ふくろうずの内田万里です。わたしはハッピーエンドが好きです。でも、物語は必ずしもハッピーエンドである必要はないと思います。そこに大切なものを感じられたら、それで良いと思っています。 でも、あんまり悲劇的だと、やっぱり嫌です。そんなわたしが、わたしなりに「もしかしたらハッピーエンドかもしれない」と密かに思っている5冊を紹介します。
そこそこお金持ちの16歳の少年が家出をして、何かを求めて都会をさまよい、打ちのめされてお家に帰るまでの話です。でも、16歳だったら家出しても帰っちゃうのが普通ですよね。そのリアリティが好きです。
- 著者
- J.D.サリンジャー
- 出版日
- 1984-05-20
舞台は1960年代のアメリカです。主人公は白人とインディアンの混血で、そのために人種差別にあい、傷つき、社会から逃れるため、「フリ」をして精神病院に入っています。
- 著者
- ケン キージー
- 出版日
- 2014-07-08
天才科学者のために様々なトラブルに巻き込まれることになった「僕」の現実世界。一角獣が住む不思議な街に記憶を失ったまま住むことになった「僕」の非現実的な世界。この2つの世界からなる話です。
- 著者
- 村上 春樹
- 出版日
- 2005-09-15
トーマの自殺をきっかけに、少年たちがそれぞれ抱える苦悩に向き合い、時に衝突しながらも乗り越えていく話です。
- 著者
- 萩尾 望都
- 出版日
- 2007-07-26
「不自然」なものに囲まれながら暮らしている女子大生の話です。
- 著者
- 小川 洋子
- 出版日