「ばばばあちゃん」シリーズからおすすめ5選!皆の人気者おばあちゃん

更新:2017.6.3

1987年に1作目が出版されて以来子どもの心を掴み続ける「ばばばあちゃん」シリーズ。パワフルでアイデア満載、どんなことでも楽しんでしまう彼女は、多くの子ども達の憧れです。読むと元気をもらえる作品の魅力をご紹介します。

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「ばばばあちゃん」シリーズの原点、誰もが笑顔になれる作品

「ばばばあちゃん」シリーズの第1作目となる物語。ユニークでパワフル、そしてお茶目な主人公の魅力を、存分に感じることができる作品です。

ある晩、綺麗な星と月を見つけたばばばあちゃんは、一晩中空を眺めていられるように、外で眠ってしまう事を思いつきました。早速、ベッドを庭に運び出します。

しかし、それだけでは終わりません。お茶が飲みたくなってお茶の道具を、夜中にお腹が空いたときの為にレンジと冷蔵庫を、更には寝る前に読む本や朝必要な目覚まし時計、タンスや本棚、鏡台まで。家の中の物を全部ベッドの傍に運んでしまったのです。

これで安心して夜空を眺めながら眠れるかと思いきや、またまた何かを思いついたようですよ。

著者
さとう わきこ
出版日
1987-09-15

登場するのは、ばばばあちゃんと飼っている黒猫だけ。擬人化された動物達も出てきませんし、とてもシンプルな物語です。

しかし、彼女の行動の全てが面白く、子どもも大人も思わず笑ってしまいます。最後は何とも本末転倒な結末となってしまいますが、そんなお茶目な姿がこの作品の魅力の1つです。

後のシリーズへと受け継がれる魅力に溢れ、ばばばあちゃん好きにはたまらない1冊です。

掛け合いの楽しさを感じられる作品

ばばばあちゃんとすいかの種との掛け合い、動物たちが次々に登場しては同じ行動をする面白さを楽しみながら、テンポ良く読みたい作品です。

ある日、庭にすいかの種を植えたばばばあちゃん。大事に大事に土をかけました。それを見ていた猫は、埋まっているのがすいかの種とは気付かずに掘り起こして、がっかり。つまらない黒い種だと元通りに埋めました。

その後も犬にうさぎ、きつねと次々にやってきては種を掘り起こしまた埋めるの繰り返し。

ついには彼女までもが、自分で種を埋めたことを忘れて掘り起こしたものだからすいかの種は怒って「もう芽は出さない」とへそを曲げてしまいました。しかし、彼女はここでひるみません。なんとすいかの種に怒鳴り返したのです。

頭に来たすいかの種はプスンと芽を出してどんどん育ち……どこもかしこも大変な事にもなってしまったようですよ。

著者
さとう わきこ
出版日
1987-09-15

動物たちが次々に登場するシンプルなストーリーは分かりやすく、多くの子ども達に読まれ続けてきた昔話や民話の様な魅力があります。それと同時に、ばばばあちゃんとすいかの種との掛け合いが、この作品の最大の見どころです。

何度も掘り起こされた可哀そうなすいかの種にまでも怒鳴り返すパワフルな姿、それに負けじとぐんぐんと育つことで底力を見せるすいかの種。そのやりとりが面白くて、何度読んでも笑ってしまいます。

最後に大きく育ったすいかが得意げに怒鳴る場面では、描かれていないすいかの表情まで見えて来るようです。

ばばばあちゃん流の春を呼ぶ方法とは?

こんな方法あり!?と驚かされる春を呼ぶ方法。主人公の豪快な魅力が満載の作品です。

4月になったというのに、雪が降るほど寒い日々。ばばばあちゃんは4月になったら外で昼寝をすると決めているというのに……。そこで考えました。春を呼んでしまおう!

森や地面に向かってラッパを吹いて動物達を起こすと、皆で袋に春を呼ぶ声を詰め込みます。たくさんの春を呼ぶ声を詰め込んだら、またラッパを取り出して……。次はどんなアイデアが飛び出すのでしょうか?

著者
さとう わきこ
出版日
1990-03-15

なかなか春が来ないなら、自分達で春を呼んでしまおうという奇想天外で豪快な物語。しかし、ばばばあちゃんなら本当にできてしまうように感じるのが不思議です。

動物たちが皆で春を呼ぶ声を袋に詰めている台詞の1つ1つもユニークで、隅々まで読むと更に面白いですよ。

苦労してやっとの思いで春を呼んだにも関わらず、「お昼寝をする」という当初の予定は変える事なく、のんびりと外での昼寝を満喫する飄々とした姿がまた面白く、最後まで笑わせてくれます。

子ども達と大笑いをしながら読みたい1冊です。

ばばばあちゃんが教えてくれる夏の楽しみ方

毎日暑い日が続く夏にもってこいの作品です。

ばばばあちゃんは、暑い夏を涼しく過ごすために、氷のお菓子を作ってアイスパーティーをすることに。子ども達も大賛成です。

さて好きな物を凍らせて氷の実験が始まります。サイダーやジュース、お菓子にミニカーまで。ばばばあちゃんは紅茶やようかんも凍らせるようですよ。子ども達もそれに刺激されて、アイデアがどんどん膨らみます。たくさんの果物になんとお花まで!

凍らせている間はちょっと一休み。氷ができたら素敵なアイスパーティーの始まりです。

著者
さとう わきこ
出版日
1998-05-15

ばばばあちゃんのワクワクするアイデアに溢れた1冊です。彼女は、子ども達が凍らせてみたいと提案した物は、どんな物でも反対しません。

もし上手くいかなくても、自分で経験することが大切なのだと、私たち大人に教えてくれているようです。

夢中で氷を作っている時の子ども達の会話や表情がとてもリアルで、見ているこちらまでワクワクしてきます。絵本を見ながら、実際に作ってみるとより楽しめますよ。

りんごを凍らせる時にはレモン汁を混ぜると色が変わらないなど、料理の知恵も登場しますので、ぜひ子どもと一緒に試してみてくださいね。

大胆な発想が楽しい、アイデア満載の作品

主人公の大胆な発想に、子どもが目を輝かせること間違いなしの作品です。

気持ちの良い春の日、動物達と一緒に山登りをすることにしたばばばあちゃん。しかし、皆が持って行きたい物を集めたら荷物の量が増えすぎてしまったのです。なんとかならないかと考えた彼女は、何とも良いアイデアを思い付きました。

家中のカーテンを縫い合わせて出来た大きな布を屋根から被せて、なんと家に山を作ってしまったのです。これには動物達も大喜び。屋根の上が山の頂上です。お弁当を食べて遊んで庭にテントを張って……。

ラストのオチもさすがとしかいいようがありません。最後まで楽しませてくれますよ。

著者
さとう わきこ
出版日
1994-12-15

こんな風に豪快に遊べたらどんなに楽しいことでしょう。遠くに行かなくても、アイデア次第でこんなにも楽しい1日になるのだと、教えてくれるお話です。

主人公の柔軟な発想に刺激されて、子どもの想像も膨らみます。他にはどんな面白いアイデアがあるかなと、親子で話しながら読んでも楽しいですね。
 

毎日を思い切り楽しみながら先頭をきって遊ぶばばばあちゃん。外で昼寝をするために春を呼んでしまったり、家にある物で山を作ってしまったり、楽しむ為には誰にも何にも遠慮はしません。

そんな彼女のアイデアと楽しそうな様子に、子ども達は惹き込まれるのでしょうね。毎日とはいかなくても、時にはこんな風に楽しむ事だけを考えて、子どもとアイデアを出し合う事が出来たら、もっと楽しく暮らせるのではと思わせてくれます。

子ども達はきっと柔軟な発想で、想像力豊かにたくさんのアイデアを出してくれることでしょう。

今回ご紹介した作品以外にも、「ばばばあちゃん」シリーズの作品はたくさん描かれていますので、ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。

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