マンガ

恋の季節に読みたい。オトナ女子のための恋愛マンガ

更新:2020.11.27 作成:2016.2.12

季節はもうすぐバレンタイン。たまにはドキドキしたりほっこりしたりできる、恋愛マンガを読んでみるのはいかがでしょう?  とはいえ十代向けの少女マンガは……という方のために、大人が楽しめる恋愛マンガを集めてみました。恋愛マンガといってもジャンルは様々、今回は幅広く紹介してみます。寒い日が続く今だからこそ、暖かい部屋の中で胸がキュンとするマンガを読んでみませんか?

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お見合い会場にいたのはまさかの鬼上司!?

著者
如月 ひいろ
出版日
2013-12-10
最初に紹介するのは、少女マンガのお約束展開をたくさん盛り込んだオフィスラブ・マンガ『溺れる吐息に甘いキス』。

結婚願望のある主人公・陽菜は、会社の係長の紹介でお見合いをすることに。だけどその会場にいたのは、直属の上司でもあり「鬼の湯川」の異名を持つ主任の湯川で……。というところから物語はスタート。

最初は湯川となんてありえない、という主人公なわけですが、少女マンガのお約束、このヒーローポジションの湯川主任がとにかくカッコいいのです。イケメンなのはもちろん、仕事は厳しいけどちゃんとフォローもしてくれて、おまけに2人きりのときは甘い。そして何よりギャップ萌え満載で、プライベートではメガネをかけていて口調も京都弁に。私は生まれも育ちも関東なのでよくよくわかるのですが、急に方言が出てくると萌えポイント高いです。

少女マンガによくある非現実的なお約束もたくさん盛り込んだ、カッコいい上司にドキドキ必須の1作。

大人になった2人のその後

著者
高須賀 由枝
出版日
2007-05-15
次はもう少し現実的な、身近に感じられるような作品を。

1997年から2002年にかけて、少女マンガ誌『りぼん』で連載されていた『グッドモーニング・コール』の続編にあたるお話がこの『グッドモーニング・キス』。という紹介だけでテンションが上がる、あの頃のりぼんっ子も多いのでは?(私もその1人です)
『りぼん』連載時は高校生だった主人公・菜緒と上原くんの2人が、高校を卒業したあとのお話。といっても、『グッドモーニング・コール』の内容を覚えていなくてもまったく問題なく読めるので大丈夫です。

大学生になって、社会人になって。就職に悩んだり、やりたいことを真剣に考えたり、結婚を意識し始めたり。大きな事件は起きないけれど、本当にどこにでもいそうな普通の2人を描いた等身大のお話に、こういうのあるよね、わかるわかるー、とつい共感してしまいます。かつ、『グッドモーニング・コール』の時代から続く菜緒と上原くんの穏やかな関係にほっこりしてしまうこともしばしば。

懐かしい女友だちの話を聞いているような、そんな気分になれる作品です。

本や物語が好きな人に贈りたい

著者
磯谷 友紀
出版日
2007-06-13
今度は、ひたむきに仕事に打ち込む主人公を描いた作品を。『本屋の森のあかり』は本屋さんが舞台のお話。書店員の主人公・あかりを通して、色んな物語や書店のこと、そして彼女自身の成長が描かれていきます。

この作品では徐々に恋愛色が強くなってくるのですが、続きが気になってしまって最後5冊くらいは一気読みでした。本にしか興味がなかった寺山さんが、あかりの影響で徐々に人間に興味を持っていく、その過程にある種の感動を覚えます。まっすぐ真摯に向き合えば、人を動かすことはできるんだということを考えたりしました。

毎話毎話、童話や絵本、小説など、有名なものから少しマニアックなものまで、作中に様々な作品がモチーフとして登場するので、いろいろな作品を知ることができる、という意味でも楽しめます。私自身新鮮だったのは、在庫の管理やフェアなど、書店そのものについて詳細に描かれている点です。多様な視点から楽しめる興味深い作品なのです。

ロマンチックじゃないのになぜか羨ましい

著者
カザマ アヤミ
出版日
2014-05-21
今作も同じく働く女性が主人公ですが、ちょっと変わって、マンガ家さんによるコミックエッセイを紹介します。

男性免疫ゼロだった少女マンガ家・カザマアヤミ先生が、やがて結婚することになる紺野あずれ先生(ちょっとエッチなマンガを描いている)との出会いやデート、そして結婚にいたるまでのあれやそれやを赤裸々に描いた1冊です。

3次元での恋愛経験ゼロというカザマ先生が、リアル世界の男性とどうやって向き合えばいいんだ、と苦悩したり迷走したりするサマが面白おかしく、ときにオタク心に突き刺さります。そしてそれに対する紺野先生の対応が、常識人から見ればまさに“斜め上”ではあるのですが、これは惚れるのわかるなぁという神対応なのです(開けっぴろげすぎて大丈夫なのかと不安にもなりますが)。

ロマンチックさのカケラもないですが、凹凸って漢字のようにうまい具合に噛み合っているお2人。漫才のように楽しいのに微笑ましさもある、カザマ先生と紺野先生のやり取りはとっても羨ましい。

誰かのそばにいること、人とつながること

著者
雲田 はるこ
出版日
2011-02-01
最後は、ほっこりできる恋愛ものをご紹介。ボーイズ・ラブ(BL)マンガの『いとしの猫っ毛』です。といっても、私もBL初心者ですし、BLなんて読んだことない、という人にもオススメできる1作。現在アニメ放映中の『昭和元禄落語心中』の作者でもある、雲田はるこ先生の作品です。

BLといえばR-18シーン満載のものをイメージされる方もいるかもしれませんが(それなりにあるはあるのですが)、この作品で丁寧に描かれているのは、一緒に暮らしている恵ちゃんとみいくんの日常や関係、そして家族です。

最初は2人の関係を単純に描いている作品かと思っていたのですが、やがてみぃくんは事故で家族を亡くしていることがわかります。それを支えてくれた恵ちゃんや周囲の人の温かさには思わずキュッとさせられました。恵ちゃんの実家にみぃくんが一緒に帰るお話が収録されている4巻は泣けること必至。

主人公2人の出身地が小樽なので、寒い季節に読むのにもよい、人の温かみを感じられる作品です。

いかがでしょうか? もし気になるジャンルがあれば、どんどん掘り進んでいくと寒い夜もあっという間に過ぎるかも? この季節だからこそ、たまにはマンガでドキドキ暖まるのもいいんじゃないでしょうか?