こんにちは、ハッカドロップスのマイです。本は時代に親密だ……と思う。書かれた時代や、作者が生きてきた時代、歌謡曲時代を築いた方々の本も含め、昭和を覗いてみる5冊を紹介させていただきます。
横須賀ストーリー以降の山口百恵さん作品のほとんどを作詞されている(!)、作詞家、阿木燿子さんのエッセイ本。妄想癖があって、授業中いつも数字や記号を言葉に置き換えていたエピソードや、今やなかなか見ない電話ボックスで遭遇した変な人の話など面白いです。
- 著者
- 阿木 燿子
- 出版日
男性に依存するというよりもむしろ逆、戦後の時代を女一人で生き抜いていくために娼婦として稼いでいる女性たちのお話です。長く、着実に一人で生きて行くには自分を高く売り、堅くやれと本の女性たちは言います。自分たちの娼婦としての稼ぎ時もしっかり自覚している。そしてお金を貯めて将来は商売を始めて、一生を一人で暮らしていこうという覚悟があります。
- 著者
- 池波 正太郎
- 出版日
- 2014-01-15
昭和の文化に興味があっても政治や歴史となるとなかなか難しい……というか、なかなか文化と暮らしと、政治って結びつかない。と思っていた矢先この本を見つけました。関東大震災~満州事変までの史実が描かれるとともにその頃の暮らしっぷりや生活の中で流行っていたことなどが一緒にわかるようになっていたりと退屈しない工夫がされていて、歴史の勉強もできるので実用的というだけでなく、本当に面白いです。
- 著者
- 水木 しげる
- 出版日
- 1994-08-01
こちらは満州事変~日中全面戦争までの本。人口取りという遊び(順番に都市を取り地理の本で人口を調べて多い方が勝つ)が流行れば日本全国の都市の人口を暗記し、遊びがすたった頃には世界の人口を書物に表すところまで及んでしまう。
- 著者
- 水木 しげる
- 出版日
- 1994-08-01
作詞家・阿久悠さんの、新聞に連載されていた文章を一冊にまとめた本。
- 著者
- 阿久 悠
- 出版日
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。