コんガらガっちにハマる親子続出!おすすめのシリーズ絵本をご紹介

更新:2021.12.20

子どもが大好きな教育テレビ、ピタゴラスイッチのスタッフが贈る指でたどる絵本シリーズです。自分で道を選んでたどっていくと、楽しい仕掛けが盛り沢山。選ぶ道によって展開がかわるので何度でも楽しめます。子どもが喜んで読むこと間違いなしの絵本です。

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子どものワクワクを引き出す、「コんガらガっち」シリーズ第1弾の作品

『コんガらガっちどっちにすすむ?の本』は、指でたどる絵本「コんガらガっち」シリーズの第1作目です。

主人公は、いるかともぐらがこんがらがってできた生物、いぐら。このいぐらが進む道を読者が指でたどりながら物語は進んでいきます。

3種類のお話が描かれていて、まず1つ目は「いぐら、たらすのいえあそびにいく」のまきです。ページをめくると早速分かれ道。どっちの道を選ぶかは読者次第です。道を選んで進むたびに楽しい物語が展開していきます。いぐらは仲良しのたらすの家にたどりつけるのでしょうか?

2つ目は「いぐら、おひるごはんをたべる!」のまき、3つ目は「いぐら、みちにまよったそ!さあたいへん」のまき。どのお話も少し抜けてて可愛らしいいぐらが読者と一緒に楽しい物語を創り上げていきますよ。

著者
ユーフラテス
出版日
2009-03-18

迷路のようだけれど迷路ではなくて、どの道を選んでも不正解はありません。選ぶ道によって展開が変わるので、何度読んでもドキドキワクワク。自分で物語を創りあげていくような気持になれる絵本です。

ビックリする様な冒険が始まるわけではありませんが、のんびりと進んでいくストーリーだからこそ、子ども達はこっちの道を選んだらどんな楽しいことが待っているのかな?とゆっくり想像力を膨らませながらお話の世界に入り込んで行けるのでしょうね。

親子で会話を楽しみながら読みたい1冊です。

遊び心満載!ルールを覚えながら楽しめる絵本

『コんガらガっち あっちこっちすすめ!の本』は、「コんガらガっち」シリーズ第2弾。1作目よりも少し難易度が上がり、進むだけではなく戻る矢印もあり、絵本の中を本当にあっちこっち進みながら楽しめる絵本です。

お話は3種類用意されています。1つ目は「いぐら、もことハイキングにいくぞ!」のまき。2つ目は「いぐら、しりとりであっちこっちいくぞ!」のまき。3つ目は、めいれいのとおりにすすめ!「いぐら、どうくつたんけん!」のまきです。

指でたどって楽しむのは1作目と同じですが、2話目ではしりとり遊び、3話目ではサイコロを使わないすごろく遊びという斬新な方法で物語が展開していきます。

一つひとつの遊びを楽しみながら親子でじっくり読むことはもちろん、家族皆で賑やかに読むのも楽しみの一つですね。

著者
ユーフラテス
出版日
2009-11-18

しりとり遊びやすごろく遊びといった、ルールのある遊びが取り入れられているのでルールを覚えながら楽しむことができます。初めは遊び方が分からない子どもでも、道をたどることを楽しみながら、徐々にしりとりやすごろく遊びも楽しめるようになっていくので、子どものその時々の興味に合わせて長く楽しめることも魅力の一つです。

そして遊びだけではなく、いぐらを始めとするこんがらがった生物たちが作り上げる、脱力系の世界観もこの絵本の楽しさを倍増してくれています。もぐらとたこがこんがらがった「もこ」や、さるとありくいがこんがらがった「さくい」など、第1弾では登場していなかった面白い生物がたくさん出てきますよ。

子どもがはまる魅力が満載です。

楽しみながら頭が使える絵本

『コんガらガっち おそるおそるすすめ!の本』はシリーズ第3弾。「いぐら、たらすときもだめしにいくぞ!」のまき、「いったいこのおとなんのおと?」のまき、「いぐら、どうぶつえんでカメラマン!」のまき、の3つのお話が描かれています。

「きもだめし」のお話はおそるおそるという題名の通り、2人が怖くて面白いお化けたちに出会いがら進んでいく物語。「なんのおと?」は同じ「おと」でも違う物や事になる言葉になる言葉を集めた言葉遊びのお話。そして、「どうぶつえん」は、絵探しを楽しめるようになっています。写真から撮影した場所を見つけるのですが、撮影した方向によっては左右が逆になっているのでなかなか頭を使います。カラフルで可愛らしいお話です。

著者
ユーフラテス
出版日
2010-12-13

第3作となるこの作品は、文字で書くと同じでも違う意味になる言葉を考えたり、写真の撮影場所を探すためにじくりと絵探しを楽しんだりと、より集中して楽しめるように作られています。大人が読んでいても「なるほど」と感じる場面もしばしば……。

そんな中でも、お化けがユーモラスに描かれていたり、色とりどりの動物園が可愛らしかったりと「コんガらガっち」の子どもを惹きつける世界観は健在です。

いぐら達に癒されながら、思い切り頭を使って楽しみたい1冊です。

仕掛けがいっぱい、何度読んでも新しい発見がある絵本

『コんガらガっち ぬきあしさしあしすすめ!の本』は、「コんガらガっち」シリーズ第4弾。皆に愛される「いぐら」が忍者「いぐらのすけ」に変身して活躍します。「いぐら、にんじゃになってぬきあしさしあしすすめ!」のまき、「いぐら、どうぐをつかってすすめ!」のまき、「いぐら、いいにおいをさがせ!」のまき、の3部作からなるお話です。

ある晩、いぐらの元に届いた謎の指令。いぐらはいぐらのすけに変身して、わるもの屋敷に忍び込みます。いぐらが抜き足差し足進んでいくと、そこにはヘンテコな仕掛けが盛り沢山。いぐらは無事に、指令を達成できるのでしょうか?

著者
["ユーフラテス", "佐藤 雅彦"]
出版日
2016-03-17

今回のお話では、いぐらが忍者に変身。指令を受け取って忍者になって、子どもが好きな要素がふんだんに取り入れられています。小さな穴をくぐったり、屋根に上ってみたり、イグラの隠れた場所を探したり……。趣向を凝らした仕掛けが満載です。

頭を悩ませながらも道を選んだり仕掛けをクリアしたりしていくことを楽しめる絵本なので、文字が読める様になった子どもでしたら、1人でもじっくりと読み進めていくことができますよ。

【番外編】笑える4コマとショートギャグが盛り沢山!子どもも大人も楽しめる1冊

『あたまがコんガらガっち劇場』は、「朝日小学生新聞」に連載されたの4コマ漫画を中心に収録した作品です。ショートギャグを含めるとその本数は100話以上!

それぞれのページに「コんガらガっち」の世界観満載な、ゆるくて笑える4コマやショートギャクの他にクイズが掲載されていて、笑えて頭も使える1冊となっています。「コんガらガっち全員集合!図鑑」も収録されているので、絵本のシリーズが好きな方にも嬉しいですね。

著者
ユーフラテス
出版日
2009-03-18

絵本ではなく、4コマ漫画中心の作品ですが「コんガらガっち」の面白さ満載なので紹介させて頂きました。

「ぷっ」と笑えて、「へぇー」と感心させられる、何度読んでも面白い1冊です。すべての漢字にルビがふってあるので、小学生の低学年から十分に楽しめます。「コんガらガっち」シリーズの絵本を読んでいた子どもにとっては、大好きなキャラクターが登場するので面白さが倍増するはずです。

趣向を凝らした仕掛けが満載の「コんガらガっち」シリーズ。自分で選ぶことで物語が展開していく楽しさや、ゆるくて愛らしいキャラクターは子ども達の興味を引きつけて離しません。そして、言葉遊びや絵合わせ、ゲームの要素を取り入れ楽しみながら頭を使える様に作り上げられていることも、このシリーズの魅力の一つになっています。

勉強という枠ではなく、子どもの考える力を育てることにも一役買ってくれる絵本。ぜひ親子ではまってみてくださいね。

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