バクステ外神田一丁目・堀内華央理です。夏も終わりすっかり秋らしい日々が続いていますね。食欲の秋、芸術の秋などとも言いますが、もちろん読書の秋でもあります。私は暑さが過ぎ去ったカフェのテラスなどでホットコーヒーを飲みながら、秋の風と共に読書するのが大好きです。そのきっかけは高校時代。 今回は初めて書かせていただくということで、今まで出会った本の中から、思い出深いものだったり、印象深かったり、自分に大きい影響を与えた本を3冊紹介させていただきます。
1976年より「月刊プリンセス」にて連載中の「王家の紋章」。現在に至るまで単行本で60巻が刊行されています。主人公はアメリカに生きる16歳の少女キャロル。金髪に青い目、真っ白な肌な彼女は古代エジプトにタイムスリップし、若き王・メンフィスと恋に落ちます。古代エジプトでは珍しいルックスの美少女で、考古学を専攻している且つ、未来から来たために、歴史がどう動くか把握しているキャロルを神の娘と呼び、各国のイケメン王たちがキャロルを奪い合うという、時空を越えた歴史物語。
- 著者
- 細川 智栄子
- 出版日
アメリカのスポーツジャーナリスト、ミッチ・アルボムが、難病により死を目前にしているモリー教授による「最後の授業」をテープレコーダーに録音し、本として出版したノンフィクション作品。少し前に話題になったアイス・バケツ・チャレンジの難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、知っている方は多いのではないでしょうか? ALSを発症したモリー教授は少しずつ病気に蝕まれて体の自由が利かなくなるなかで、かつての教え子ミッチに最後の授業を行います。そのミッチは、だんだんと、忙しい日々追われて忘れかけていた「人生に大切なもの」を思い出す……。死とは、生物である以上避けては通れない道です。それを目の前にした時にどのようなものが見えてくるのか。初めてこの本を読んだ時、私の胸に深く刺さったモリー教授の言葉を今でも覚えています。
- 著者
- ミッチ・アルボム
- 出版日
- 2004-11-21
1975年ごろのアフガニスタンで、裕福な家庭に育ったアミールが主人公。アミールは従者の息子であるハッサンと共に育ち、子供ながらに友達というよりは上下関係を意識する、主人と従者の関係。そんなある日、事件が起き、アミールはハッサンにあることをしてしまいます。その事件をきっかけに、別々の人生を歩み始める2人。罪の意識を抱えながらアミールは大人になります。罪を償うチャンスが訪れたとき、彼はどんな選択をするのか……。
- 著者
- カーレド ホッセイニ
- 出版日
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。