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『イレブンソウル』が面白い!侍魂を描くSF漫画は名言だらけだった!

更新:2020.11.24 作成:2017.10.14

近未来を舞台に、「侍の心」を描くSF大作『イレブンソウル』では、躍動感あるバトルシーンもさることながら人間の心の機微をリアルに描き出しています。 今回は、そんな『イレブンソウル』の名言を紹介しつつ魅力を知っていただきましょう。ちなみにスマホアプリで無料で読むこともできるので、気になった方はそちらからもどうぞ。

『イレブンソウル』が面白い!その魅力とは?【無料で読める!】

進歩しすぎた遺伝子技術にによってバイオハザードが起こり、超生物「シャヘル」が生み出されてしまった世界では、人類が絶滅の危機に瀕しています。

本作では、「侍」と呼ばれる、簡単にいえばモビルスーツのような外骨格スーツに乗り込んでシャヘルと戦う兵士たちの生きざまやバトルの様子が迫力満点に描かれています。

シャヘルは、自然界から無制限に遺伝子を取り込みはじめ、人間の予想を超えて進化してしまい、徐々に人間世界を侵略していくのです。

物語の舞台は、日本政府が組織し運営する統括局「侍所」で、主人公の塚原武道は侍所に所属する兵士です。侍所の兵士たちは、対シャヘル戦において目覚ましい成果をあげ、全国各地で活躍するようになっています。

『イレブンソウル』の魅力は、なんといっても迫力満点のバトルシーンと、その裏側で展開される人間模でしょう。

登場人物は魅力的なキャラクターばかりで、普段は軽口を叩きあうような陽気でほのぼのしている兵士たちですが、個々の戦場へ掛ける想いや、抱えている過去、そしてやがて迎えるそれぞれの運命など、胸が締めつけられるような切なくてアツい展開が待っています。

戦争をモチーフにしているため、誰が命を落とすか分からない極限状態が続いています。しかし、そんななかでも人の温かみを感じるドラマティックな物語なので、きっと好きなシーンがいっぱい発見できるはずですよ。

著者
戸土野 正内郎
出版日
2006-08-10
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『イレブンソウル』あらすじ

近未来の地球を舞台に、人類の研究によって生み出された「シャヘル」という名の化け物と人類との生き残りをかけた壮絶なバトルを描いた『イレブンソウル』。

日本政府は「軍隊」をつくり、対シャヘル用の特殊装備を有することになります。その要となっていたのが、身体の強化手術によってあらゆる神経の高速化を可能にした兵士たちを、「外骨格兵装」に搭乗させて敵と戦わせる機甲歩兵部隊、通称「侍」です。

その「侍」に属する主人公・塚原武道(通称たけちー)の成長を軸に、人類とその敵・シャヘルとの手に汗握る戦争から目が離せません。

魅力1:世界観がイイ!SF、ロボットアクション好きにおすすめ

魅力1:世界観がイイ!SF、ロボットアクション好きにおすすめ
出典:『イレブンソウル』1巻

「侍」やメカ、敵であるシャヘルのフォルムや禍々しさに、壮大な戦艦などの緻密な描き込みも、本作の魅力のひとつです。

特に超生物であるシャヘルとのバトルは圧巻のひと言。硬質な侍×硬質なシャヘルのぶつかり合いに心が滾ります。

また、遺伝子操作によって化け物が生み出され、人体改造によって化け物と戦う力を持つ、という完全にサイエンスでフィクションな世界なのに、しっかりと登場人物たちがその世界で「生きている」からこそ、リアリティのある物語が構成されているのです。

しかも、作者である戸土野は、線も多く複雑な本作の作画をすべて、たったひとりでおこなっているというのですから頭が下がります。

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魅力2:王道!主人公・塚原の成長物語がアツい!

著者
戸土野 正内郎
出版日
2008-12-10

本作の主人公である武道は、「飲み食いしてる時と寝てる時はうれしそう」とヒロインの九十九に言われるように、戦向きではない穏やかな性格で、苺オレと天体観測が好きだというごく普通の青年です。

公務員として就職したと思いきや、なぜか甲歩兵部隊「侍」に搭乗す兵士を養成するための「機甲歩兵大隊特殊実験部隊」に配属されてしまいました。

こうして、入隊前の能力評価は「E」という最低ランクなうえ、体力は並みの高校生以下という、不安要素だらけの軍人見習いとしての武道の生活がスタートすることになるのです。

当初は訓練にまったくついてくことができず、へばってばかりの武道でしたが、めきめきと頭角を発揮し、数ヶ月で他の入隊者とも遜色ないレベルの成長を遂げます。彼の成長のスピードには実は秘密が隠されているのですが、軍事機密もののトップシークレットなのでなかなか明かされません。

そんな武道が、個性豊かな部隊の仲間たちと切磋琢磨し、人類の敵・シャヘルとの戦いを経て、精神的にも兵士としても大きく成長していく展開は、思わずアツくなって次々とページをめくってしまいます。

なかでも、もっとも印象的なのが、7巻の序盤です。

武道が自分の気持ちと向き合って、九十九を守るために命を掛けることを決意するシーンです。主人公らしく「覚醒」する場面ではは、おもわず「やったー」と叫んでしまうほど格好いい武道を見ることができますよ。

魅力3:主人公以外のキャラも良すぎる!

著者
戸土野 正内郎
出版日
2013-06-10

武道を取り巻く登場人物たちも、みんな個性豊かな人物ばかりです。

ツンデレヒロインの名をほしいままにしている九十九はもちろん、武道の上司で一番隊隊長の伊藤、司令官の神永など、おじさんキャラが恰好いいのも特長。なかでも注目が、侍所・五番隊隊長の乃木です。

元死刑囚ばかりで構成された五番隊を束ねていて、自身も8人を殺した経歴を持っています。性格は粗暴ですが、なぜか犬には好かれる……つまり悪い人ではない、ということですね。でも、その人相と経歴から敬遠する人間も多く、なついているのはごく一部の人間に限られています。

しかし乃木は、ことあるごとに武道を気にかけてくれる男気溢れる存在で、「人を殺してはいけない理由」などといった哲学的な疑問にも独自の理論で納得のいく説明をしてくれる聡明な人物です。武道にとってはよき同僚で、いわば師匠のような存在となっています。

武道に「幸せとは何か」と訊かれた時にも、自らの考えを展開していますが、その時の言葉がまさに名言なんです。

士(もののふ)」とは、十の経験を一に集結する人種であり、すべての経験をひとつに活かすのだという説明を踏まえて、

「一つのことを成し遂げるその瞬間…
そこに心の全てを傾けて生きる…
それが『志』ある生き方なんだと……
そんな生き方ができるなら…俺は『幸せ』だな……」(『イレブンソウル』3巻より引用)

乃木さん、格好良すぎます!自分が成し遂げるべきもののために命を掛けてもいいと思えたら幸せなんて、まさに士! そしてロマンティストですね。

そんな乃木をはじめサブキャラクターの活躍も満載の本作は、バトルシーン以外にも見どころがいっぱいなので、ぜひ一読してみてください。

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壮大なスケールの物語と、精巧に描かれたメカニックや超生物、魅力的なキャラクーなど見どころ満載な『イレブンソウル』。SF好きもロボット好きも、そうでない人も、ぜひ1度手に取って読んでみてください。