昨年末の引越しの際に、物をたくさん捨てた。歳をとるにつれて「無駄に物を買わないようにしよう」と思って実際そうしていたのだけれど、それでもけっこういらない物があった。でも無駄って難しい。無駄とはいえ使わないけど思い出深い物なんかもあってなかなか選別できず、引越し先まで持ってきた物もある。とはいえ、昔よりずいぶん物は少なくなった。
断捨離を超えている。タンスの中にガスコンロが置いてある写真がシュールだった。常にそこに理由なく物があることが許せないってのはそれはそれで大変なことだけれど、どこかホッとする人となりが垣間見えて楽しく読める。あっという間に読み終わるし、読後の不思議さといい具合に「なるべく無駄に物をもたないようにしよう」という気になります。
- 著者
- 中崎 タツヤ
- 出版日
- 2015-05-28
自分の物に対する執着や価値観について思いを巡らせると、子供の頃がバブル時代だったことが思い当たる。子供の頃は気づかなかったけれど今考えてみると、その時に刷り込まれた価値観が根強く自分の中にあることを見つけることができる。
- 著者
- 菅付雅信
- 出版日
- 2015-11-04
『spectator 34号』はこのところ様々なメディアでもよくピックアップされているポートランドの現状を知ることができるし、『「シェア」の思想』も建築を中心に空間や、既存の物をシェアすることによって生まれる新しい価値について触れている。
- 著者
- 出版日
- 2015-09-02
- 著者
- ["編集協力 門脇 耕三", "西沢大良", "千葉雅也", "國分功一郎", "吉村靖孝", "青井哲人", "猪熊純", "中川エリカ", "仲俊治", "西田亮介", "橋本健史", "古澤大輔", "連勇太朗", "pha", "能作文徳"]
- 出版日
- 2015-07-24
おかげさまで今、部屋は片付いていて広くはないけど割と気に入っている。
今回は、物とその価値について考えてみたい人のための本です。
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。