ツンデレヒロインが可愛すぎるおすすめ漫画ランキングベスト6!

更新:2021.12.21

好きな人に対して素直になれず、つい「ツン」とした態度を取ってしまったり、でもふとした瞬間に好意があふれて「デレ」っとしてしまったり、そのもどかしさがキュートなツンデレなヒロインたち。そんな可愛いヒロインが登場する作品をご紹介します。

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6位:美しきツンデレ人形:翠星石

ある出来事がきっかけで引きこもりの日々を過ごすようになった主人公・桜田ジュンの元に、「まきますか まきませんか」と書かれた怪しげなダイレクトメールが届くところから物語がスタートします。本作は、アンティークドール同士の戦いを軸に、ジュンとドールとの心の交流を描くファンタジー漫画です。

ダイレクトメールに「まきます」と返答した後日、ジュンの元に届けられた「第五ドール 真紅」と契約を結んだジュンは、美しき7体のドールたちの闘いに巻き込まれていきます。

「まいた世界」を描く前章的な『Rozen Maiden』と、「まかなかった世界」を描く終章的な『ローゼンメイデン』があり、2つの世界が交錯しながらストーリが展開していきます。

著者
PEACH-PIT
出版日

本作には、7体のアンティークドールが登場しますが、そのうちの第三ドールが翠星石です。深緑のロングスカートのエプロンドレスを着ており、床に髪が届くほどの茶色のロングヘアをもち、右目がルビー色、左目がエメラルド色のオッドアイなのが特長です。

この翠星石、清楚な容姿ながら口を開けば毒を吐き、ジュンに対しても「身の丈ばかりか肝っ玉までもがプチサイズですぅ」などとのたまうなど、かなりの毒舌家です。ジュンからも「性悪人形」と呼ばれる始末ですが、実は臆病で喧嘩や争いごとが嫌いな穏やかな性格をしています。

根はやさしいのですが、天邪鬼な性格ゆえ、相手への好意を素直に表現することができずにツンツンしてしまうのが玉にキズです。しかし、同じドールである真紅に「真紅は優しいから好き」と礼を述べたり、ジュンに対しても「真紅ばかり構っている」などと嫉妬に似たような素振りを見せ、ランチを作ってびっくりさせてやろう、と目論んだりするなど可愛らしい一面があるのも彼女の魅力の1つです。

ツンデレなだけでなく、ドール想いで涙もろい翠星石をはじめとするドールたちの優しさと、個性あふれる物語を満喫してください。

「ローゼンメイデン」シリーズに登場するキャラクターについて紹介した<漫画『ローゼンメイデン』が懐かしい!キャラからその魅力をネタバレ考察!>の記事もおすすめです。

5位:犬系男子×猫系女子!キーワードは「赤い糸」:たまき

入学式の日、なぜか同級生の大原たまきに「今後一切私に話しかけないで」と拒否された犬系男子・蒔田惠太。なるべく大原たまきと関わらないように避けてきたもののなぜかことどこくバッティングし、ついにはクラス替えで同じクラス、隣の席となってしまうことに。

著者
ひの なつ海
出版日
2016-10-31

自分の思いにまっすぐできゅるんとした目がかわいい犬系男子・惠太と、ツンデレでなぜか「運命の赤い糸」が見える猫系女子・たまきの凸凹コンビラブストーリーです。

ツンデレ女子が好きな方はきっとたまきがお気に入りになるはず!特に惠太を拒否した理由がなんともかわいらしくて微笑ましいです。そのかわいさには、男性だけでなく女性も虜になるはず。青春ラブコメが好きな方にはぜひおすすめしたい、2人の恋の行方に病みつきになる作品です。

4位:超貧乏と大富豪が彩るラブコメディ:三千院ナギ

『ハヤテのごとく!』は、平凡な高校生・綾崎ハヤテを主人公にした学園ラブコメディ+執事漫画です。

博打好きで酒好きな無職の両親を持つハヤテは、生活費と学費のためにアルバイトを掛け持ちする日々を送っています。ある日突然、1億5千万円以上の借金があることが発覚、その返済のために営利誘拐を目論む……というゲスい展開から物語が進んでいきます。 

ハヤテのごとく

2005年02月18日
畑健二郎
小学館

冒頭でハヤテが営利誘拐のターゲットとしていたのが、本作のヒロインである三千院ナギです。大富豪である三千院財閥の娘で、誘拐されかけた際にハヤテから言われた「僕は…君が欲しいんだ(人質として)」という言葉を、愛の告白と勘違いしてハヤテに好意を寄せるようになります。

(人質として)の部分は聞こえていない訳ですから、勘違いしてしまっても無理もないですよね。その後、ハヤテの借金を立替え、ハヤテを執事として雇うことになります。

ナギは、幼少期から様々な英才教育を受けていて、13歳で飛び級し高校生になったうえトップクラスの成績を収める超エリートです。令嬢ゆえか、プライドが高く、はわがままで気が強く負けず嫌いなのですが、ハヤテの借金を肩代わりしたり、高校に編入させて学費をすべて援助したりするなど心優しい一面もあります。

また、非常に嫉妬深く、ハヤテを取り囲むほぼすべての女の子に嫉妬しています。さらに自分が子どもっぽいから相手にされないのでは?と思い悩む可愛らしいところもあり、素直になれないナギのキュートな魅力が全編にあふれています。

物語は、やがて三千院家に伝わる9つの王玉、さらには「王族の庭城」をめぐっての争いにも発展していくのですが、2人の関係はもちろん、ハヤテが傍にいてくれることだけを願うナギの健気さにも注目したい作品です。

『ハヤテのごとく!』については<漫画『ハヤテのごとく!』を賛否両論の変化含め徹底考察!最終回ネタバレ注意>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

3位:色んなトラブルが巻き起こるラブコメディ:古手川唯

『To LOVEる』は、主人公の結城梨斗(リト)、ひょんなことから知り合いになった宇宙人・ララ、中学時代から憧れていた春菜、という3人の恋模様を軸に展開されます。

次々とトラブルに巻き込まれるリトの、日常のドタバタとSFの要素、さらにエッチな描写を加えて描き出されるドタバタラブコメディを楽しめる作品です。 

To LOVEる

矢吹健太朗
集英社

古手川唯は、本作に登場する女性キャラの1人で、長いストレートの黒髪を持った美少女です。風紀や秩序を重んじる生真面目な性格をしていて、風紀委員として学校の秩序を保つために活動しています。

妥協を許さず、そのために向こう見ずな行動に出てしまうこともありますが、リトを励ましたり、高齢な教師を気遣って掃除をしたりとやさしさも兼ね備えています。男女の恋愛関係やエッチな出来事においては、すぐに赤面して「ハレンチな!」「ハレンチだわ!」などと叫ぶほど男女関係への耐性がなく、そのウブな様子がまた可愛いのです。

物語の中盤以降では、町の不良から身を挺して守ってくれたリトを意識するようになりますが、意地っ張りな唯はそれを受け入れられず、さらにはリトの言うことにイチイチ反発してしまう反面、頭の中ではリトと一緒になる妄想をするなどかなりツンデレな様子です。そんなところも唯を魅力的にしている要素の1つではないでしょうか。

真面目でスタイル抜群で美少女でツンデレ、というヒロインスペックの高い唯のほかにも、個性豊かな『To LOVEる』のヒロインたちとリトとの関係も見どころですよ。

2位:圧倒的な世界観:惣流・アスカ・ラングレー

未曾有の大災害「セカンドインパクト」によって、人類の半分が失われた世界の「第3新東京市」を舞台に、壮大なスケールで繰り広げられる『新世紀エヴァンゲリオン』は、その圧倒的な世界観と丁寧な人物描写でファンから絶大な人気を集めるSF漫画です。

第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを軸に、使徒と戦う、巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった碇シンジを主人公に、同じく「エヴァ」のパイロットである綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーといった個性的な登場人物との交流を描き出しています。 

新世紀エヴァンゲリオン

1995年08月29日
貞本義行
角川書店

今作の登場人物のうち、人気の高い「エヴァ初号機」のパイロットである綾波レイと人気を二分するのが、ドイツと日本のクオーターである惣流・アスカ・ラングレーです。

アスカは「エヴァ弐号機」のパイロットであり、英才教育を受けたエリート。飛び級で大学を卒業するほど頭脳も明晰です。快活で自立心・向上心とプライドが高く自己中心的な性格をしています。だからこそ、当初はいじいじとして意気地のないシンジを軽蔑し、あからさまにツンとした態度を取っています。

しかし、国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)に所属する加持リョウジに想いを寄せアプローチする、年相応の女の子らしい一面も覗かせます。このときのデレっぷりがたまらなくかわいいです。

さらに、初めは頭ごなしにバカにしていたシンジに対しても、様々な訓練や実践を経て信頼を寄せるようになってくると、少し態度が軟化し、シンジとの口げんかを「夫婦喧嘩」とからかわれて赤面するといったデレを見せるようになります。

さらに精神的な強さと同時に脆さも併せ持ち、想い悩んだり立ち止まったりと人間らしい姿が描かれているという点もアスカが魅力的な理由の1つではないでしょうか。

『エヴァンゲリオン』は使徒との戦いはもちろん、使徒の謎や複雑に絡み合う人間模様も魅力です。その他に登場するのも個性ある人物ばかりなので、ツンデレした態度だけでないアスカの人間味ある姿にも注目してみてください。

1位:格闘×ラブコメ×中華!?:あかね

言わずと知れた、高橋留美子の大ヒット作『らんま1/2』は、凄腕の高校生格闘家ですが、水をかぶると女になってしまうという特異体質の持ち主でもある早乙女乱馬を主人公に、その許婚である天道あかねと、その家族や友人、関係者を巻き込んで展開されるラブコメディです。

天道家に居候することになった乱馬は、あかねと同じ高校に通うことになるのですが、その学園生活や天道家での日常、ちょっかいをかけてくる敵との戦いを通じて、乱馬とあかねの心の交流を軸にしたドタバタした騒動が展開されます。 

らんま1/2

高橋留美子
小学館

本作のヒロイン・天道あかねは、格闘技・スポーツに秀でていて、容姿や人柄もよく人気者です。根は素直でやさしい性格ですが、負けず嫌いで意地っ張りのため、自分より強い乱馬に対してなかなか素直になれない、という「まさにツンデレ」という姿が描かれています。

勝ち気でかわいげの無い性格ですが、近所の接骨院の先生に長年片思いをしており、先生好みに髪を伸ばすなど女の子らしい一面もあるところが魅力的ですね。基本的にはがさつで「拳にものを言わせる」タイプですが、笑顔が可愛い、意外とやさしいという二面性が男性の心をくすぐるポイントではないでしょうか。

物語の中盤以降は、あかねが乱馬を意識しだすので、ますますツンデレ描写に拍車がかかっていきます。乱馬を取り巻く個性豊かな女の子達にヤキモチを妬いて、でも素直に「イヤだ」と言えずに「乱馬のバカ~!」と叫ぶあかねの姿は、「恋する女の子」そのもので、たまらなく可愛いです。

あかねだけでなく、実際は乱馬も素直になれない意地っ張りな性格をしているので、似た者どうしのツンデレカップルという2人の恋の行方からも目が離せません。

ツンデレなヒロインは、物語を彩るスパイスとしてとても魅力的ですよね。今回ご紹介した作品は、どれもやさしく可愛いけれど天邪鬼なツンデレヒロインの魅力が満載です。まずはツンデレヒロインを愛でるところから作品を読んでみるのもおすすめですよ。

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