『マテリアル・パズル』が無料!4章再開の隠れた名作漫画をネタバレ紹介!

更新:2017.11.1

『マテリアル・パズル』は、『BAMBOO BLADE』の原作者としても知られる土塚理弘の初期連載作品です。今回は、4章の再開が待望されている本作の見どころを3つの視点から紹介していきます。スマホの無料漫画アプリで読むこともできますので、試してみてください。

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『マテリアル・パズル』が無料!4章再開が決定した名作の魅力をネタバレ紹介!

『マテリアル・パズル』は、『BAMBOO BLADE』の原作や『清村くんと杉小路くんと』などで知られる土塚理弘(とつかまさひろ)の初期作品。作者が学生の頃から構想を練っていた作品で、序章と0~4章の6部構成が予定されている長編バトルファンタジーです。

3章にあたる『マテリアル・パズル~彩光少年~』で2017年まで連載が止まったままでした。しかし、2017年9月には「そろそろ4章描かないと」や「新連載を新作にするかマテリアル・パズルにするか悩んでいる」とツイッターに投稿するなど、再開間近?という雰囲気を漂わせていました。

そして2018年1月16日に4章の再開が決定したということが、土塚理弘から発表。そしてそれを記念して加筆修正、書き下ろしおまけを加えた電子書籍完全版が発売され、「モーニング・ツー」2018年3月号では新作読み切り「外伝」が掲載されました。

著者
土塚 理弘
出版日
2002-06-22

土塚理弘の作品は、『まんなかのりっくん』のような、コメディ色のイメージが強いものが印象的です。

そのイメージとは打って変わって、『マテリアル・パズル』は壮大なスケールで描かれる物語です。広大な世界観や綿密に練り込まれた設定が特徴で、連載中断から10年近く経過しているにもかかわらず、コアなファンからの人気を誇っています。

とはいっても、元々ギャグ漫画でデビューした経歴をもつ土塚理弘の作品ですから、ギャグパートも多くみられます。ギャグあり、シリアスやバトルシーンはもちろんありと、さまざまなジャンルをまたにかけた、バラエティー豊かな漫画です。

コマ割りや戦闘シーンの描写などが非常にわかりやすく、作品として非常に読みやすいのも特徴といえるでしょう。

今回は、そんな連載の再開が決定した名作の魅力を紹介していきます。
 

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『マテリアル・パズル』は短所を気にさせない本格ファンタジー!【あらすじ】

 

辺境の村に住む少年ミカゼは、脅威に襲われた村を救うため、「不老不死の3人の魔法使い」のもとを訪ねます。そこで彼が出会ったのは魔法使いのひとり、アクアです。

しかし、2人が村に向かっていたところ、不死であるはずのアクアは、些細な出来事で死んでしまいました。すると突然、死んだアクアの体はまったく別人の姿へと変化するのです。そうして現れたのがティトォでした。

彼らは3人の魂がひとつの体を共有し、死ぬたびに魂が入れ替わることで不老不死となっていたのです。

 

著者
土塚 理弘
出版日
2002-09-21

3人は、大地を滅ぼそうとしている「女神」を倒し、罪人である自分たちの罪を償うために100年以上生き続けているとミカゼに語るのでした。そんな彼らの目の前に、突然女神の臣下が現れ……。

こうして、女神と罪人たちの、大地の命運を賭けた戦いが始まりました。

ちなみに土塚理弘は絵の構図やコマ割などが長年のファンでも気になるところがあるというくらい、大手を振って上手いとは言えない作家でもあります。しかし本作はそれを補ってもあまりあるファンタジーストーリーの本格さとキャラそれぞれの設定、心情描写が魅力の作品。彼の才能が遺憾無く発揮されています。

ぜひその有無を言わさない圧倒的な才能を作品でご覧になっていただきたいおすすめ漫画です。

『マテリアル・パズル』の見どころ1:広大なスケールの世界観!

 

『マテリアル・パズル』は魔法を使ったバトルが魅力のファンタジー漫画ですが、その世界観の広大さも魅力のひとつになっています。

ミカゼが住んでいたミルホット村。その村が属し、序章や1章でのおもな舞台となるミルネシア地方やアルカナ大陸など、物語のなかにはさまざまな地域が存在しています。

それらを股にかけて活躍し、各地に仲間を増やしながら戦いをくり広げる主人公たちの活躍が見どころとなっているのです。

 

著者
土塚 理弘
出版日

 

また、各大陸や国ごとに文化や歴史も緻密に設定されていて、世界観に花を添えています。たとえばアルカナ大陸では、森林資源が豊富で建物はほとんど木材からできているため、いくら情勢が不安定でも、警察よりも消防に力が入れられているのです。

地理だけでなく、100年以上も昔からの因縁や、星の命運を巡ってくり広げられる主人公たちと「女神」勢力の戦いのように、スケールの大きな世界観が『マテリアル・パズル』最大の魅力と言っていいでしょう。

 

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『マテリアル・パズル』の見どころ2:設定が綿密!

 

上記で『マテリアル・パズル』の世界観の広大さを紹介しましたが、設定が緻密であることも魅力のひとつです。

たとえば、本作で用いられる魔法は、「マテリアル・パワー」と呼ばれる魔力をパズルのように組み替え、別のエネルギーとすることで発動されます。これは「マテリアル・パズル」といわれ、これを使いこなせる人が魔法使いと呼ばれるのです。

この魔法は3種類の習得方法があることや、系統分けや属性の分類ができることなど、細かな部分まで抜かりなく設定が考えられています。

 

著者
土塚 理弘
出版日

 

作中の時代では魔法使いは稀な存在となっていますが、それでも素質のある人間は魔法器具を使用することで魔法を使うことができるようになるなど、使用者に対する設定もさまざま。

多種多様な魔法でくり広げられる戦闘描写は、単純なバトル漫画とは一線を画しており、かなりの迫力を感じられるでしょう。

また、世界各地の伝承やおとぎ話として語られる「大魔王デュデュマ」の存在が重要な伏線になっているなど、設定だけでなく随所で見られる伏線にも注目です。忘れかけていたような設定が、後々重要な伏線となることもあるので、何度も読み返したくなることでしょう。

 

『マテリアル・パズル』の見どころ3:キャラクターの個性が際立つ!

主人公である「3人の不老不死の魔法使い」のティトォ、アクア、プリセラをはじめ、彼らの敵となる「女神」の手下の三十指(さんじゅうし)と呼ばれる存在など、数々のキャラクターが登場します。

プリセラは最年長で姉御肌かつ大食漢。一方のティトォは戦闘力こそ低いものの、冷静で穏やかな参謀タイプです。そしてもうひとりのアクアは、最年少ながら膨大な魔力を持ち、見た目相応の無邪気さと、年相応の貫録をあわせ持っています。この3人は、非常に個性的で性格もさまざまです。

ひとつの体に3人の魂が入っていて、死亡することで他の2人のどちらかと入れ替わることができるという設定のため、個性的なキャラクターの変化を楽しむことができます。

著者
土塚 理弘
出版日
2003-06-21

それ以外にも主要な登場人物であるミカゼや、敵の女神と、その手下である三十指など、多彩なキャラクターが登場し、それぞれのバックボーンが描かれているので、キャラの個性が非常にわかりやすい作品となっています。

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いかがだったでしょうか。緻密な設定と世界観が織り成す重厚なファンタジー漫画『マテリアル・パズル』を紹介しました。4章再開の前に、これまでの作品を読み返してみませんか?

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