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石塚真一おすすめ漫画ランキングベスト3!『岳』『BLUEGIANT』作者

更新:2020.12.3 作成:2017.4.2

『岳』『BLUE GIANT』などの人気作品を執筆している漫画家の石塚真一。彼の、自分の描きたいものを描いている、ことが伝わってくる魅力的な作品に触れてみませんか?

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山を愛する漫画家、石塚真一

1971年、茨城県出身の漫画家石塚真一。気象について学ぶため5年間アメリカに留学しており、南イリノイ大学、サンノゼ州立大学在学中にロッククライミングにはまり、帰国後にはその経験をもとに『岳 みんなの山』を書き始めます。

アメリカ留学中から漠然と漫画を描きたいと思っていたものの、実際描き始めたのは帰国して28歳になってから。340円で購入した漫画の描き方の本で描き始めたんだそう。彼の作品は流行り廃りだけでない、自分の描きたいものを描いていることが伝わってくることが大きな魅力です。

実は帰国してから勤めた会社が1年ほどで倒産してしまったという苦労を経験したことも。ちなみに好きな山はアメリカのワイオミング州グランド・ティトン。仕事場にはソファや布団を置いておらず、泊まり込みとなる場合は登山用のマットと寝袋で仮眠をとっているとのこと。漫画家の石塚真一は、そんな山への愛情を感じるエピソードの持ち主です。

3位:そんでよし!占い師ウメさんの一言で、なぜか心が軽くなってしまう

第3位は『そんでよし!』。東京の下町で当たらないと評判の占い師、肘肩梅ノ介、通称ウメさん。恋の悩みも迷子のペットの捜索も、どんな悩みも親身になって、体当たりで挑みます。読めばきっと心が軽くなる、ハートフルコメディです。
著者
石塚 真一
出版日
2011-04-28
当たるも八卦当たらぬも八卦、こんな語り文句で相談者のお客さんを納得させてしまうお調子者の占い師ウメさん。当たらないと評判。でも、なぜか憎めないそんな愛すべき主人公なのです。もはや詐欺師の一歩手前な占いなのに、最後はお客さんをハッピーにしてしまうウメさんが、読者にもきっと笑顔をくれるはず!笑えて心がフワッと軽くなる、そんな素敵なお話です。

ウメさんのもとを訪れるお客さんのお悩みはちょっとした日常の出来事にまつわるものなので、とても身近に感じられるのもポイント。いい加減だけど粋なウメさんが、そんでよし!とお悩み解決していく物語で、疲れた心に元気をもらいましょう!

2位:世界一のサックスプレーヤーを目指して

第2位は『BLUE GIANT』。高校生の宮本大は、真っ直ぐな性格持ち主。しかし将来なにをすればいいかわからずに学生生活を送っていました。ある日ジャズを聴き興味を惹かれ、初めてのライブハウスでジャズの生演奏を目の当たりに。感化された彼はサックスプレーヤーの道を目指していくことになります。
著者
石塚 真一
出版日
2013-11-29
ド直球で真っ直ぐな主人公が世界一のジャズプレーヤーになることを目指していくというシンプルなストーリー。小難しくしない、シンプルさが魅力です。人を感動させる、圧倒する音楽とは一体どんなものなのか。無謀とも思える高い、高い目標に、目をそらすことなく真摯に向かい合う宮本大の姿と生き様にぜひ注目してみてください。

この作品ではもちろん音楽、青春という点にも注目して頂きたいのですが、もう1つ、お金に描かれていることもポイント。作中で、金銭感覚がリアルに描かれているのです。高価なサックスや、初めてもらったギャラ、その使い道、そういったお金の描写が、作品の世界と読者である私たちの世界とが続いている、リアルを感じさせる魅力の1つなのでしょう。

1位:山を愛する三歩の生き様を描く

第1位は『岳』。若くして世界の名峰に登頂し、アメリカで山岳救助経験を積んだあと日本の北アルプスを中心に山岳救助のボランティアをしていた島崎三歩のもとに、長崎県警山岳遭難救助隊の新人、椎名久美がやってきます。しかし、訓練をこなしながらも現場でなかなか命を救えない現実に自身を喪失。厳しい現実を知りながらなぜ人は山に登るのか、救助を続けるのかを問い続け、彼女も他の隊員と共に救助のプロとして成長していきます。
著者
石塚 真一
出版日
2005-04-26
主人公の島崎三歩は長野県の北アルプスでテント生活をしながらボランティアとして山岳救助に関わっています。誰もが安心するような豪快な笑顔と、明るさと、毎回かける「よく頑張った」の声。生きている遭難者はもちろん、亡くなっていても決して見捨てていかない、三歩は本当に山を愛し、登山する人間を愛しているのです。

山岳救助を描いたストーリーなので、命にかかわるヘビーなシーンも出てきます。なぜ人間は危険と知っていても山に登るのか、その問いに答えはあるのでしょうか。三歩を含めた登場人物たちと共に考え、読み進めてみてください。深いストーリーですが、1話完結で進んでいくため読みやすさもあります。

山に対する石塚真一の経験が影響している『岳』は、彼の作品を読むなら外せない作品です。ぜひ、三歩の生き様を目に焼き付けてください。

『岳』『BLUE GIANT』の作者、石塚真一のおすすめ漫画ランキングをご紹介しました。死生観や人生観の詰まった魅力的な作品ばかりです。もし記事を読んで気になる作品があれば、ぜひ手にとってみてくださいね。