夏休みも終わったら、来月は、そう、ハロウィン! そろそろ何のコスプレをしようか、どんなパーティーを開こうか計画を立て始める人も多いのでは? 今回はそんな、ハロウィンの前に読みたいちょっぴりミステリアスでユニークな作品の特集です! 読めば気分も盛り上がるし、オバケがちょっと好きになっちゃうかも?
この一冊があれば、立派な魔女になれる! 魔女になりたいあなたの入門書になってくれるステキな本です。意地悪でズルくてへんくつな魔女の生活や修行(?)の数々を、ユーモアたっぷりに描いた絵本。わたしも子供の頃、この本が小学校の図書館にあって、どうしても欲しくてママにおねだりしたな…。この本を買ってもらってからは毎日、魔女になれるように載っている刺繍にチャレンジしたり、ホウキで飛ぶ練習をしていました(もちろん飛べませんでした…素質なかったのかな。。。)
- 著者
- マルカム バード
- 出版日
夜、それはみんなが眠りについて、静かになる時間。みなさんは、そんな時間に本棚で何が起こっているかご存知ですか? 次にご紹介するのは、真夜中の本棚が舞台。オバケの本ではありませんが、真夜中のミステリーを愉快に紐解く一冊です。実は本の中の挿絵たちは、夜な夜な本を飛び出してそれぞれが大騒ぎ。桃太郎やシンデレラ、動物図鑑の動物…みんな好き放題! そんな挿絵たちを見張るのは、犬張子(いぬはりこ)の「こたろう」。だけどある日、お疲れ気味のこたろうがついつい居眠り。その隙に…!
- 著者
- 澤野 秋文
- 出版日
- 2014-08-07
『日々是怪談』が改題(再販/巻末に対談も追加)されたこの本。ゴーストが現れて阿鼻叫喚の地獄絵図…という恐怖の物語ではありませんが、ふっと周りの空気がひんやり感じる、そんな静かにゾッとするお話が盛り込まれた怪談エッセイです。怖いけれど後味はさわやかというか、重く暗いものではなく、著者の工藤美代子氏の随筆家としての高いスキルを感じます。暑い地域の方には、残暑の怪談として涼むのにもオススメ! 怪談として、随筆として、大人が楽しめる一冊。
- 著者
- 工藤 美代子
- 出版日
- 2012-07-21
店先の鳥かごの中に住んでいる、オバケの長七郎は商店街のみんなの人気者。オバケだというのに誰も怖がってくれません…。そんな長七郎が一人前のオバケになるために大特訓! みんなを巻き込んでの大騒動が楽しい、オムニバス形式の童話です。作者のななもりさちこさんは、落語研究会に所属していた経験があるのだそう。文章もテンポが良く、小さな子でも楽しく読めちゃいます。挿絵もとっても可愛くて、家族みんなで楽しめる創作童話です。
- 著者
- ななもりさちこ
- 出版日
- 2012-06-20
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。