どうも! WEAVERの河邉です。7月末にツアーを一つ終え、今はフェスへの出演や、レコーディングをしているところです。気がつけば8月も終わりに近づき、今年の夏もあと少しですね。夏の終わりはいつも切ない気持ちになります。
アメリカ人の作家によって書かれた、緑の表紙が印象的な日本でも有名な絵本。2010年には村上春樹氏が翻訳したことでも話題にもなった。りんごの木と少年は友達になり、心を通わせ同じ時間を過ごしていた。しかし時が経つにつれ、少年にとって必要なものは変わっていく。大人になっていく少年だが、木だけは変わらず、ただ少年の欲しがるものを与え続ける。たとえ自分の身を犠牲にしてでも少年の必要なものを与えようとする。
- 著者
- ["シェル・シルヴァスタイン", "Shel Silverstein"]
- 出版日
- 2010-09-02
田舎の丘の上にある“ちいさいおうち”の物語。おうちは季節とともに変化する周りの景色を楽しんでいた。どんなに時が過ぎ、子供が大きくなっても、ちいさいおうちだけは変わらずそこに存在する。そんななか、丘の上からずっと遠くに見えていた街は少しずつ大きくなり、気が付けばちいさいおうちの周りも街の開発が始まる。道路が通り、ビルが建ち、地下鉄ができ、自然豊かだった場所から、都会の喧騒と汚れた空気の中でぽつんと佇むことになるちいさなおうち。さて、この先どうなってしまうのか。
- 著者
- バージニア・リー・バートン
- 出版日
- 1954-04-15
命というものについて改めて考えさせられる絵本だ。みんなに愛されたお年寄りのあなぐまが、ある日静かに息を引きとる。そのあとに残された、もぐらやうさぎ、みんなそれぞれにあなぐまとの思い出があり、涙を流し悲しんだ。しかしたとえいなくなっても、あなぐまが教えてくれた知恵や思い出は確かにあり、それとともに暮らしていることに気づく。命そのものは遠くへ行ってしまっても、いつまでも誰かの心や生活のなかで亡くなった人が生きていることを優しい絵とともに感じることができる絵本だ。
- 著者
- スーザン・バーレイ
- 出版日
個人的に思い出深い本なので紹介しようと思う。幼い頃、家に何冊も絵本があり、そのなかでも自分にとってこの本は衝撃的であった。時々読み聞かせをしてもらったり、自分で絵本を読んでいた河邉少年であったが、この絵本は、そう、ちょっとしたホラーなのである。もしかしたら同じく幼い頃に読んだ方もいるかもしれない。
- 著者
- 水沢 謙一
- 出版日
- 1985-02-15
表紙にかわいいりんごが描かれており、さらにタイトルも『りんごかもしれない』という何やらわくわくする哲学的な要素を持った絵本である。テーブルに置いてある一見ただのりんごに対して、様々な角度からその可能性を探るのだ。
- 著者
- ヨシタケシンスケ
- 出版日
- 2013-04-17
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。