『ハチミツとクローバー』が無料!名作恋愛漫画の魅力をキャラクターから紹介

更新:2020.12.28

全員、片想い!? 決して思い通りにいかない青春群像劇に頭を抱える!そして、胸を締め付けられる。 美術大学に通う学生たちの恋愛模様を描いた漫画『ハチミツとクローバー』。彼らが繰り広げる甘くも苦い青春群像劇は多くの読者の心を掴み、アニメ化や実写映画化もされ、幅広い層の人気を得ました。 あっという間の大学生活。「青春」と呼ばれる時間の中で、彼らは何を見出すのでしょうか。 そんな本作は、スマホアプリで無料で読むことができます。ぜひチェックしてみてください。

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『ハチミツとクローバー』が無料!名作恋愛漫画の魅力をキャラから紹介!

2000年から2006年まで連載されていた『ハチミツとクローバー』は、「このマンガがすごい!オンナ編」で、2年連続首位を獲得するほど、長期的に話題になりました。さらに、2005年のアニメ化を皮切りに、実写映画化・実写ドラマ化もされ、その人気は留まることを知らず、読者を夢中にさせた作品となったのです。

著者羽海野チカの描く絵は、繊細なタッチが特徴的で、少女漫画チックな絵柄です。コミックスの表紙は絵本のようなパステルカラーで着色されており、温かみのある絵柄にピッタリとマッチしていて、読者の目を楽しませます。

また、羽海野チカは『ハチミツとクローバー』以外にも、『3月のライオン』といった人気作も発表しており、その実力は確かな物といえるでしょう。

著者
羽海野 チカ
出版日
2002-08-19

美大生たちの人間模様を描いた「青春群像劇」となっています。恋愛をはじめ、自身の才能に対する苦悩や、登場人物の心理描写がとても丁寧に描かれていて、読み進めていくごとに、思わず胸を締めつけられること間違いありません。

また、物語前半では大学生たちの等身大の生活をメインに描いており、ティーンや大学生向きな傾向にあります。しかし、物語後半では、大人の女性も共感するような恋愛模様が発展していきます。

そんな『ハチミツとクローバー』は、様々な年代が楽しめる作品といえるでしょう。


羽海野チカについて紹介した<羽海野チカの天才ぶり、可愛さに迫る4つの事実!おすすめ作品もご紹介!>もおすすめです。

『ハチミツとクローバー』のあらすじ

東京にある浜田山美術大学に通う学生たちと、その周囲の人間達を描いた「青春群像劇」ともいえる『ハチミツとクローバー』は、竹本祐太(たけもと ゆうた)を主人公として、物語が展開していきます。

竹本は、幼い頃に父親を亡くしており、母と子の2人の生活を送っていました。女手一つで自分を育ててくれた母を支えようと思っていた矢先、母が再婚することになります。母を支えるという目標を失った竹本は、手先の器用さという理由から、大した目標も掲げることなく美大へと入学します。

著者
羽海野 チカ
出版日
2002-08-19

そして、竹本は入学した大学で、本作のヒロインでもある花本はぐみと出会うことになります。桜の木の下に立つ少女・はぐみに、思わず一目で恋に落ちる竹本。

目標、才能、生きる意味、苦悩……様々なテーマを抱えた、等身大の若者の日常を繊細に描いています。そんな温かくも切ない要素がギュッと詰まった『ハチミツとクローバー』は、甘酸っぱい青春ストーリーといえるでしょう。

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「ハチクロ」のまっすぐすぎる主人公、竹本祐太

「ハチクロ」のまっすぐすぎる主人公、竹本祐太
出典:『ハチミツとクローバー』5巻

竹本祐太(たけもとゆうた)は、浜田山美術大学建築科に在籍しています。出身は群馬県で、ともに暮らしていた母の再婚をきっかけに、上京して美大に入学することになります。真面目で純情な性格も相まって、同じアパートに暮らす上級生からはたびたびいじられることも。そんななかでも、面倒見のよい先輩・真山とは特に仲が良く、それなりに楽しい大学生活を送っていました。

大学2年生の春、桜の木の下にたたずむ少女・花本はぐみを見かけます。その後、よく入り浸っている花本修司教授のゼミ室で、はぐみと再会。運命的な出会いを感じた竹本は、一瞬ではぐみに恋に落ちるのでした。

はぐみへの思いを自覚してからというもの、竹本は彼女へどんどん惹かれていきます。その一方で、竹本は同じアパートに住む森田も、はぐみに惹かれていることに気付きます。そんな恋のライバルでもある森田は、才能溢れる天才で、かたや自分は何の才能も無い普通の人間。はぐみを好きな気持ちを競うつもりはないけれど、空っぽの自分が後ろめたい気持ちは、ずっと竹本にまとわりついてくるのでした。

そんな中、ある日竹本はふと「自分探しの旅」を思いつきます。その方法は、振り向かずに自転車でどこまで行けるのかということ。旅の途中、自転車が大破してしまうのですが、そこで運良くお寺の修復をしている大工と出会います。その大工の元、自転車代を稼ぐためにアルバイトとして仕事を手伝うことになるのですが、その仕事を手伝う中で、修復師という仕事に憧れを抱き始めるのでした。

旅を通して、新しい物をたくさん吸収した竹本は、自身の目標や新たに芽生えた気持ちを感じます。物語序盤では、何となく美大に入ったという理由もあり、地味な印象を受ける竹本でした。大きく成長した彼が、はぐみに対する気持ちに答えを見出すことになる物語終盤は、胸が詰まるほどの切なさを感じること間違いありません。

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「ハチクロ」のヒロインで天才芸術家、花本はぐみ

「ハチクロ」のヒロインで天才芸術家、花本はぐみ
出典:『ハチミツとクローバー』3巻

花本はぐみ(はなもとはぐみ)は、浜田山美術大学油絵科に在籍しています。小さくて華奢な身体と、ふわふわとしたロングヘアー、幼い顔立ちにピッタリの清楚なワンピースに身を包んだ姿は、まさに可憐な少女といえるでしょう。その可憐で幼い見た目から、大学生には見えないと子ども扱いを受けることも少なくはありません。

また、人見知りで臆病な性格のため人付き合いが得意ではなく、作中では親戚にあたる花本修司を始め、親しい人たちの間で面倒を見られるシーンがよく見られます。そんなはぐみですが、実は美大の先生達からも大きな期待を寄せられているほどの芸術の才能を持っていて、作中でも様々な作品を作り上げていく姿が見られます。小さな身体で大きな作品を作り上げるはぐみの姿は、とてもエネルギーに溢れていて、彼女を思う竹本や森田といった男の子達の目を魅了していくのでした。

幼い見た目の印象通り、恋愛に疎いはぐみですが、同じく天才肌の芸術家である森田にシンパシーを感じ始め、徐々に心惹かれていくようになります。確実に惹かれ合う関係でありながら、2人の関係は中々進展することはなく、もどかしさにじれったさを感じながらも、その距離感がキュンときてしまうこと間違いありません。

しかし、物語終盤で、はぐみは大きな怪我を負ってしまいます。それは、彼女の芸術活動を脅かすほどのものでした。けれど、その大怪我がキッカケで、はぐみは新たな気持ちを感じ始めます。1度はどん底の状況に陥ったはぐみですが、小さな身体で必死にリハビリに励み、新たに芽生えた想いを告白する、そんなしたたかな姿は必見です。

芸術のあり余る才能を持つ男、森田忍

芸術のあり余る才能を持つ男、森田忍
出典:『ハチミツとクローバー』2巻

森田忍(もりたしのぶ)は、浜田山美術大学彫刻科に在籍しています。彫刻をはじめ、美術、CG、映像、歌など、多岐にわたる才能を発揮しており、多彩な才能を持っています。そんな圧倒的な才能を持つ森田ですが、長期に渡る謎の失踪のため単位数が足りなかったり、卒業制作が期日に間に合わなかったりといった理由で留年を繰り返しているのでした。

ある日長期間失踪していた森田が、何をしていたかということが明らかになります。何と、彼はアメリカで映画を製作していたのです。さらに、その映画が「モカデミー賞」という賞の中の「視覚効果賞」を受賞。そんな超人的な才能を発揮する森田に、同じく天才気質を持つはぐみは徐々に心惹かれていきます。そして、森田自身もはぐみに一目惚れをしており、実質的に両想いのような雰囲気になるのですが……。

はぐみに好意を抱く森田、そして森田と同じくはぐみに一目惚れをした竹本。この2人は、恋のライバルという立ち位置へと変化していきます。はぐみを巡る恋愛模様は、トキメキや切なさがギュッと詰まった、まさに少女漫画の醍醐味といえるでしょう。

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優しさに溢れる少しだけ大人な男、真山巧

優しさに溢れる少しだけ大人な男、真山巧
出典:『ハチミツとクローバー』2巻

真山巧(まやまたくみ)は、浜田山美術大学建築科に在籍しています。1浪して美大に入学しており、竹本の先輩にあたります。スラッとした長身と、赤毛の癖毛や眼鏡が特徴的です。何でもそつなくこなす優等生で、よく気が利く面倒見のよい性格のため、女の子からの評判も抜群です。本編では、竹本がはぐみに一目惚れをする瞬間を目撃してしまいます。それからというもの、竹本の恋を応援してあげる場面がたびたび見られ、真山の面倒見の良さが垣間見える瞬間といえるでしょう。

大人っぽく人当たりのよい雰囲気を持つ真山ですが、実は仲間外れにされることを苦手としており、多忙をきわめていても仲間同士の集まりには参加します。大人っぽく大らかそうに見える真山ですが、意外と子供っぽい一面も持っているところは、微笑ましく感じられる魅力的な部分です。

そんな真山は、花本教授を通じて知り合った原田理花のことが好きで、いき過ぎたストーカーじみた行動に出ることもあります。普段の真山からは想像もつかないようなストーカー行為に、周囲が引くこともあるほどなのでした。熱烈な好意を理花に寄せる真山ですが、理花自身にはたびたびスルーされていて、何でもそつなくこなす普段とのギャップを感じる部分ともいえるでしょう。

また、真山は同学年の山田あゆみから好意を寄せられています。真山自身は、理花一筋と心に決めているのですが、山田に対して完全に拒否を示すこともせず、その行動は煮え切らないものでした。本編では、2人の女性に対して揺れ動く真山の心境が繊細に描かれており、普段はしっかり者である真山の危うさを感じて、思わずギャップにグッときてしまうでしょう。

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「ハチクロ」のもう1人のヒロイン、山田あゆみ

「ハチクロ」のもう1人のヒロイン、山田あゆみ
出典:『ハチミツとクローバー』1巻

山田あゆみ(やまだあゆみ)は、浜田山美術大学陶芸科に在籍しています。真山の同級生で、ずっと真山に思いを寄せていました。完璧なプロポーションの持ち主で、華やかな顔立ちをしており、まさに容姿端麗といえる完璧な美少女です。それゆえ、浜田山商店街や大学の後輩など、多くのファンを持っています。

山田の凄さと言えば、合コンに参加した際には、男性陣全員のハートを射止めてしまうほどのモテっぷりといえるでしょう。しかし、山田はとても酒癖が悪く、酔うと暴れて手が付けられなくなるほどの酒乱でだったのです。その一件がきっかけで、「合コンの破壊神」というあだ名が付けられ、密かに噂が囁かれることも……。見た目とのギャップを感じずにはいられない、おてんばなところも彼女の魅力なのです。

また、かなり独特な料理のセンスの持ち主で、山田の料理を食べた人はその衝撃的な味わいに、失神してしまうほどです。山田の友達でもあるはぐみだけは、山田が作った料理を「美味しい」と言って平気な顔で食べており、ハチクロヒロインズ恐るべし……と、思わずにはいられないでしょう。そんな、美人で芸術の才能もある山田ですが、少し抜けたところもあるところには、好感を感じずにはいられません。

学生の世話役の優しい先生、花本修司

学生の世話役の優しい先生、花本修司
出典:『ハチミツとクローバー』6巻

花本修司(はなもとしゅうじ)は、浜田山美術大学の卒業生で、現在は美術史の教師をしています。従兄弟の娘であるはぐみを可愛がっており、はぐみが作る奇抜な料理を嫌な顔をせずに食べ、事故で怪我を負ったはぐみのリハビリのために、自分の生活を犠牲にしてまでも尽くす姿は、はぐみへの溺愛っぷりを体現しているともいえるでしょう。

学生時代、理花の夫の原田と親友だった花本は、原田と一緒に暮らしていました。後に、彼らの家に転がり込んできた理花と、3人で暮らすようになります。美大に進んだものの、友人達のように芸術の才能には恵まれなかった花本は、たびたび自分探しの旅を行っていました。才能あふれる原田や理花に対し、複雑な感情を抱きつつ、それでもよい友人関係を築いており、人間関係を大事にするところに花本の人の良さを感じさせます。

また、学生たちからは親しみやすい先生として人気があり、災難な目に遭わされることもあることから、先生というよりは学生のようでもあります。学生と同じ目線で物事を考え、悩みを聞いてくれるなど、本編では花本の人柄の良さが随所に感じられることでしょう。

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はかない雪の女王、原田理花

はかない雪の女王、原田理花
出典:『ハチミツとクローバー』4巻

原田理花(はらだりか)は、浜田山美術大学の卒業生で、現在は原田デザインの経営者をしています。思わず目を奪われる程美しい容貌をしていますが、他人に対して壁を作るところがあり、取っ付きにくい雰囲気を持っています。

学生時代から才能に溢れ、ファンも多かった理花ですが、そのクールな雰囲気から「雪の女王」と呼ばれており、周囲からは敬遠されていました。しかし、原田や花本と交流を取るようになってからは、徐々に冷たい雰囲気も解けていき、明るい性格へと変貌していくのでした。特に原田とは親密な関係となり、後に2人は結婚します。

しかし、そんな幸せな生活から一変、突然の悲劇が理花を襲います。自らの過失がキッカケで、原田を事故で亡くした理花。この事故がキッカケで、彼女は再び心を閉ざしてしまいます。そんな理花を支え、愛したいと心を寄せてくる年下の男・真山が、彼女の前に現れるのですが、心に深い傷を負った理花は、真山を遠ざけようと冷たく接するのでした。

最初こそ冷たい印象を感じる理花でしたが、彼女の持つ過去や、本来の性格を知ると、印象が変化していくことでしょう。儚くも美しい理花の、一人で生きるしたたかな姿はとても魅力的です。辛い過去を背負いながら過ごす理花を見ていると、彼女の幸せを願わずにはいられません。

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クールで仕事のデキる大人、野宮匠

クールで仕事のデキる大人、野宮匠
出典:『ハチミツとクローバー』4巻

野宮匠(のみやたくみ)は、藤原デザイン事務所に勤めており、真山の先輩にあたります。優秀な人物で、社会人歴の長さゆえ達観した物の見方を持っているところは、学生キャラクター達には無い個性を感じさせます。

若さゆえに思い悩むことが多い真山や山田に、学生時代だった頃の自分と彼らを重ねる野宮は、時に鋭い言葉で彼らを問い詰めることも。特に、若かりし頃の自分と同じような気持ちで葛藤する真山には、気恥ずかしさや複雑な感情を抱いています。それゆえに真山を放っておけず、たびたび言葉をかける場面が見られるのですが、そんな野宮の姿に「根はいい人」といった印象を感じることでしょう。

恋愛事に関してはドライな野宮ですが、真山に思いを寄せる山田に関心を持ち、積極的に接するようになります。最初は興味本位で山田に近付いた野宮でしたが、本気で山田に惚れてしまい、自らの中の青臭さを取り戻してしまいます。山田に対して本気の告白をしてしまう野宮には、普段とのギャップを感じずにはいられないでしょう。

著者
羽海野 チカ
出版日
2006-09-08
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魅力的なキャラクターが、様々な人間模様を繰り広げていく『ハチミツとクローバー』は、読み進めていくごとに、どんどん夢中になっていくこと間違いありません。ふわふわとした絵柄に癒され、登場人物の繊細な心理描写で物語そのものに引き込まれる、そんな魅力がギュッと詰まった本作を、ぜひ読んでみてくださいね。

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