日本から選りすぐって持ってきた本は、街から街へ移動する列車の中で新たなインスピレーションを生み、拡がっていく世界観から新しい心の扉を開く。 「今日はどんな出逢いがあるんだろう…。」 次の街のゲストハウスの本棚で共に旅してきた本を、名も知らぬ旅人が置いていった本と交換する。「誰かが気に入ってくれたらいいな。」と思い次の誰かにまた託す。ばったり仲良くなった旅仲間に「ホンマこれええ本やから読んでみて。」と譲り受け、出会うべく人の元に届くまでまた旅を続ける。そんな世界を旅する本を紹介します。
- 著者
- パウロ コエーリョ
- 出版日
アメリカのヒッピー達の間で回し読みされていて、草の根のように、何年かのうちに少しずつ拡がっていって出版されるようになった本。凄く薄い本の中にさらさら読めるストーリーが展開している。
- 著者
- リチャード•バック
- 出版日
- 1977-06-01
SF小説とは思えない現実味のあるストーリーの中に、旅の目的性を投げかける作品。ただただ世界一周して新しい物や人と出会う旅ももちろんロマンがある。しかし、自己完結してただ終わるのではなく行く先にやるべきことがちゃんと用意されているのを感知して実行し、自己は他者や現象に委ねて開かれているべきであるということを教えられる、次の新たな一歩(旅)の力を与えてくれる本です。
- 著者
- 筒井 康隆
- 出版日
- 1994-03-01
愛を知らず求める者、命を弔うためにインドに来た人達の人類愛のストーリー。唯一神の宗教家が自分達の宗教者以外に救いはないというような考え方や個人主義が行き過ぎた自分勝手な愛の無い考えが今の現代社会の不調和のひとつであり、本来の人類の姿はガンジス河のようなすべてを包み込む真の愛であることが物語とともに綴られている。
- 著者
- 遠藤 周作
- 出版日
- 1996-06-13
- 著者
- 吉本 ばなな
- 出版日
僕の手元まで旅をしてきた本の中でも特に自分自身に影響を与えてくれて、且ついろんな旅人が好んでいた本を選んでみました。是非、旅に出たいなって思うときや、旅に出るときのお供にどうぞ!!
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。