『化物語』の大暮維人おすすめ漫画4選!あの「エア・ギア」の作者でもある?

更新:2021.4.6

化物語などの名作に関わっている漫画家として有名な大暮維人ですが、奇抜な舞台設定や、男心をくすぐるメカやアイテムを登場させ、多くのファンを虜にしてきた作者でもあります。迫力満点なバトルシーンや繊細な背景や小物の描写、美麗な女性キャラなど、紙面いっぱいで楽しませてくれる、そんな彼の作品を4つご紹介していきます。

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大暮維人とは?圧倒的画力で斬新なストーリーを描く!

 

宮崎県出身の漫画家。ペンネームは「Oh!Great」(オー!グレイト )という英語からとったという、なんともユニークな方です。

画家を目指していましたが、紆余曲折を経て会社員に。その後、なんと借金返済のために賞金目当てで漫画雑誌に投稿したことがきっかけで、漫画家への道を歩みはじめました。

1995年、『SEPTEMBER KISS』でデビュー。少しずつ作品を描き続け、1997年に連載をはじめた『天上天下』が大ヒットします。その後も『エア・ギア』がアニメ化されるなどし、人気漫画家の1人となりました。

大暮作品の魅力といえば、まず挙げられるのがストーリーです。斬新な設定やアイテムが続々と出てきて、バトルマニアやメカマニアなどの心をくすぐります。シリアスなバトル展開からコミカルなギャグシーンまで織り交ぜて、勢いのある作品が多いのが特徴です。

もうひとつの魅力は、その画力です。人物から小物、背景まで綿密に描かれ、さらに風景描写にも定評があります。熱気や冷気、空気感が絵から伝わってくるようで、臨場感のあるシーンが満載です。成人向け漫画も描いていたことから、女性キャラの綺麗さやセクシーさも人気の一因となっています。

固定ファンを逃がすことなく、じわじわとその範囲を広げていく大暮維人。1度ハマってしまうと逃げることができないといわれる、彼の世界の魅力に迫っていきましょう。

 

大暮維人の代表作!スピード感が爽快『エア・ギア』

 

東中最強のベビー・フェイスと呼ばれる、イッキこと南一樹。ケンカは最強で、周りからも頼られている存在です。しかもキレイで可愛い女子4人と同居という、なんとも羨ましい生活を送っています。

おちゃらけた性格のイッキですが、彼の生活を一変させるできごとが起こります。ある日学校に行くと、ストーム・ライダーと呼ばれる暴風族グループにボコボコにされてしまうのです。

暴風族とはエア・トレックと呼ばれる、モーターが内蔵された特殊な靴を履いて駆け回るチームのこと。今まで自分こそが最強だと思っていたイッキは、無残な敗北にショックを受けます。

 

著者
大暮 維人
出版日
2003-05-16

 

打ちひしがれるイッキに同居仲間が授けたのは、なんとこちらもエア・トレック。彼は猛練習の末に技術を身に着け、1度やられた相手を打ち負かします。

すっかりエア・トレックにハマったイッキ。仲間を集め、暴風族のチーム「小烏丸」を結成しました。ここから数ある暴風族との、バトルに次ぐバトルの日々が始まります。

とにかく派手なアクション描写が爽快な作品。猛スピードで地から空へ、空から地へと走り、飛び回る姿がかっこよく、スピード感に溢れています。

またバトルだけでなく、恋愛にも注目。同居人で幼馴染でもあるリンゴは、実は「スリーピング・フォレスト」という伝統的チームの総長でした。リンゴがエア・トレックをやっていること、そしてイッキに想いを寄せていることは彼女の秘密です。さらにイッキが憧れる謎の女性ライダー・シムカも絡んできて、ドキドキの三角関係がくり広げられます。

全37巻で完結しており、読みごたえも抜群!2006年にはアニメ化もされた大人気作です。バトルに友情に恋愛……ドキドキ&ワクワクする展開が続く超オススメ作品です。

格闘技バトルで学校の頂点へ『天上天下』

 

100年以上の歴史を持ち、各地から武道に通じた者たちが集まる統道学園。そこに入学した凪宗一郎とボブ牧原は、学校のトップに立とうと暴れはじめます。

しかし、さすが文武両道がモットーの学園。あっという間に上級生である棗真夜と高柳雅孝にボコボコにされてしまうのです。

さらに統道学園で圧倒的権力を持つ生徒会も2人を粛清し、ズタボロにされた彼らは力をつけようと、真夜が部長を務めている柔剣部に入部をしました。

学校には様々な格闘技部がありますが、数年に1度バトルがくり広げられます。その戦いに勝った部が次の生徒会となり、学校を取り仕切ることができるとのこと。屈強な生徒たち、そして現在最強の生徒会長を相手に、宗一郎とボブの戦いが始まります。

 

著者
大暮 維人
出版日

 

単なる格闘技漫画ではなく、ファンタジー要素も組み込まれています。普通の人間には出せない「異能の力」。そんな特殊な力を、持つものと持たざるもの、双方の強さと弱さが描かれていて、内容の深いストーリーとなっています。

バトルシーンも多いですが、その一方で合宿や放課後の過ごし方など、学生らしい日常も描かれています。シリアスだけで重くなるようなこともなく、コメディ要素も入っていてリズム感よく読める作品です。

2004年にアニメ化もされており、大暮維人の知名度を一気に押しあげました。格闘技好き、ファンタジー好き、青春モノ好きにオススメですよ! 

 

手に汗握る豪快なバトルシーン!『魔人』

 

暴走族のリーダーとして荒れた日々を送る男・哲。ある日怪物を目撃した哲は、その場で体を引き裂かれて死んでしまいます。火葬場に運ばれた哲でしたが、なんとその場で蘇生。しかも、痛みをまったく感じず、傷もすぐに治るという体に変化していたのでした。 

死ぬ前にその怪物の血を口に含んだ哲は、血を飲んだことでDNAが書き換えられ、なんと自身も怪物となり「魔人」として蘇生したのです。

親がおらず、血の繋がっていない妹、里美と2人で暮らしている哲。もちろん人間に戻りたいと望みます。「魔人街」(デビルストリート)と呼ばれる裏世界には魔人が蠢いており、彼は自分を襲った魔人を探そうと決意するのでした。

 

著者
大暮 維人
出版日

 

そこからは、とにかく戦いの日々。「死ぬことが許されない」体となってしまった哲と、兄思いの里美は、悲しみや怒りを抱えて魔人たちと戦い続けるのです。果たして彼は人間に戻れるのか?魔人とはいったい何者なのか?手に汗握るストーリーが続いていきます。

なんといっても豪快なバトルシーンが見所です。背景や情景描写に天才的な才能を見せる大暮維人の作品だけあって、とにかく迫力があります。ところどころでグロテスクな描写も含まれますが、それが臨場感を持たせてくれてさらにドキドキするでしょう。

全2巻で完結しており手に取りやすい作品ですが、読了後の満足感はお墨付きです。刺激が欲しいときにぜひ読んでみてください。 

大暮維人が描いた!壮大な世界観の新感覚ストーリー『バイオーグ・トリニティ』

 

舞台はバイオ・バグという病気がある世界。この病にかかった人は「バグラー」と呼ばれ、手にあいた穴から吸収したものと融合できるという特殊な能力を持ちます。

吸収するものは虫でもいいし、バイクやカッターなど、なんでもありです。ただひとつ、「人間」を除いては……。 

 

著者
["舞城 王太郎", "大暮 維人"]
出版日
2013-04-19

 

主人公の藤井という少年はバイオ・バグを発症し、何を吸収するか悩んでいます。そしてもうひとつ、同級生のフミホのことが好きすぎて死にそう、という思春期ならではの悩みも抱えていました。

ある日、ひょんなことでこの世界の秘密を知ってしまい、命を狙われる身となってしまった藤井。そこを友人であり恋のライバルでもあるホサが助けてくれるのですが、そのせいでホサは重症を負います。

友人を助けるために、フジイはホサを吸い込んで禁忌とされている人×人の「バグラー」となりました。しかしこの状態が長く続くことはリスクを孕んでいて、彼らは試練を抱えながら戦いを続けることになるのです。

小説家・舞城王太郎が原作の本作は、壮大な世界観で描かれるファンタジー×サイエンス×アクション×ラブストーリー。人とモノとの融合という斬新な設定にも注目!

 

派手なアクション、斬新なストーリー、繊細かつ美麗な絵柄と魅力に溢れた大暮維人作品。1度読み始めたらページをめくる手が止まりません。退屈なとき、刺激が欲しいとき、ぜひ読んでみてください!

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