『ジャングルはいつもハレのちグゥ』は、1996年から『月刊少年ガンガン』で連載開始。続編『ハレグゥ』が完結する2009年まで連載されていました。ギャグ漫画ながらシリアスで重い設定も。今回はこちらの作品のキャラを振り返ってみたいと思います。
『ジャングルはいつもハレのちグゥ』は単行本全10巻の累計発行部数は390万部を超え、2001年にはアニメ化もされました。
本作は前半と後半に分かれていて、前半のタイトルは『ジャングルはいつもハレのちグゥ』でしたが後半からは『ハレグゥ』とタイトルが変わり連載されていました。最初はジャングルが舞台でしたが、後半からはジャングルにはいないためタイトルが変更されたそうです。
◎『ハレグゥ』の魅力
・元気のでる漫画
ハレグゥはギャグマンガのため、登場人物達のボケやツッコミは読者に笑いと元気を与えてくれます!
・意外とシリアス?
ギャグマンガなので全体的に明るい感じですが…登場人物達はシビアな過去をもつものが多く、ストーリー自体はシリアスな展開のものも多いのです。
・二人の掛け合いが面白い
主人公ハレとグゥのボケとツッコミの掛け合いと、子供なのに子供らしくない描写が面白さを引き立ています。
・ゲームネタが多い
作者が好きなのか、作中にはゲームをネタにした内容もよく登場します。そのゲームを知らないと笑えないなんてことはなく、そのネタを知らずとも万人受けする内容のボケで読者を笑わせてくれます。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
2017年現在無料スマホアプリ「マンガUP!」上で配信されている『ジャングルはいつもハレのちグゥ』。懐かしいと思われる方も、初めて読む方にもおすすめできるギャグ漫画です。
作者の金田一蓮十郎は女性で、この作品がデビュー作となりました。16歳で本作を連載していたというは、驚きの事実です。
今回はそんな『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の魅力とカオスとしか言いようがない奇人ばかりのキャラクターたちを徹底的にご紹介します!
金田一蓮十郎のおすすめ作品を紹介した以下の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。
金田一蓮十郎のおすすめ漫画ランキングベスト5!『ハレのちグゥ』の作者
独特な設定を設けることで有名な漫画家。また、その一風変わった設定のなかに、恋愛、コメディ、シリアスなどさまざまな要素を詰め込みながら、絶妙な配合で物語を作り上げます。今回はそんな多彩さを感じる5作品を、ランキング形式でご紹介!
本作は、大きく第1部と第2部に分けることができます。
第1部は、グゥがハレの家へやってきた場面から描かれている『ジャングルはいつもハレのちグゥ』。第2部は、その1部の最終回直後から、ハレが大人になるまでを描いた『ハレグゥ』です。
大まかなストーリーはハレの母・ウェダの実家の問題を中心に進んで行くものとなっています。都会出身のウェダの抱える問題から、ジャングルに住む住人たちがそれぞれの道を歩み始めていくといった物語です。
本作の最大の魅力はやはり、ハレとグゥのやりとり。ふたりがメインなのでもちろんなのですが、謎すぎるキャラ・グゥと、常識人だけどたまに都合のいい言動を見せるハレのやりとりはいつもコントになってしまう面白さがあります。
グゥの様子はまるで宇宙人。常識からは考えられないような言動をしてハレを引かせます。
表情レベルではなく顔が激変したり、何かを飲み込むと尋常ではない音やなぜか人の声がしたり、魚釣りをしようという時にはなぜか鵜飼の鵜のように丸呑みで獲物(人を含む)を捕獲してきたりします。
その度に、恐ろしいと思いながら何かしらの事件に巻き込まれてしまうハレの残念さが風物詩。濃いキャラばかりの本作のすべてを飲みつくすブラックホールのようなグゥとそれに吸い込まれていくハレの日常が面白いのです。
本作の魅力のひとつがキャラの設定。とにかくカオスでやばい人ばかりが登場します。
そんな彼らのストーリーにはちょいちょい恋愛ネタが挟まれるのですが、みんながみんな恋をするとさらに壊れていきます。現実でもそういうところがある人はいるかもしれませんが、想像の斜め上をいくのです。
まずハレ。彼はマリィという少女と恋仲なのですが、彼女のためなら大嫌いな「保険医」というヤリチンキャラとも仲良くします。もちろん裏で超毒づきながら。
普段とのギャップが激しく、マリィに優しい言葉をかけながらも保険医に対しては心の底から憎んでいるという呪詛の言葉を吐きます。ギャップがすごい。
まだそんなハレの変化は可愛いものかもしれません。その次にやばいと思われるのがマリィ。彼女は少女漫画脳で、ハレとのことを考えると子供をつくる宣言をしたり、悲劇のヒロインスイッチが入ったりとなかなか面倒臭いタイプ。
しかしこれもまだまだ許容範囲かもしれません。この他にも恋すると暴走するキャラはいるのですが、最大の壊れ方をするのがダマ。村に住むばあさんなんですが、彼女はその齢にして恋に溺れるあまり、まるで妖怪のようになってしまいます。
その生命力は人間離れしたものがあり、恋しているだけなのに、なぜかマジで気持ち悪い、と思えてしまう生体をしているのです。それは「スキスキおじいさんバーサーカー」事件から始まります……。
詳しい内容は彼女の人物紹介の欄でお伝えしますが、とにかくやばいです。
本作は序盤が日常ギャグパート、後半が村と都会を行き来してのシリアスパートとなっています。そのシリアスパートも見所のひとつです。
ほぼウェダの生い立ちに起因するものなのですが、そこから過去に何があったのか、その過去を乗り越え、現在をどう修復するかが見所。
都会にいくことをきっかけに新キャラの登場などもありますが、ギャグ展開は少なめ。しかしシリアスかと思わせておいてギャグという新たなノリも楽しめるので、飽きることなくそちらも楽しむことができます。
ギャグもシリアスもどちらもそれぞれの面白さがあるので、ぜひ作品でその様子をご覧ください。
主人公のハレはジャングルに住む少年で、初登場時は10歳でした。登場人物のなかでは比較的常識人的な性格で、常にグゥやウェダなどに振り回されています。父親がいないため、ダラダラしている母に代わって家事などをするしっかり者ですが、見方によっては「苦労人」と言えます。
彼を苦労人にしているのは、優しく、人によく気を使う性格です。無意識に相手のために行動してしまうからこそ、自由奔放に振る舞うグゥに毎回むちゃくちゃに遊ばれてしまうのです。物語を通してもっとも読者を楽しませるのは、このハレとグゥの掛け合いと言っても過言ではないでしょう。
自由奔放なグゥにハレが強烈に突っ込む様子は、まるで漫才を見ているようで、読者の頬は緩みっぱなしになります。また、彼はたびたび人を思いやって自分の気持ちを押し殺すことがあるのですが、そんな場面もなぜかシュールで、笑いを誘います。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
普段は優しい彼の意外な一面は、「キレると相当やばい」というところ。一度キレると手のつけようがなくなってしまうのですが、穏やかな時と怒り狂っている時のギャップも笑えるポイントです。
また酒癖の悪さも特徴です。いつもの温厚で女性に優しい性格はどこへやら、辛辣な暴言を吐く様子は、ぜひ一度見てみてください。しかしそんな醜態も、次の日にしっかりと記憶しているところが彼の悲しい性。暴れ倒した翌日にひどく落ち込む姿も、哀れですが、やはり笑ってしまいます。
母の実家のある都会に行く時も、ジャングルでの生活の時も、常にハレの隣にいたのはグゥでした。その彼女が『ハレグゥ』80話で皆の前から姿と、記憶まで消してしまった時、唯一彼女の記憶が残っていたハレが悲しさを露わにするシーンには胸が痛みます。
しかし、それから6年後を描いた最終回。大人になったハレの前には衝撃の人物が現れるのでした。このシーンは読者を驚かせ、そして笑わせるものとなっています。
カオスで奇怪な登場人物が多数登場する『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の中心人物であり、最大のミステリーでもあるのが、グゥです。この物語は、ウェダがグゥを拾う場面から始まります。
ただ、作者いわくは「何でもあり」な設定なので、彼女の正体はミステリーそのもの。いつも三白眼のだるそうな姿を見せていますが、時々赤くて大きな目が特徴的な美少女になることもあります。ハレと同じく、子供なのに大人に対して、まるで悟ったようなことを言って説教することもあれば、「ちんちくりんステッキ」を使って魔法を操る「魔女っ子」になることもあります。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
さらに人間ではないのかもしれない、と思わせるような描写が多々あるグゥ。特に印象に残るのは、あらゆるものを飲みこんでしまうシーンではないでしょうか。彼女の胃袋の中はどうなっているのか、食べ物はもちろん、彼女より大きな人間や物体なども飲みこむことができるのです。
そんなグゥのお腹(?)の中には、人間や謎の生物が生息している広大な空間があり、グゥにかつて飲みこまれた誠一、ともよ、ひろこという3人の人間も住んでいます。
また、ウェダが実家に帰っていた際は、長い髪と切れ長の目をした美人女性の姿で彼女の前に現れたため、普段ハレたちと過ごしている時の姿が実際のグゥのものかどうかも怪しいのです。
謎だらけのグゥの正体は、結局最期まで明かされませんが、最終回から考察するに、彼女はやはり人間ではなかったのかもしれません。グゥの正体については、ぜひ実際に最終巻を読んで考察してみてください。
今作のヒロインの一人といえるマリィ。ハレと同じ学校に通う彼女は、ハレに恋する純真無垢な女の子です。両親を生れてすぐに失っており、物心ついたときから、学校の先生である兄のレジィに育てられたという、シビアな過去を持っています。
小さいころはウェダにもよく面倒を見てもらっていたため、ウェダにもとてもなついています。しかし、彼女もやはり『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の登場人物。時には暴走することがあるのです……。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
いつもは可愛い彼女が暴走するのは、きまってハレへの恋心が抑えられなくなったときです。たとえばウェダが妊娠した時には衝撃をうけ、ハレと自分の間に子供ができた時のことを妄想し、「わたし、赤ちゃんが欲しいの!」とハレに迫ります。そのとき彼女が10歳だったことを考えれば、その暴走っぷりがよく分かりますね。
彼女の恋心を知りつつもどっちつかない関係を続けるハレとの関係は、物語が終わりに近づくにつれてゆっくりと変化していきます。最終回で大人になった頃にはめでたくハレと結婚し、2人の間に子供も生まれました。
ですが、このままハッピーエンドで終わらないのが『ジャングルはいつもハレのちグゥ』。ハレとマリィを襲った驚きの結末に、読者はきっと唸らされるでしょう。
ハレの母、ウェダは、ずばり本作のお色気担当です。自他ともに認めるほどのプロポーションの良さと、可愛らしい容姿で、かなりモテます。ちなみに15歳の時にハレを生んだため、初登場時も25歳という若さです。
ただその性格は「母」というイメージからは想像できないほどのダメ人間。家ではダラダラ寝ており、息子のハレを家政婦よろしくこき使います。しかしハレのことは愛しており、息子を思う気持ちにはとても強いものがあります。
マイペースでイケイケな明るい女性ですが、その過去はかなりシリアスです。『ジャングルはいつもハレのちグゥ』のシリアス展開は全て彼女が起因と言っても過言ではないほど、かなり重い設定を背負っています。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
ジャングルで暮らすウェダは、実は都会の大きな屋敷のお嬢様として生まれた人物。幼い頃は、大人しくて病弱で、大人になってからとは正反対の性格だったのです。そんな彼女がジャングルに来るに至った経緯は、当時主治医として出入りしていたクライヴとの間に子供を身籠ってしまったから。
15歳という若さで身籠ったことで家から勘当された彼女は、たとえ好きでもない男の子供だったとしても、母となった以上自分の子供を育てる覚悟を決めてジャングルに来たのでした。しかしある日からクライヴが、保健医としてにジャングルに赴任してきたため、再び彼との交流がはじまります。
10年ぶりに再会したクライヴを最初は敬遠していたウェダでしたが、実家に戻った際に惹かれあって正式に付き合うこととなり、クライヴとの間にアメを妊娠したことをきっかけに、結婚することにもなりました。かつてクライヴのことを「性格破綻者」とこき下ろしていた彼女が、そんな相手と幸せになる姿には、顔がほころぶことでしょう。
彼女の魅力はなんといっても、この暗くて重い過去を毎度笑い飛ばしてしまえる明るさです。その明るさと豪快さは、時として息子のハレを振り回すわけですが……。シリアスなのにギャグになる、そんなウェダの過去なくしては、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の魅力は語れないのではないでしょうか。
ウェダとハレの境遇を知れば、まさに「敵」ともいえるようなキャラクターのクライヴ。実の父親であるにもかかわらずハレからは他人行儀で、「保険医」呼ばわりされるほど犬猿の仲です。当時まだ15歳さったウェダを妊娠させた当時は、彼も19歳という未成年でした。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
昔はその優秀さとルックスの良さで、かなり女遊びが激しかった様子。ウェダに手を出したのも「若気の至り」だったという、救いようのないキャラクターです。ハレが生まれたこともウェダが黙っていたため、ジャングルで偶然再会するまでは一切知りませんでした。
ただ、ハレの存在を知ってから、自分の軽率な行ないでウェダを苦しませたことを後悔する描写があったり、アメが生まれてからはなんとか父親らしく振舞おうと努力したりと、まったくの「性格破綻者」ではないようです。
経歴だけ見れば録でもない人間ですが、ジャングルで暮らす彼にそんなイメージはなく、女性にだらしないという1点を除けば非常に常識的で、ハレ同様に振り回される立場です。
後述する「スキスキおじいさんバーサーカー」事件ではダマばあちゃんの餌食にされるなど、彼の過去の所業を知ってもなお読者に同情を抱かせるほど、哀れな扱いを受けます。ダメ人間かと思いきや、実は苦労している保険医のクライヴ。彼が作中で受けるぞんざいな扱いも、要チェックです。
ウェダとハレのボディーガードを務めるロバートは、ウェダの実家の専属のガードマンで、彼女の過去を知る数少ない人物です。
一見常識人のように見える彼もやはり一癖ある人物で、ロバートなのに、なぜか大阪弁。本名は鵲柊一(かささぎしゅういち)で、がっつり日本人。ボディーガードという立場からか、呼吸をするのと同じように人を殺すことができる人物です。
ジャングルでも拳銃をかまえてハレたちを過剰に守ろうとする様子は、なぜか笑えてしまうでしょう。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
そんなロバートの活躍が見られるのは、ウェダが実家に帰るときのエピソードです。彼がなぜウェダやハレに忠実に仕え、守ろうとするのか。その秘密と、彼の気持ちに注目してみてください。
また、グゥのいたずらで世界中の生き物の性別が入れ替わった際、彼が迎える結末も必見です。
ウェダの実家の屋敷のメイド長をつとめ、人一倍ウェダに執着しているのが、メイドのベルです。
幼い頃からウェダの教育係を勤めていたとはいえ、彼女のウェダに対する執着ぶりは狂気の域に達しており、妄想で鼻血を出すこともあります。その妄想のヤバさは「屋敷のお嬢様相手になんてことを」と、読者からもつっこみたくなるような内容です。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
見た目は笑顔が綺麗な美女ですが、「お嬢様にたかる害虫」に対してくり出される暴力は、もはや人間兵器。なぜそんなにゴリゴリだったのかというと、ベルの正体は「元男性」だったのでした。
ウェダが屋敷から勘当される原因となったクライヴは、毎回会うたびに彼女(彼?)によって半殺しにされています。
数多くの奇人変人が出てくる『ジャングルはいつもハレのちグゥ』のなかでも、群をぬいて奇人なのが、まさに「カオス」という言葉が当てはまるババア・ダマです。
隣村で散髪屋を営む、巨大なアフロが特徴のおばあちゃんなのですが、霊感があるというだけで、登場当初は比較的普通の人物でした。そんな彼女が豹変するのは「スキスキおじいさんバーサーカー」事件のときです。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
ある日ジャングルで、白髪頭の男性ばかりを狙った事件が起こりますが、一連の事件はすべてダマが起こしていたということが判明します。かつてダマには、とても仲の良かった旦那さんがいました。そのおじいさんが亡くなってからというもの、彼女はおじいさんの霊を身近に感じるようになったと言うのです。
これらの事件は、目についたすべての白髪頭の男性を「自分を迎えにきたおじいさん」だと勘違いした彼女によって引き起こされたものだったのです。そんな彼女が、「とうとう出やがったわね!」「殺しに来たんだわ! ジジイが私を殺しに来たんだわ!!」などと叫ぶシーンは、仲が良かったんじゃないのか、と突っ込まずにはいられません。
そんな風に暴走した彼女が狙ったのが、ハレの父親のクライヴです。ダマに襲われた彼は果たしてどうなってしまうのか、その展開は最後まで目が離せません。
他にもダマの面白いところは、なぜか作画が変わるところです。普段のジャングルを描く際は簡素な作画なのにもかかわらず、ダマだけは気持ちが悪いほどリアルに描かれていたり、一転コテコテの少女漫画のようになったりと、彼女が登場する回は、絵だけでも笑わせられてしまいます。
ジャングルにいつも存在し、背景に自然に溶け込んでいる謎の生物、ポクテ。セリフもまったくない生物ですが、このポクテを語らずして『ジャングルはいつもハレのちグゥ』は語れません。
フォルムの可愛らしさとは反して、表情の気持ち悪さは秀逸ですが、実はポクテはうさぎの仲間。しかも、栄養価満点の食材でもあります。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
ポクテがグゥなどの住人たちに食材にされるシーンは何ともシュール。また、食材以外にもひょんなところで登場したり、驚きの扱いを受けていたりするので、本編の展開とは別に、作中のいたるところにいるポクテ探しを楽しむ読み方もおすすめです。
『ジャングルはいつもハレのちグゥ』を一読した人ならば、誰もがその衝撃に笑い転げたであろうカオスなサブキャラ、アレ兄弟。人間の姿の時は、地味で少し憂鬱な顔をした黒髪の男性と女性ですが、その正体は……。台所などでよく発見される、黒くてテカテカしたあの虫なのです。
- 著者
- 金田一 蓮十郎
- 出版日
- 2003-01-22
作中でもその虫の名前は出されませんので、あえてここでも述べません。しかし、誰もが苦手とするあの虫が人間の姿となって、ハレたちに己の置かれた状況をとつとつと説明するという、カオスな展開は一見の価値があります。
人間の姿になったとたん、その境遇が一気にシリアスなものとなるアレ兄弟に、度肝を抜かれることでしょう。
おすすめのギャグ漫画を紹介した以下の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。
やばいギャグ漫画おすすめランキングベスト30!カオスすぎて面白い!
世の中には、恋愛、友情、スポーツなどさまざまなジャンルの漫画が多く溢れています。そのなかでも特に今回は、いろいろな意味でおすすめのやばいギャグ漫画をランキング形式でご紹介していきます。
いかがでしたか?ギャグとシリアスの絶妙な調和で、カオスな笑いを誘ってくれる『ジャングルはいつもハレのちグゥ』。独特の世界観と笑いを無料で楽しめる今、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。