近年稀に見るスケールのハーレム漫画『おにもて』。主人公の桜太郎がある部活を訪れたことをキッカケに、複数の女子から誘惑されてハーレムを築いていきます。物語の8割がエッチな展開という清々しいまでの男性向け作品ですが、可愛い絵柄なので、ぜひ女性の方もチェックしてみてくださいね。
『おにもて』は、WEBマンガサイトで連載されていた4コマ漫画。
一応は全年齢向けの作品なのですが、作者の月見里中(やまなしかなめ)が成人向けの作家であるため、終始「ちょっとエッチ」なストーリーが展開されていくのが特徴です。
- 著者
- 月見里 中
- 出版日
- 2014-10-09
主人公の少年以外のキャラクターはほとんど全員が美少女で、そしてほとんど全員が主人公に好意を抱いているというハーレムっぷり。
冴えない主人公がなぜか可愛い女の子にモテるというのは王道的展開ですが、本作のスゴイところは、少年が女の子を落とすまでの圧倒的スピード感でしょう。
彼女たちは出会って数コマで彼の虜になってしまい、なかには登場時点ですでにゾッコン状態の子まで……。どうして少年がモテるのか、という煩わしい説明は一切ありません。「モテるからモテるんだ」という力技の理論でハーレムを形成していき、清々しいまでに「男の夢」を実現したストーリーになっています。
ラブコメにありがちな女の子同士のいざこざやトラブルなどの余計な要素もなく、最後までストレスなく読み進めることができます。
そしてなんといってもおにもて部のフィオ、生徒会で双子の響と凪、アイドルの瓔子(ようこ)……と個性豊かなヒロインたちは全員めちゃめちゃ可愛いのです。
この記事では、そんな本作の魅力を1巻から3巻までの見どころとあわせてご紹介します。ネタバレを含むのでご注意ください。
生徒会に所属する主人公・清姫桜太郎(きよひめおうたろう)は、部員不足の「おにもて部」を部室棟から立ち退かせようとしていました。おにもて部には吸精鬼のフィオ、猫又でアイドルの瓔子、牛頭鬼のアリアなどたくさんの鬼っ娘たちが所属しています。
桜太郎自身は懸命におにもて部を追い出そうとするのですが、なぜか鬼っ娘たちから熱烈なアタックを受けてしまうのです。
ほとんど裸に近い服装でベタベタされたり、胸やお尻を触らせられるなど、逆セクハラは日常茶飯事!
おにもて部と出会ってから、桜太郎の「鬼のようにモテる!鬼の娘たちにモテる!」おにもて生活が始まるのでした。
過激なサービスシーンはありませんが、ヒロインたちは常に露出度の高い服装をしていて、ちょっとした1コマのお尻や胸の描写がえっちで萌える作品です。
『おにもて』の1巻を開いた読者は、最初のページでまず面食らってしまうはず。主人公の桜太郎が、わずか1ページ目にして双子の美少女に抱き着かれ、イチャイチャしているのです。
なんの脈絡もなく最初からヒロインを2名を落としているとはさすが……。
双子の美少女の正体は、この学校の生徒会長である響と凪。2人は桜太郎にゾッコンで、学年の違う彼と少しでも一緒にいるために、彼を生徒会に所属させています。双子からそろって「彼女にしてほしい」と誘惑を受け、桜太郎はたじたじ……。
1巻では、そんな彼女たちからお願いをされた桜太郎が、部室棟を立ち退いてもらうために「おにもて部」を訪れることになります。
この世界には「鬼」と呼ばれる種族が存在しており、おにもて部は複数の鬼っ娘たちが所属している部活でした。
ところが桜太郎のモテっぷりは鬼っ娘たちにも変わらずに発揮。まずは部員の吸精鬼・フィオから一目ぼれされてしまいます。
おにもて部の美少女たちと親交を深めていく桜太郎は、「おにもて部を追い出したい」という生徒会と、「おにもて部を存続させたい」という鬼っ娘たちの狭間で揺れることになるのです。
普通なら人間関係のトラブルに発展しそうなこの局面ですが、本作で争うのは「どちらがより桜太郎を誘惑できるか」。彼の心がどっちに傾いていくのかは本編を読んでのお楽しみですが、どっちに転んでも美少女からのご褒美が待っているのは羨ましいですね。
1巻では生徒会長の響&凪、吸精鬼のフィオの3名からモテまくっていた桜太郎。しかし彼の快進撃はこんなところで止まりません。2巻以降はますますケタ外れにモテまくっていきます!
もっとも注目すべきは、1巻では桜太郎を変質者扱いし通報ばかりしていた猫又のアイドル・瓔子が、とうとう陥落するところでしょう。
- 著者
- 月見里 中
- 出版日
- 2015-09-09
初期は桜太郎の天然タラシっぷりを遠くから眺めてはツッコむ冷静なキャラクターだったのに、2巻以降はむしろ誰よりも彼のことを愛するメインヒロイン的な立ち位置にいる瓔子……!初登場時からのギャップが可愛らしく、そんな彼女に桜太郎も少しずつ惹かれていくのです。
おにもて部でずっと仲良しだったフィオと瓔子ですが、彼を巡って少しだけギクシャクしてしまいます。しかし、通常のラブコメではありえないような「ある解決方法」を提示して、すぐに仲直り。そして桜太郎との関係を進展させることに成功するのです。
また2巻からは、他のヒロインたちも本格的に桜太郎争奪戦に参加。マッドサイエンティストの真駒内愛望、吸血鬼の月読日々、牛頭鬼の柳生アリア、魔眼鬼の如月さらぎを加え、合計8名でひとりの少年を奪いあう展開に!
果たして桜太郎の心を掌握するのは一体誰なのでしょうか……。
2巻までで予期せず8人ものヒロインに惚れられてしまった天然タラシの桜太郎。一体誰と付き合うんだ……!?と思っていたら、なんと3巻で全員を彼女にしてしまいました。
女の子全員が公認している8股だなんて、男にとっては夢のまた夢……そんな状況を実現してしまう彼には、感服するしかありません。
- 著者
- 月見里 中
- 出版日
- 2016-06-09
最終巻になっても相変わらずトラブルらしいトラブルは無いのですが、強いていえばこの巻で、桜太郎は新生徒会長に立候補することになります。
生徒会長の座を争う相手は、現風紀委員長の湯布院司。彼は学園一のイケメンとして圧倒的な女性票を獲得していました。さらに桜太郎は男友達がいないということで、形勢は不利かに思われますが……。
なんと桜太郎は、学園一のイケメンである司までもを恋人にすることで、この選挙を乗り切ってしまうのです。とうとう男まで落としてしまったことに衝撃を受ける8人の彼女たち。しかし桜太郎と司が結ばれるのには、ある理由が隠されていました……。
さすがにこれ以上恋人を増やすわけにはいかないと慌てる現彼女たちですが、彼のモテっぷりは最後に1コマまで止まりません。前代未聞のハーレム状態に、最終的には何人の男女を取り込むことになるのか、実際に読んでみてくださいね。