読めば安心。優しい気持ちを芽生えさせてくれる本

読めば安心。優しい気持ちを芽生えさせてくれる本

更新:2015.12.23 作成:2015.12.23

人は誰でも“理想”があるでしょう。高い理想を追い続ける人もいれば、理想は理想として考えて、現状に満足している人もきっといると思います。あなたが思う理想とは少し違うかもしれないけど、世界中に思いやりのある人が増えたらいいなと、私は常々思うのです。 今回は、そんな優しい気持ちを芽生えさせてくれるような本をご紹介します。

住岡梨奈プロフィール画像
ミュージシャン
住岡梨奈
北海道出身。1990年生まれ。2012年6月にシングル「feel you」でデビュー。翌年7月より、海辺のシェアハウスで共同生活を送る様子を放送する人気番組「テラスハウス」に出演。2019年2月公開の映画『あまのがわ』では主題歌と劇中歌を担当し、役者としても映画に初出演。6月5日にベストアルバム『住岡梨奈 2012-2019』のリリースが決定。6月8日の名古屋公演から全国7カ所をまわる、住岡梨奈 弾き語りtour 2019「笑顔のために」を開催する。また、8月にはバンド編成でのツアー、住岡梨奈 LIVE tour 2019「笑顔のために」を東京・大阪・札幌で開催。8月30日の札幌公演をもって活動休止する事を発表している。 http://www.sumiokarina.com/
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人は誰でも“理想”があるでしょう。高い理想を追い続ける人もいれば、理想は理想として考えて、現状に満足している人もきっといると思います。

私はどちらかと言うと前者です。理想を追い続ける理由は、「自分のことを出来るだけ好きでいたいから」です。

それは自己満足だって? そう考えればそうかもしれませんね。だけど、それだけではありません。自分を愛せたら、同じように周りの人のことも愛せると思うし、優しさだって芽生えるはず! それもとても自然に!

今回は、そんな優しい気持ちを芽生えさせてくれるような本をご紹介します。 あなたが思う理想とは少し違うかもしれないけど、世界中に思いやりのある人が増えたらいいなと、私は常々思うのです。そんな私の理想を込めて。

ゆきのあさ

著者
ステフィ・ブロコリ
出版日
2015-10-23
タイトルに惹かれて手に取りました。表紙も、中のページも、眩しいくらい真っ白な本です。白い紙にはいろんな足跡が型押しされています。その足跡を辿って、隠れて眠っている動物を探すのです。それだけと言えば、それだけ。けれど、私はとても気に入りました。朝、目が覚めて、窓の外が一面真っ白になっているのを見たときの気持ち。足跡をつける楽しみ、辿る楽しみ。どんな動物が歩いたのかな? どこへ行ったのかな? そんなわくわくを、この本は表現してくれています。

雪が降ると、大人の頭の中に真っ先に浮かぶのは「電車が遅れる!」「飛行機が飛ばない!」とうい心配事かもしれません。もちろん気持ちはわかりますが、そんなときこそ、季節の喜びをじっくり感じられるようになれたら、とても理想的ではないでしょうか。

冬はすごく寒い!だからこそ、人々の温かさがどんな季節よりも詰まっていると、私は思います。

喰う寝るふたり住むふたり

著者
日暮 キノコ
出版日
2012-11-20
交際10年、同棲8年目のカップルの物語。全5巻と手に取りやすい長さですが、とても読み応えのある漫画です。これは、ただ2人のストーリーを追って行くだけではなくて、ひとつの出来事が男と女、それぞれの視点で“2度”描かれています。同じ場面でも、考え方や気にするポイントがそれぞれ違っていて、大変興味深いです。

2人の付き合いが長いからこそ、周りに急かされて現状に焦るようなこともありません。恋愛漫画としては珍しく、カップルの安定した生活を覗くことができます。こんな穏やかな関係が理想です! ただ、怖いのはマンネリ化……。2人の結末はいかに!

モモ

著者
ミヒャエル・エンデ
出版日
1976-09-24
今まであらゆるところで紹介されているのを目にして気になっていたのですが、遂に購入したら思いのほか厚め! そんなわけで、今もゆっくり読んでいる最中です。寝る前に眠くなるまで音読しています。

主人公のモモは、仲間たちにとってとても頼りになる存在。一言で言うと、モモは「聞き上手な女の子」です。仲間たちはモモに話しをしているうちにどんどん素直になって、自分が本当に思っていることや言いたいことを明確にしていきます。だから、なにか問題が起こると「モモのところへ行ってごらん!」と、みんなが口を揃えて言うのです。

きっと読めば優しくなれる本だと思っています。この先、物語に何が起こるのか、私にはまだわからないけれど、どんどん読み進めて行きたいと思います。私もモモみたいに聞き上手になれたらなぁ。この先も楽しみ!

世界一美しい昆虫図鑑

著者
クリストファー・マーレー
出版日
2014-04-16
「さあ、お待ちかねの昆虫図鑑ですよ!」なんてね(笑)。

私のファンの方には、「虫は苦手」という人が多いです。確かに、あの機敏な“あんよ”や複雑な音を立てる“羽”、とても小さい上にまったくもって動きが読めないので、苦手というのは理解できます。

でも、考えてみてください。あんなに小さな生き物が、それもものすごくたくさんの種類が、人間や魚よりも遥かに多く、世界中に生存しているということを! それに、私はこの図鑑を見て、とても綺麗な色の昆虫がたくさんいることに気づきました。苦手と言われる昆虫のイメージを覆すほどの美しさ! 不思議すぎて気になりませんか?

「朝蜘蛛は殺してはいけない、夜蜘蛛は殺せ」という話がありますが、考えてみたら変な話です。夜蜘蛛を一晩置いてあげたら、朝蜘蛛になるではありませんか! 屁理屈かもしれないけど、そんな風にプラスに考えて、昆虫たちと人間が共存して行けたら理想的だなと、私は思うのです。

この図鑑の昆虫の写真はとても綺麗です。そして、ぜひ文章もじっくり読んでいただきたいです。昆虫への偏見を失くすきっかけが見つかるかも知れません! 無理に好きになれとは言いません。だけど、ほんの少し見方を変えるだけで、昆虫たちと会釈する仲になれるかもしれませんよ(笑)。

私たちは同じ世界に生きています。できるだけ、思いやりを忘れないで。