『きのこいぬ』に萌え死ぬ!最新刊8巻も殺人級のかわいさ!

更新:2021.12.18

きのこも人もかわいすぎなキャラと優しい物語が人気の『きのこいぬ』。この日常漫画の登場人物のかわいさと最新刊8巻をご紹介!今回はきゅんきゅんしちゃうこと間違いなしのきのこいぬワールドをご案内いたします。

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『きのこいぬ』が無料で読める!萌えすぎ注意な魅力を8巻までネタバレ紹介!

独特なぽっちゃりフォルムにキョトン顔。一度見ると忘れられない魅力に引き込まれてしまうのがきのこいぬです。今まで見たこともないのに、可愛い、しかもきのこという微妙な存在にも関わらず、可愛い。

とにかく可愛いとしか言えないこの存在。しかも漫画作品のなかで動き回るとさらにその可愛さが増していくのです。

著者
蒼星 きまま
出版日
2011-10-13

主人公は絵本作家でいつもぼんやりとしている、ほたるという青年。そんな彼がある日、庭できのこいぬと出会います。

わがままで突拍子も無い行動で驚かせて、はちゃめちゃな子なのですが、ほたるはそんなきのこいぬに過去の傷を癒されていきます。

ちなみに本作は5巻が2013年9月に発売されたのですが、6巻が発売されたのは2016年8月。その間、ファンとしては作者の蒼星きままに何かがあったのか、いつ再びきのこいぬに会えるのか不安になっていましたが、約3年ぶりの新巻となった6巻でその理由が出産であったことを聞いて一安心したというエピソードがあります。

6巻発売当時はファンの間では歓喜の声がよく聞かれました。一度きのこいぬの魅力にハマるとなかなか離れられないのです……。

この記事ではそんなキャラ萌えと優しさを兼ね備えたおすすめの癒し漫画の魅力をキャラとストーリーからご紹介!最新8巻までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

ちなみに本作はスマホで無料で読むこともできるので、そちらからご自身の目でその可愛さをご確認いただくのもいいかもしれません。

『きのこいぬ』のスローな優しさに心洗われる【あらすじ】

『きのこいぬ』のスローな優しさに心洗われる【あらすじ】
出典:『きのこいぬ』1巻

 

ほたるは大きな家でひとり暮らしをしている絵本作家。愛犬はなこを亡くしてしまってから仕事も生活もすべてになげやりになっていました。そんなある日、庭のきのこがもぞもぞと動き出し、そこからいぬのような見た目の生物が出てきました。ほたるはそれをきのこいぬと名付け、一緒に暮らすようになります……。

本作はかわいすぎるキャラクターと優しいストーリーが魅力です。きのこいぬやあとから登場するプラムの不思議生物たちがかわいいのは言うまでもないのですが、出てくる人々も愛おしい性格です。スローな世界観に合った、じんわりと気持ちを伝染させてくるような優しさをみんなが持っています。

そしてストーリーの主軸はほたるの再生。早くに両親を亡くし、天涯孤独の彼の唯一の支えだった愛犬はなこが亡くなり、きのこいぬに出会って癒されていく様子は読者の心も優しく洗ってくれるようです。

 

著者
蒼星 きまま
出版日
2012-06-13

食いしん坊のわがままアイドル!<きのこいぬ>

ほたるの家の庭から現れたなぞの生物きのこいぬ。妖怪のような名前ですが、その名に反してキュート。当初は4足歩行で尻尾も長く、少しスマートだったのですが、巻を追うごとにぷくぷくになっていき2足歩行できままに生活するようになります。

そんなきのこいぬは食べることが大好き。特に初めて知ったたこやきにはいたく感動し、朝から晩まで食べ続けます。そして粉がなくなると催促。 

出典:『きのこいぬ』2巻

こんなわがままっぷりを発揮しますが、実はほたるのことをとても大切に思っています。はなこと彼の仲の良さを、ただのきのこだった時から見ていたきのこいぬははなこ亡き後のほたるの抜け殻のような様子を心配していました。その様子を見て助けにきたいと、この姿になって彼に会いにきたのです。最初の頃、ほたるのメロンパンを奪ってたべていたきのこいぬ。それもがいなくなってから食にも興味を持たずずっとそれを食べていた彼を思いやってのことでした。

そんな一面があるので自由気ままに振るまっていて、わがままでも許してしまえるのです。その見た目だけではなく、心も愛らしいきのこいぬに夢中になってしまいます。

著者
蒼星 きまま
出版日
2012-12-13

鈍感天然王子!<ほたる>

はなこが亡くなった時に食べるものにも仕事にも興味を無くし、一日中縁側で庭を眺めるしかできなかったほたるですが、もともと少し気持ちに鈍感なところがあります。

特に自分への好意にはなかなか気づきません。犬の形で出てきた理由を、ほたるのことが好きだから彼の好きな犬の形で出てきたんだよ、ときのこいぬがジェスチャーで伝えるのですが……。 

出典:『きのこいぬ』1巻

同じくほたるに想いをよせる矢良と一緒にため息をつきます。しかしこのスローな優しさが読者を癒します。特にきのこいぬに甘々なところは何だか微笑ましく、読みながらこちらまでにこにこしてしまいます。

蹴り飛ばされて河川敷から転がり落ちても、「相変わらず慰め方が豪快だなー」と頭をなでなで。仕事のイラストの上からきのこいぬが落書きをしても一瞬怒ろうとするものの、「無防備にしてたオレが悪いか…」とすぐ自制。優しすぎです。

そんな優しいけどちょっと鈍感なほたるも漫画『きのこいぬ』の魅力のひとつです。

著者
蒼星 きまま
出版日
2013-05-13

ほたる大好き!クレイジー青年<矢良>

ある日、編集長の息子が大ファンだということで、ほたるに会いに家にやってきます。ほたるの幼馴染・こまこに連れられてやってきた矢良という男は戸を開けた時からインパクト満点です。 

出典:『きのこいぬ』1巻

アンモナイトのように頭をぐるりと半周するモヒカンに水玉模様の剃り込み。完全にやばい人です。

ほたるの家の近所にあるきのこ研究所で働く矢良は謎の生物を見てもなぜか驚かず、「この色はさくらしめじだろうか」と興味津々。研究所に連れて帰りたいと言いますが、きのこいぬの拒否にあえなく断念してこう言います。

「そうですか では…
改めてデートの日取りを決めましょうか」(『きのこいぬ』1巻より引用)

では!?話の前後が全く読み取れません。しかしこまこがほたるは携帯を持っていないと伝えると、こう言い直します。

「あ 順序間違えましたね
以前から大ファンでしたが お会いして更に一目惚れです
好きです」(『きのこいぬ』1巻より引用)

ほたるの手をしっかりと握る矢良。固まるその場の雰囲気。

ほたるは戸惑いながらも「すみません今は…えーと恋愛は…」とやんわり断ろうとしますが、もちろんそんな言葉じゃこのクレイジーボーイには伝わりません。

「『恋愛』は! じゃあ脈アリですね!!」(『きのこいぬ』1巻より引用)

しかし、こまこに首根っこを捕まれ、「矢良くん 編集長に怒られるから帰りましょう」と退散させられます。嵐のようです。

こんなクレイジーな矢良ですが、ほたるへの愛は本物。一途に彼だけを愛し続け、きのこいぬたちとほたるの愛を争うこととなります。

彼の登場すると、ギャグがあってもそうでなくてもほおが緩んでしまいます。公式サイトでは特設ページを持つなど、ほたるへの偏愛っぷりに人気があるキャラクターです。ぜひ作品で彼の勢いを体感してみてください。

著者
蒼星きまま
出版日
2013-09-13

ホタルを思う優しい幼馴染<こまこ>

第1話から登場し、はなこを亡くして無気力になってしまったほたるを、編集者として、幼馴染として支え続ける、こまこ。

ある日、ほたるに雑誌取材の話を持ってきます。しかしほたるの返事はノー。最初に引き受けた仕事で、自身の生い立ちを「悲劇の絵本作家」というデリカシーの無い風に紹介されたことで懲りているのです。

しかしそこは彼のことを理解しているこまこ。「きのこいぬももーっと美味しいもん食べさせてあげられるじゃん」と彼をのせます。そしてほたるは渋々オッケー。

ほたるの家をあとにしながら、こまこは「ずるい乗せ方とは思うけど…」と考えながらも、「もうはなこが死んだ時みたいに閉じてほしくない」という思いからこのまま仕事を進めることにします。そして途中で矢良と会い、こう言うのです。 

出典:『きのこいぬ』1巻

矢良には「女はずるいねぇ……」と考えながらため息をついて無視されますが、こまこはほたるのことを影からいつもこんな風に心にとめている優しい女性なのです。

最初は完全にただの幼馴染でしたが、徐々にほたるにそれ以上の気持ちを持っていることに気づくこまこ。その様子は可愛らしいものです。『きのこいぬ』のやわらかい世界観を構築する重要な人物のひとりが彼女なのです。

著者
蒼星きまま
出版日
2016-08-12

ついに”きのこいぬ”の秘密が……!?【7巻ネタバレ注意】

まずご覧いただきたいのは7巻の序盤で、お墓参りの帰り道にみんなで海に行くシーン。初めての景色にはしゃぐ”きのこいぬ”がとっても可愛い!

出展:『きのこいぬ』7巻

足を砂に突っ込んできゅーっと言ってる姿はかわいすぎて悶えてしまいます。この後塩水でベタベタになったきのこいぬは温泉にも入っちゃいます。もともときのこなので湿り気が好きでプールに入るのも好きなのです。広い温泉でしみるーっと声が聞こえてきそうなくらい気持ち良さそうな表情をしたり、すいーっと泳いだりする姿には目を細めてしまいます。

そしてやっぱり気になるのがストーリー。5巻のあとに3年の間をあけて発売された6巻では、祖父母の墓参りでお墓にきのこのマークを発見し、きのこいぬの正体の秘密はほたるのルーツにあるのか……!?というところでストーリーが終わりました。7巻ではほたるの回想シーンがメインになります。

ほたるは過去を思い出しながら、きのこいぬのもともとのきのこは祖母が見つけてきたことを思い出します。そして押入れの祖母の遺品から「うんと大きくなったら読みなさい」と言われていた祖母の日記を見つけるのですが……。続きは作品でご覧ください。きのこいぬの秘密にまつわるストーリーにかわいいシーンも盛りだくさんで大満足の内容です。

著者
蒼星きまま
出版日

ほたるの変化を後押しする恋のライバル登場!?【最新8巻ネタバレ注意】

 

今まで家族との別離を何度も経験してきて、その度に深く落ち込んできたほたる。そのせいか変化をそのまま受け入れるという耐性がついたのですが、8巻ではそれがあまり良くない方向性に働いてしまいました。

ほたるに恋心を抱いている様子の幼馴染のこまこ。今まで彼に思いが気づかれず、だからといって他にいい人もいなかったようでカサカサでしたが、ある絵本作家が彼女のアプローチします。

彼の名前は野崎優。読者モデルや絵本作家として活躍するキラキラ系男子で、イケメンということもあり、メディアがこぞって取り上げる人物です。

彼の担当編集になったこまこは優が名前呼びしてくることや自分を「先生」呼びされることを嫌がる距離感の近さに少し困惑。それもそのはず、彼はこまこをねらっているよう。彼女がほたると仲が深そうな様子を見て「今度 飲みません?ほたる先生と3人で」と誘うのです。

そして去り際にこんな爆弾を落としてお別れ。

 

出典:『きのこいぬ』8巻

本作には今までいなかったタイプの男子ですね。肉食系。思わずこまこも呆然です。

しかし優に惹かれているという訳ではないものの、男子からの褒め言葉に俄然女子力が高まるのも事実。こまこは髪を巻き直し、ヒールを履いて、といつもよりも可愛くなっています。

いつもと違う彼女の様子に、恋をしているのだろう、と思い当たるほたる。そのあとから上の空になりながらも「なじんだ場所は 心の拠りどころになる それがある限り変化も受け入れられる」と自分に言い聞かせています。

これはもしや……。ラブ展開ですか?

そのあと、ほたるの家でタコパをすることになったこまこたち。そこでほたるは優に宣戦布告されますが、いつもどおりふわーっと流してしまいます。

しかしガツガツ系の優はそれがあまり好きではないらしく、きのこいぬとふたりきりになった時、こんなことを言います。

「きのこいぬはほたる先生が好き?
ふーん オレはあんまり好きじゃないなぁ」(『きのこいぬ』8巻より引用)

そして「なんでだろうねぇ」と続けるのです。

それを聞いたきのこいぬはある行動をしてほたるを困惑させるのですが……。

まさかのきのこいぬの行動は今まで以上に予測不可能。どういう意図でこんなことをしたのか気になります。9巻がまた楽しみですね!

それにしてもきのこいぬ、でかくなりすぎ。今回も犬ということで周囲にはごまかしていますが、さすがにこの大きさでそれは無理があるのでは……。

まぁ可愛いからどんなになっても許してしまうんですがね。これが惚れた弱みってやつなんですね……。


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著者
蒼星きまま
出版日

『きのこいぬ』9巻が待ちきれない!まずは無料でその世界を覗いてみませんか?

その愛くるしい見た目だけでも読みたくなってしまう『きのこいぬ』をご紹介しました。本作はキャラのかわいさだけではなく、心が洗われるような優しい世界観も魅力的なのでぜひその良さを作品で味わってみてください。

著者
蒼星きまま
出版日
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