漫画『無能なナナ』あらすじと見どころをネタバレ紹介！ナナの目的とは？【無料】

『無能なナナ』の魅力とは？こんなに面白い！

◎魅力その①読者の想像を裏切る展開の数々

…第1巻の序盤から裏切られる展開には驚きますが、その後のストーリーにも驚かされる展開が多いため目が離せません。

◎魅力その②心理戦

…主人公とライバルのような存在との心理戦も繰り広げられます。同等の頭脳を持つ二人の心理戦には注目です。

◎魅力その③主人公の心境の変化

…最初は与えられた任務をただ遂行していた主人公でしたが、ストーリーが進むごとに心境の変化が現れます。ある存在によって自分の行動に疑問を持ち始めたりなどしていき物語の最後には主人公はどう変化しているのでしょうか？

◎魅力その④能力者と個性的なキャラクター

…本作は能力者の少年少女を集めた学校が舞台のため、面白い、凄い、便利などの様々な能力者たちと個性的なキャラクターがいます。能力を明かしていないキャラもいるためどんな能力持ちなのか考察するのも楽しめます。

そんな魅力いっぱいな「無能なナナ」が、2020年の10月にテレビアニメ化されました！

声優など、詳しい情報はTVアニメ「無能なナナ」公式サイトをチェックしてみてください。

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『無能なナナ』の見どころを3巻までネタバレ紹介！無料で読める！

『無能なナナ』という不思議なタイトル、スプラッタ調ながらも可愛らしいキャラが描かれる表紙に一目で引き寄せられるのではないでしょうか。

そんな本作のは見た目にそぐわぬ特殊能力を用いたバトル漫画なのです。まさかのギャップですが、原作は「るーすぼーい」と知ったら納得する方も多いはず。

るーすぼーいは多くのノベルゲームの名作を生み出したシナリオライターです。彼は読者の意表を突いたり、どんでん返しで驚かせたりするシナリオを得意としています。本作も多分にるーすぼーいらしさが表れている作品となっています。

無能なナナ(1) (ガンガンコミックス)

著者

["るーすぼーい", "古屋庵"]

出版日

2017-02-22

そういった意表を突いたシナリオながらも、超能力バトルものの王道、予想を超える頭脳戦とバトルものとしてもしっかり見どころのある作品に仕上がっているのです。

また、バトルのみならず、タイトルともなっている「無能」という言葉や「正義」の意味についても深く考えさせられる作品となっています。

さて、今回は『無能なナナ』の魅力と内容を各巻ネタバレを交えてご紹介していきましょう。るーすぼーいに裏をかかれないように気を付けてくださいね。

スマホアプリで無料で読むこともできるので、以下から本作の魅力をご自身でご覧いただくのもおすすめです。

漫画『無能なナナ』学園で巻き起こる殺人事件!?【あらすじ】

無能なナナ(2) (ガンガンコミックス)

著者

["るーすぼーい", "古屋庵"]

出版日

2017-05-22

産まれながらに特殊な能力を持った少年少女は「能力者」と呼ばれ、「人類の敵」と闘うためにとある孤島の学園へと強制的に通わされていました。

そこは能力の優劣ですべてが決まる学園。中島ナナオは誰にも能力を見せていないことから、「無能」と呼ばれ嘲笑われていました。

ある日、2人の転校生が学園へとやってきます。そのうちの1人、柊ナナは「心が読める能力」を持っていると公言。そして、彼女の登場から、学園で次々に生徒が殺される事件が起きるようになるのです。

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宙に浮かぶ、炎を操る、そういった特殊な能力を持つ少年少女は「能力者」と呼ばれ、とある孤島の学園に召集されて訓練をおこなっていました。

中島ナナオもその学園の生徒ですが、彼は能力を公開したことがなく、クラスメイトから「無能」と呼ばれて嘲笑を受けていたのです。

そんな能力の優劣ですべてが決められる学園に、柊ナナという可愛らしい少女と小野寺キョウヤという無愛想な少年、2人の転校生がやってきます。ナナはナナオの隣の席となり、初対面なのにしつこいほどにナナオへと話しかけるのです。

無能なナナ(1) (ガンガンコミックス)

著者

["るーすぼーい", "古屋庵"]

出版日

2017-02-22

さらに面倒なことに、ナナは委員長にナナオを推薦。ナナオは嫌々ながらも委員長という名のクラスの「リーダー」決めの決闘へと巻き込まれます。

しかし、ナナオは決闘に参加することなく、端から決闘を眺めていました。そして、ようやくクラスメイトの前でリーダーが決まったかに思えた時に、負けた生徒が激昂し、大きな火球が観戦者を襲います。その様子をみていたナナオがとっさに自分の身体を盾にするように皆の前に立つと、火球が消え去ったのです。

ナナオは「能力を無効にする」という能力を持っており、これを機に無能と笑われていた昨日までとは一転、みなに認められてリーダーに就任します。

このように、リーダー決めの決闘はなんとか無事に終わり、ナナとナナオは2人で海を見ていました。ナナオの能力を発動すればナナの心を読むという能力を無効にできるのでは、という話になりナナオはナナの手を優しく包みます。

聞きたくもない心の声を聞き続けてきたナナは、はじめて何も聞こえないという状態に感動しました。いい雰囲気の2人でしたが、ナナが突然豹変。ナナオを崖から突き落とし……。

間違いなく「え？」と感じる序章となっています。読者は完全に意表を突かれ、驚いた顔をするしかありません。また、タイトルの『無能なナナ』の「無能」という意味を理解したときには「そっちの意味か!?」と感心と驚きを示すこととなるでしょう。

この序章にてがっちり心を掴まれ、次の展開が気になってしまうこと間違いなしです。

とんでもない能力、未来予知！【2巻ネタバレ注意】

ナナオに続き、もう1人クラスから能力者を消したナナ。次に手をかけたのは自分を怪しんでいるキョウヤだったのですが、彼は「不老不死」という能力でなんとか一命を取り留めてしまいます。

キョウヤは「敵」にやられたとクラスで主張し、すでに2人も行方不明となっているこのクラスでは誰も否定ができません。その様子をナナは今後の計画を考えながら見ていたのです。

そしてナナはクラスメイトの犬飼ミチルの「治癒能力」を目の当たりにして、あるプランを実行します。それは自傷することで自分も被害者の枠に入れ、キョウヤからの疑惑の視線を逸らすというプラン。

それでもキョウヤの疑念を完全に晴らすにはいたりませんでしたが、ナナは持ち前の明るさと統率力でクラスのリーダーへと就任したのです。裏からのみならず、表からもクラスを支配しようとします。

無能なナナ(2) (ガンガンコミックス)

著者

["るーすぼーい", "古屋庵"]

出版日

2017-05-22

ナナの計画は順調に進んでいるようにみえましたが、念写で「未来予知」の能力を持つ葉多平ツネキチによって、出鼻をくじかれてしまうのです。

ツネキチがナナへ見せてきたのは、ナナがツネキチを殺そうとする写真。絶対に訪れる未来であることから、ナナがツネキチを殺そうとするのは真実なのです。ツネキチはその写真でナナを脅迫。ナナは大人しく従うしかありません。

そして、さらに驚くべき未来が発覚します。ナナが殺される写真が現像されて……。

今回も1巻に続き、またしても意表を突かれる展開が用意されています。窮地を脱するためのナナの策は普通の頭脳では思いつきません。そして、その策を描くるーすぼーいには脱帽でしょう。

また、ナナのみならずキョウヤの動きも気になるところ。これから物語がどう動くのか、非常に楽しみです。

死者は語れず【3巻ネタバレ注意】

ナナの次なる標的は「死者を動かせる」という能力を持った風間シンジ。

クラスメイトは知りませんが、死体はナナが犯人だということを知っています。そのため、ナナはシンジと彼の幼馴染で常に一緒にいる佐々木ユウカもまとめて処分しようとしました。

しかし、焦りでろくな計画も練らずに動いてしまったナナは、シンジとユウカにハメられてしまったのです。攻勢から一転、ナナは逃げ惑う展開へとなってしまいます。

無能なナナ(3) (ガンガンコミックス)

著者

るーすぼーい

出版日

2018-01-22

シンジたちは逃げ惑うナナを島に眠っていた死体を使って追い詰めます。しかし、ナナには確証はないけれども、一つの勝機があったのです。

死者は朝日に弱い。今までの2人の様子からそのように推理したナナはなんとか朝日が来るまで倉庫に立てこもり耐え忍びます。そして、その推理通り死者は日の出とともに動きを止め、ナナはなんとか窮地を脱したかに思えましたが、ナナが立てこもっていた倉庫の鍵をシンジたちによって外から閉められてしまったのです。

ナナは再び夜が来るのを怯えて待つ以外ありません。日が沈み、シンジたちは勝利を確信して再び倉庫へと向かうと、そこへナナの姿はなく……。

またもや2転、3転する展開に驚かされますが、今回は「誰が正しいのか」ということに疑問を感じる巻となっています。

各々正義とは異なりますが、正義とは決して他に依存するものではなく、己の中の信念であるはずです。その信念を持ってるのは、本作ではいったい誰なのでしょうか。

キャラクターをネタバレ紹介

柊ナナ（CV：大久保瑠美）

無能力者の主人公・柊ナナ。

委員長からの指令「能力者を殺す」ことを受けて、この学園に転入してきました。

小野寺キョウヤ（CV：中村悠一）

行方不明となった妹を探すため、この学園にナナと一緒に転校してきた小野寺キョウヤ。

「不老不死」の能力を有し、ナナオの失踪や他の殺人事件は、ナナが犯人ではないかと疑いを持っています。

犬飼ミチル（CV：中原麻衣）

「ヒーリング」という、外傷を舐めることによって治療を施すことができる能力の持ち主・犬飼ミチル。

いじめを受けていた人の治療も率先して助けようとするほど、心優しい少女。

橘ジン（CV：遊佐浩二）

昔、この学園の生徒だった男、橘ジン。

「変身」の能力で人やあらゆる生物に変身することが可能。さらに、変身した者の、能力をもコピーすることができます。

中島ナナオ（CV：下野 紘）

能力をひた隠しにしていたため無能、とばかにされていた中島ナナオ。

本当は「無効化」できる能力を持っていました。

葉多平ツネキチ（CV：田丸篤志）

「未来予知」の力をもつ、葉多平ツネキチ。

その未来は絶対に外れることはなく、運命を変えることはできないと自負しています。

風間シンジ（CV：ニノ宮愛子）

寮で寝ていることが多い生徒、風間シンジ。

「死体を操作」（＝ネクロマンシー）する能力を持っており、記憶や能力、その視界までも自由自在に操ることができます。

しかし、実際のところ彼は「怪力」の能力者であり、数年前、すでに死亡が確認されていました。

佐々木ユウカ（CV：富田美憂）

シンジの幼馴染で、「怪力」を自称していた生徒・佐々木ユウカ。

実際は、彼女が「死体を操作」（＝ネクロマンシー）する能力を持っており、それを使いシンジを操っていました。

毎度驚かされる展開が続く『無能なナナ』。読んでみると意表を突かれるのがクセになってしまうでしょう。