モノブライトの松下省伍さんの連載書評コラム。今回は『だめだこりゃ』いかりや長介、『全思考』北野武、『愛』松本人志、『文・堺雅人』堺雅人を取り上げます。
ドリフターズの長さんですね。バンドマンからテレビ業界へさらに俳優へと人生を渡ったその節々での大事件やメンバー間の真相・心境を思いのままに綴っています。ビートルズの前座話は爆笑。ずっと厳しく自分と闘っていたのでしょうし、結局は本当に周りに愛情深い人だったということだと思います。きっと今の僕じゃ理解できない範囲もまだたくさんあるはずだと思えるくらいに。
- 著者
- いかりや 長介
- 出版日
思うことをはっきり言う。それを恐れない強さって言うのは他人からから見たらほんの一部なのかもしれません。彼が言う芸術・芸能・音楽・教育のお話は、もしかするとただずっとピュアで素直であることだけなのかもしれませんね。でも普通はそれができない。普通でいれることを普通はできないもの。
- 著者
- 北野 武
- 出版日
全員に言えることかもしれませんがやっぱりちょっと哲学的なんですよね。何を題材に書いても話しても自分の分母をキープできる強さとか姿勢が超人たるところ。んー、天才! んー、僕は語彙がない!
- 著者
- 松本 人志
- 出版日
- 2000-11-01
俳優はどうやって役作りするのでしょう。堺雅人さんは書いてみた、というエッセイ。喫茶店で撮影の合間で、その時その時に書いた思考はふわふわ掴みどころのないものだったりすごく真面目だったりはたまた適当だったりと様々な堺雅人さんに出会えます。
- 著者
- 堺 雅人
- 出版日
- 2013-07-10
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。