開高 健
- 出版日
- 1981-03-20
「き」北杜夫。
- 著者
- 北 杜夫
- 出版日
- 1965-03-02
「く」車谷長吉。
- 著者
- 車谷 長吉
- 出版日
- 2011-02-10
「け」玄侑宗久。これは友人に薦められて手に取った。不惑間近の僧・浄念は躁鬱に苦しめられながら酒と薬でなんとか毎日の法要をこなす。次第に蝕まれる精神の中で唯一の光は学生時代のめり込んでいたバンドへの情熱。ロックというものへの情熱。不思議な、独特の浮遊感のある作品。
- 著者
- 玄侑 宗久
- 出版日
- 2005-12-22
「こ」小池真理子。一回の更新につき一冊は読もうと決めた女流作家作品。書店にてぶらぶらしていると目についたのでなんとはなしに手に取った。
- 著者
- 小池 真理子
- 出版日
- 2015-05-08
というわけで、カ行の五冊。今回も名作にたくさん出会えてよかった。悲しいことがあっても、なんとかやってけるよ、本があれば。
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。