ど喰らおう!暑い夏でも食欲の湧く本

ど喰らおう!暑い夏でも食欲の湧く本

更新:2021.12.1

「今日、何食べる?」通り過ぎた夫婦のそんな何気ない会話。こっちまで幸せになる瞬間です。その夫婦にすれば、もしかしたら日常の面倒臭い選択なのかもしれないですね。けれど、その長く時間を過ごすことで纏う独特の空気感と選ぶことができる幸せが、きっとそこにあると思います。

2006年、桃野陽介(Vo / Gt)を中心に、松下省伍(Gt)、出口博之(Ba)の北海道・札幌の専門学校時代の同級生でバンド結成。2007年、「未完成ライオット」でメジャーデビュー。2009年、2ndアルバム『monobright two』をリリースし、10月には大阪・なんばHatch、東京・日比谷野外音楽堂でのワンマンライブ『BRIGHTEST HOPE』を開催。ギターロックの表現の幅を広げるべく、様々なサウンドメイキングに意欲的に挑戦。その集大成として3rd アルバム『ADVENTURE』を2010年10月にリリース。2012年にはデビュー5周年を迎えてのワンマンツアー『LIVE-RALLY』を全国7カ所にて実施。2013年にはキャリア初となるベストアルバム『Remain in MONOBRIGHT』もリリース。。翌年、2014年3月にはZepp Tokyoでのワンマンライブも開催された。2015年6月にデビュー当時からのメンバーでもあったドラムの瀧谷翼が脱退。夏に、メンバーのソロ活動を経て、同年10月に新体制で新境地を目指す。2016年4月20日には、2年半ぶりとなるオリジナルアルバム『Bright Ground Music』をリリースした。また、現在4:52からフジテレビにてオンエア中の新作アニメーション『ぼのぼの』の主題歌に、モノブライトの書き下ろし楽曲「bonobonoする」が使用されている。6月には地元・北海道を含むワンマンツアー『Bright Ground Music ~B.G.M~ Tour』を開催した。10月にはデビュー10周年を記念した初のセルフカバー・アルバム『VerSus』がリリースされた。2017年11月より全国ツアー モノブライトTOUR2017「monobright × MONOBRIGHT × モノブライト 2007-2017」を開催。ツアー終了後、無期限の活動休止に入る。 http://www.monobright.jp/
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不可抗力で食べたいものが食べられない状況でも、「あぁ、○○食べたいな」と思う時点でそれは活力になると思いますし(たとえ、その為には稼がなくては! その為に健康にならなければ! 早く仕事終わらせよう!といった方向でも)、食べるということは、その前後も楽しくしてくれるものだと思います。

調理補助のバイト経験からか料理すること、食べることが楽しくてとても好きです。こう書くといかにも料理上手な健康自炊男なイメージを持たれそうですが、カップラーメンも好きですし、野菜は丸かじりのそのままが一番好きですし、外食ならおしゃれな場所よりも瓶ビールのケースがテーブルになってるような小汚い屋台居酒屋の煮込みや焼き鳥がむしろ好きですが、ただ自炊する際は変な方向に全力を尽くします。

カップラーメンなら生の刻みネギは用意する、きっちりタイマーで30秒前でフタを開けて出来上がりを3分ジャストに、野菜は買って帰宅したらすぐしっかり流水にさらしてから冷蔵庫に入れてみずみずしくなるように仕込みをしておく。焼き鳥は串1本であっても打ってある部位の順番で、どういうコース料理になっているか楽しむ(串から外す人嫌い! 串は1人1本!)、炭火なら場所によって火力に違いがあるはずだから素早く場所を変えながら、均一にきつね色にするべく火を入れたであろうその職人を想像する。

さぁ今日は何を食べよう!

ごはんぐるり

著者
西 加奈子
出版日
2016-02-10
日本の料理から海外の料理、ジャンク飯から正統派まで様々な料理が著者の思い出とともに綴られたエッセイです。食には記憶が宿ります。あなたにもそんな一品があるはず。思い出したら今晩のおかずに是非。また、活字でおいしくなるものといったお話があって共感。確かに「ほうれん草のお浸し」より「ほうれんそうのおしたし」、「バター」より「バタァ」の方が絶対おいしい。

ヤッさん

著者
原 宏一
出版日
2012-10-11
主人公・タカオはとあることからホームレスへと転落、流れ流れて銀座にてダンボール暮らし。そこでホームレスのヤッさんと出会う。ヤッさんは食の達人、築地と高級料理店を行き来して生活するグルメなホームレスだった。ホームレスでありながら誇りと立場をわきまえるといった生き方のヤッさんに弟子入りするタカオ……というあらすじのユーモアたっぷり人情小説。

とにかく食にまつわる膨大な情報量と、取り巻く外食産業の仕組みがあくまで愉快に書かれていて、東京の料理文化も楽しめると思います。料理は人でおいしくなる時があるけど、その瞬間をギュッと濃縮したような小説です。

魚を喰らうー男子厨房に入る

著者
大庭英子
出版日
僕を含め魚介類好き、のんべえの方には超おすすめです。料理の楽しさは食べたいものを決めてスーパーや魚屋、肉屋、八百屋に向かっているところから始まる。店をはしごして足を疲れさせたほうが愛情入って料理がうまくなる説。できることならその出発前にはビールジョッキや、おちょうし、おちょこを冷蔵庫に入れる。できることなら朝からランニングをして疲れておく。本当、自分でも力の使い方がバカだなと思う。はい、あなたはまずおちょこを買いましょうね。

何度でも作りたくなる ほめられレシピ

著者
馬場 香織
出版日
2008-12-05
そんな、ともすれば一人遊びになってしまう料理ですが、最大の喜びはやっぱり人の為に作る時。うんと練習してきたるべき時に備えましょう。こちらはザ・洋食もちらほら。
あと、包丁買いましょうね。僕の愛刀は割と万能な霞乃の牛刀(バイトを辞める時、社員がくれた!)。もう半分くらい刃がなくなって筋引包丁サイズになってますが。ある程度のものを買えば使えば使うほど(研げば研ぐほど)切れるようになっていきますよ。肉でも魚でも野菜でも鮮度を保つのは切り口だ!

東京昼酒場100

著者
出版日
2015-10-30
迷ったけどせっかくなのでご紹介します。やっぱり酒場はうまいもので溢れかえってると思うんですよ。お酒を飲まない人でも舌鼓間違いなし。いつか挑戦してみたいことは、一人で店に行き酒を頼まずアテで白いご飯を食べて帰る、そんな違うステージの人間のやるようなこと。そんな逆な硬派。そんな逆の破天荒。そんなグランドキャニオンくらいでっかいことだ。

掲載されているお店には実際に何件か行ってみました。飲み屋は行ってみないとわからない。好みもあるし。「古い」と「趣がある」は一緒じゃないと思ってます。ディープな東京文化に触れたい方も是非。

この記事が含まれる特集

  • 本と音楽

    バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。

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